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概要編集

ブログとは、World Wide Web上のウェブページのURLとともに覚え書きなどを加えログ(記録)しているウェブサイトの一種である。


語源は、「WebをLogする」という意味でWeblog(ウェブログ)と名付けられ、それが略されてBlog(ブログ)と呼ばれるようになった。現在では、作者の個人的な体験や日記、特定のトピックに関する必ずしもウェブに限定されない話題などのような、時系列で比較的頻繁に記録される情報についてのウェブサイト全般を含めてブログと呼んでいる。


日本におけるブログの浸透は2002年頃であるとされている。元々外国ではやっていたブログサービスの日本語化などが行われ、有名人や企業などもこぞってブログに参加した。眞鍋かをり中川翔子などブログ発の芸能人も登場した。


しかしながら著名人のブログなどで書かれた内容などは場合によっては2chなどで物議を醸すことになったり、ブログの内容がきっかけでコメント欄に批難があつまったりする(炎上)ことも珍しくなく、結果としてブログ閉鎖などが起こることも多い。佐世保の小6女児同級生殺害事件などブログがきっかけとなった犯罪も存在する。


ブログの便利な点はネット上だけで更新ができる点。インターネットのウェブサイトの更新と異なりネット上のサーバーログインし簡単に記述できる、という手間の少なさが利用者増大のきっかけの一つであると思われる。そんなこと当たり前じゃないかと思うかもしれないが、当時大半のウェブサイトはHTMLのソースコードを一から書いてFTPでアップロードというのが一般的だった(リンクなども手動でやる必要がある)。

また閲覧者はそのブログに対してコメントを残すことができたり、トラックバックをつけることができたりするためコミュニケーションをとれることも一つの売りである。


2010年代ではミニブログサービスのTwitterが普及したため、twitterに完全移行した人、twitterで書けない長文をブログにまわす人、Twitterでブログの更新情報を通知するという使い方をする人も多くいる。

ただ個人ブログ全盛期と比べるとまとめブログやSEO対策に特化した「いかがでしたか」「いかがでしたでしょうか」ブログが増殖したため、検索精度は落ちているのが平成後半から令和の現状である。


主なブログサービス編集

提供元はYahoo!JAPAN。初心者でも使いやすい機能が過不足なく取り揃えられているが、初心者向けなのかカスタマイズ性はかなり低い。以前はさらに簡易版であった「ジオログ」も提供されていたが、2019年をもってどちらもサービス終了している。

提供元はgoo。有料プランが設定されており、ディスク容量のアップやアクセス解析などの特典が用意されている。

提供元はライブドア。まとめブログではFC2との二台巨頭。

  • FC2ブログ

提供元はFC2。FC2が提供している動画サイトサービスとの関係なのか、アダルトブログが多く存在する。

提供元はGoogle。CSS準拠のテンプレートや動画投稿機能などかなり高機能。投稿に複数のラベルを貼り付けることが出来、カテゴライズできる。

本来は自分が借りた、あるいは立ち上げたサーバーにインストールして使用するプログラムだが、レンタルブログとしても存在する。プラグインで機能をどんどん拡張していけるのが特徴で、自分でプラグインを開発することも出来る。

技術系ブログサービス。MarkDown語法と呼ばれる簡易HTMLで書ける。日々変化しているので、見てて楽しい。2011年リリース → Qiitaのサービス名の由来

Qiita と同じく技術系ブログサービスで、こちらもMarkDown語法で記述する。

2020年9月リリース → Zennを支える技術とサービス構成

pixiv同様の投稿サイトという位置付けだが、個人ブログの文化圏に属する。


ちなみに、実はpixivも一時期ブログサービスを提供していたことがある。→pixivブログ

システム自体はライブドアブログから提供を受けていたため、pixivのアカウントさえあればライブドアの高機能ブログをすぐに始められるという豪勢なサービスであった。

が、いろいろあってあまり人気が出ず、2009年にスタートしたものの2011年に早くも終了がアナウンスされ、結果的には約3年の短命サービスに終わっている。データも削除されたため、今ではその存在を覚えている人さえ少ない。


関連タグ編集

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