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概要編集

一連の地震活動において、本震(最も規模が大きい地震)の震源域となる領域で本震に先立って発生する地震のこと。対義語余震

規模が大きい地震では必ずと言って良いほど余震が起こるが、前震は発生しないこともある。前震も余震も伴う地震活動を「前震‐本震‐余震型」といい、前震を伴わず余震のみを伴う地震活動を「本震‐余震型」という。

主な前震の事例編集

  • 1943年9月10日鳥取地震(M7.2)では、半年前の3月4日にほぼ同じ場所でM6前後の地震が2回発生したが、これは広い意味での前震と考えられている。
  • 2003年7月26日の宮城県北部地震(M6.4・震度6強)では、本震のちょうど7時間前にM5.6(震度6弱)の前震が発生した。また、この地震では本震の後もM5〜6程度の余震が頻発し、震度5〜6の強い揺れがたびたび観測された。
  • 2011年3月11日東北地方太平洋沖地震(M9.0・震度7)では、本震の2日前の3月9日にM7.3(震度5弱)の前震が発生した。
  • 2016年4月16日熊本地震(M7.3・震度7)では、本震の28時間前(4月14日)にM6.5(震度7)の前震が発生した。
  • 2022年3月16日福島県沖地震(M7.4・震度6強)では、本震の2分前にM6.1(震度5弱)の前震が発生した。
  • 2024年1月1日能登半島地震(M7.6・震度7)では、本震の4分前にM5.5(震度5強)の前震が発生した。本震の震源付近では2018年頃から地震回数が増加傾向となり、2020年12月から群発地震活動が活発化し、2022年6月にM5.4(震度6弱)、2023年5月にM6.5(震度6強)の地震が起こるなどしたが、これらも広い意味では前震といえる。

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