曖昧さ回避
概要
計算式
log₁₀E=1.5M+4.8
(E:エネルギー M:マグニチュード)
数値が0.2増えるとエネルギーは2倍、1増えると約31.62倍、2増えると31.62×31.62で1,000倍となる。また、数値が1増えると発生の頻度はおよそ1/10となる。
M5~6.5で中規模地震、M7~7.5で大地震、M8~8.5で巨大地震、M9以上で超巨大地震とされる。
一般にM6を超える程度の直下型地震が地下20キロメートル前後の深さで発生すると、ほぼ確実に建物が損傷または倒壊し、死傷者が発生する災害となる。またM7を超えると津波が発生する確率が高くなる。
現在、地球上で観測された超巨大地震で最大規模のものは1960年に発生したチリ地震のM9.5とされ、M10.0が地球上で起こり得る最大の地震とされる。
もちろん、あくまでも「起こり得る」だけなので、理論上、地球が真っ二つになるようなレベルで断層が動いた場合はアラレちゃんの地球割りに匹敵するM12という恐ろしい規模になると想定されている。さらに外的要因であれば話は別。恐竜を絶滅させたとされる隕石の衝突により引き起こされた地震の規模はM13に達したとされている(下記「関連動画」参照)。
主な地震のマグニチュード比較
- M5.2
- 長岡地震(1961年)
- M5.3
- 内浦湾地震(2016年)
- M5.4
- 長野県中部地震(2011年)
- M5.6
- 宮城県北部地震の前震(2003年)
- M5.9
- 千葉県北西部地震(2021年)
- M6.0
- 千葉県北西部地震(2005年)
- M6.1
- M6.2
- イタリア中部地震(2016年)
- M6.3
- 明治熊本地震(1889年)
- ラクイラ地震(2009年)
- 淡路島地震(2013年)
- M6.4
- 大分県中部地震(1975年)
- 宮城県北部地震の本震(2003年)
- 静岡県東部地震(2011年)
- M6.5
- M6.6
- M6.7
- M6.8
- 北但馬地震(1925年)
- 三河地震(1945年)
- 長野県西部地震(1984年)
- 新潟県中越地震の本震(2004年)
- 新潟県中越沖地震(2007年)
- 岩手県沿岸北部地震(2008年)
- M6.9
- 伊豆半島沖地震(1974年)
- 能登半島地震(2007年)
- M7.0
- 明治東京地震(1894年)
- 伊豆大島近海地震(1978年)
- 福岡県西方沖地震(2005年)
- ハイチ大地震(2010年)
- 福島県浜通り地震(2011年)
- M7.1
- メッシナ地震(1908年)
- 福井地震(1948年)
- 浦河沖地震(1982年)
- 三陸南地震(2003年)
- M7.2
- M7.3
- M7.4
- 八重山地震(1771年)
- 善光寺地震(1847年)
- 根室半島沖地震(1973年)
- 宮城県沖地震(1978年)
- 福島県沖地震(2016年)
- 福島県沖地震(2022年)
- M7.5
- 新潟地震(1964年)
- 日向灘地震(1968年)
- 釧路沖地震(1993年)
- M7.6
- M7.7
- アンカシュ地震(1970年)
- 日本海中部地震(1983年)
- インド西部地震(2001年)
- 台湾東部沖地震(2024年)
- M7.8
- M7.9
- M8.0
- M8.1
- 昭和三陸地震(1933年)
- 小笠原諸島西方沖地震(2015年)
- M8.2
- 元禄地震(1703年)
- 十勝沖地震(1952年)
- 北海道東方沖地震(1994年)
- M8.3
- 貞観地震(869年)
- M8.4
- 安政東海地震(1854年)
- 安政南海地震(1854年)
- M8.5
- 明治三陸地震(1896年)
- M8.6
- 宝永地震(1707年)
- 海原地震(1920年)
- M8.8
- チリ地震(2010年)
- M9.0
- カムチャツカ地震(1952年)
- 東北地方太平洋沖地震(2011年)
- M9.1
- M9.2
- アラスカ地震(1964年)
- M9.3
- 日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震(想定)
- M9.5
- チリ地震(1960年)
- M10
- 地球上で発生しうる最大規模の地震
- M13
- 約6,500万年前のチクシュルーブ隕石の衝突(恐竜が絶滅)
関連動画
関連タグ
地球割り…実際に行うにはM15(チリ地震のなんと180,000,000倍)ものエネルギーが必要との事。それをいとも容易く行うアラレちゃんはもちろんだが、そのアラレちゃんを製作した千兵衛さんって一体…。→関連リンク