文字通り、規模が極めて大きい地震のこと。学術的に厳密な定義はないが、M(マグニチュード)8以上の地震を指してこう呼ぶことが多い(M7以上の地震は一般に「大地震」と呼ばれる)。M9以上の地震の場合は「超巨大地震」とも呼ばれる。巨大地震が発生する場所は地球上で限られており、断層の中でもとりわけ規模が大きいものにより引き起こされるが、特に海溝やトラフなどのプレート境界で発生しやすい(プレート境界地震)ため、しばしば巨大津波を発生させる。世界で発生した巨大地震(超巨大地震)のうち著名なものとして、1960年のチリ地震(M9.5・記録に残る中で世界最大の地震)、2004年のスマトラ島沖地震(M9.1)、2011年の東北地方太平洋沖地震(M9.0)などが挙げられよう。
規模の大きい地震 トップ5(1900年以降)
順位 | 年 | 地震の名称 | 規模 |
---|---|---|---|
1位 | 1960年 | チリ地震 | M9.5 |
2位 | 1964年 | アラスカ地震 | M9.2 |
3位 | 2004年 | スマトラ島沖地震 | M9.1 |
4位 | 2011年 | 東北地方太平洋沖地震 | M9.0 |
4位 | 1952年 | カムチャツカ地震 | M9.0 |