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概要

1891年10月28日6時38分頃、岐阜県愛知県(濃尾地方)を中心に発生した巨大地震。震源地は北緯35.6度・東経136.6度。規模(マグニチュード)はM8.0で、日本における最大規模の内陸地震直下型地震)である。死者7,273人、負傷者1万7,175人、全壊家屋約14万2,000棟。震源付近では家屋倒壊率100%の集落もあった。


規模の大きい日本の内陸直下型地震

順位地震の名称規模
1位1891年濃尾地震M8.0
2位2024年能登半島地震M7.6
3位1847年善光寺地震M7.4

この大地震を受けて、国は翌年(1892年)に震災予防調査会を設置、その活動は1923年の関東大震災を経て東京大学地震研究所に引き継がれた。

この地域では、745年に天平地震、1586年に天正地震が発生しており、これらも濃尾地震に匹敵する(巨大な)内陸地震であった可能性がある。

なお岐阜県では、濃尾地震が起きた10月28日を「地震防災の日」としている。

根尾谷断層

濃尾地震は、根尾谷断層という活断層が引き起こした大地震である。

震源地でもある岐阜県本巣市では、全長80km・最大左横ずれ変位量8m・最大上下変位量6mという巨大な地震断層が地表に出現、その断層崖は国の特別天然記念物に指定されている。

この根尾谷断層は日本最大の地表地震断層であり、兵庫県南部地震で出現した野島断層よりもはるかに大きいものである。

濃尾地震を引き起こした根尾谷断層を撮影した写真は、日本の教科書書籍等にはもちろん、海外の教科書等にも広く掲載されており、世界的に有名である。

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