概要
長きにわたりカリスマ的な支持を誇る、日本を代表する男性シンガーソングライターの一人である。
代表曲に「巡恋歌」「とんぼ」「乾杯」など多数。
解説
1956年9月7日、鹿児島県鹿児島市出身。
高校時代に吉田拓郎に影響を受け、九州産業大学在学中に音楽コンテストに入賞してプロ入りし大学は中退。
1977年に「雨の嵐山」でデビュー(一般的には再デビューとなった1978年の『巡恋歌』が知られている)。
日本では数少ない、男性ソロシンガーとしてミリオンセールスを記録した人物の一人であり、なかでも「とんぼ」「乾杯」は今なお多くの人に歌い継がれている。
デビュー当時は現在と比較して、声はおろか見た目が違う事で有名である。
見た目の方は長髪で線が細かったのが、肉体改造の結果、短髪で色黒のマッチョマンへと変貌した。
声の方はうがい薬の原液や高度数のアルコールでうがいなどする事で、手に入れたものである(彼が福岡にいた頃に歌った新宮霊園のCMソング【現在でも福岡県内で放映中。ただし名義は「永渕剛」】は、現在とは違い澄みきった声をしている)。
初代の妻は石野真子、現在の妻は元アクション女優の志穂美悦子。
志穂美との間に3児があり長女は女優の文音、長男はラッパーのWA航RU、次男はレーシングカードライバーの長渕蓮と全員が芸能に進んでいる。
日本人として生まれ育った事への誇りから、日の丸に対して敬意を表しており、楽曲の歌詞にその思いを込めている。ライブでも自ら日の丸を掲げたり、ファンが日の丸を振ったりする光景が見られている。また、2012年に開催されたツアーでは「親知らず」の途中で国歌「君が代」を10,000人もの観客と共に歌った。
2022年に新型コロナウイルスに感染。回復後に全国ツアーで「俺、コロナになっちゃったけどね、たいしたことないんですよ、ほんとに」「おかしいです、今、日本は。本当におかしい。本当におかしいよ」「だまされんじゃねぇぞ」と、日本国内でのコロナをとりまく風潮に私見を述べた。一方でネット上では「自分が大丈夫だったからみんなも大丈夫論。医療従事者への感謝はなし」と批判された。