アルバム「時代は僕らに雨を降らしてる」解説
1982年9月1日に東芝EMI/エキスプレスよりリリースされた。
1.時代は僕らに雨を降らしてる
歌詞の中の「1969」は中津川フォークジャンボリーの事と言われている。
2.どしゃ降りRainy Day
デビュー前に作られた「君がやってくる」を改編して収録している。
3.交差点
アコースティックギターのみで演奏されるバラード曲。1990年代中盤以降ライブで演奏される事が
多くなり、再録やベストアルバムも多数収録されている。
4.愛してるのに
声質が変わって以来、あまりライブでも歌われなかったが、1993年の大阪城ホールでのライブで
久々に歌われた。その音源はシングル「RUN」(1993年)のカップリング曲として収録されている。
テレビでは2007年に放送されたMusic Loversでも放送された。
5.ローディー(To 1981〜1982 TSUYOSHI N. TOUR STAFF)
ローディーとは、ミュージシャンやバンドに付き添い機材を運んだり、舞台のセッティングなどを
するスタッフの事である。サブタイトルにもある通り、元々は1981年から1982年にかけて
行われたコンサートツアーのスタッフへの想いを歌った曲である。
6.18インチの罠
上京してきたばかりの石野真子をモデルに少女の悲劇をテーマにした曲。
7.晴れのち曇り時々雨
8.夢破れて
ギター一本で歌われる、現状への不満を歌った曲。後にアルバム『NEVER CHANGE』(1988年)で再録音されている。
9.青春は手品師
テレビドラマ『王貞治物語』(1982年、TBS系列)のテーマ曲として、
作詞に阿久悠を迎えて制作された。ドラマには長渕自身も出演している。
10.マリア
デモテープの段階では風呂場で録音した。多重コーラスによる聖歌のような楽曲である。