概説
神への信仰、信仰者への祝福、宗教的な神話などを歌詞とする、宗教音楽。
特にキリスト教で発達した分野であり、教会にピアノやオルガンを設備し、ミサや記念日に信者たちが一丸となって歌う姿が知られる。
賛美歌は聖歌のジャンル区分のひとつに当たり、特に神や精霊への信仰を謳ったものを指す。
ローマ・カトリック教会が中世で創始した「グレゴリオ聖歌」、歌い手を二陣営に分けて互い違いに合唱する「頌歌(アンセム)」、舞踏用の民謡を宗教音楽へと転向させた「祝歌(キャロル)」、楽器を用いずに複数の独立パートで構成した「無伴奏聖歌(モテット)」などに大別される。
創作における聖歌
BGMやイメージのモチーフとして、古くから取り入れられてきた。
アニメやゲームのBGMとしても積極的に取り入れられ、特に80年代から90年代にかけて起きた表現の転換から、聖歌が持つ独自の雰囲気が好まれ、急速に取り入れられていった。