もしかして:伊東歌詞太郎
はじめに
ピクシブ百科事典はJASRACに使用許諾を得たサイトではありません。
歌詞の掲載は著作権侵害となりますので、歌詞の掲載に関しては絶対に行わないでください。
概要
pixivでは主に楽曲の歌詞を絵に織り込んでいたり、オリジナル楽曲の歌詞を募集したりするイラストにタグがついている。
既存の楽曲の歌詞を使っているものは著作権法に接触する(pixivの二次創作は大体そうなので、これもグレーゾーンの一つという位置づけではあるが)。
歌詞の著作権
本来、権利者の許可なく著作物である歌詞を利用する行為はれっきとした著作権侵害行為であり、音楽権利保護団体JASRACの管理下にある楽曲の場合、使用料を請求されるあるいは削除されるなどのトラブルに発展する可能性が高い。もちろん権利者に掲載許可を取れば全く問題ないが、市販されている楽曲に関しては使用料金が発生する場合が多い。著作権が切れている曲に関しては無断で掲載しても法的には全く問題がない。
歌詞の転載に関しては関連リンクの様な事例も存在する。詳細は、そちらを参考にするかネットサーフィンを行って現状を知ることも大事である。
ピクシブ百科事典でも、原則として歌詞の掲載は控え、合法的に歌詞を載せているサイトにリンクを張るほうが賢明だ。
曲イメージの大百科に使用する関連イラストやメイン画像でも歌詞を転載しているレベルの物は使用しない方がベストである。
また、歌詞を使用した作品についてはガイドライン上に明確な記載がなかったため半ば放任状態であったが、2020年現在の時点では運営側が明確にガイドラインを打ち出しており、歌詞を使用したイラストや小説作品についても運営から警告がくるようになったのでできるだけ投稿をしないようにしよう。
pixivではJASRACとの使用許諾の契約は行っておりません。
他者に著作権のある歌詞や作品が確認された場合は、警告のメッセージをお送りし、修正、または公開の停止をお願いしております。
(お問い合わせ『小説内で歌詞を利用したい』より抜粋)
歌詞の引用
歌詞の引用自体は可能である。
引用には
- 「引用する必然性がある(例えば自分の意見を述べる際の根拠として必要)」
- 「文章と引用部分が主従関係にある」
- 「引用部分を最小限にとどめる」
- 「引用元を明示する」
などの条件がいくつかあるが、これらをちゃんと満たしていれば許可を取らなくても使用することが可能。法律で保障されていることなので、著作権者が「禁止」と明言していてもやめさせることはできない。
もちろん、一部分のみであれば使用してもいいという意味ではないので注意。
例えば「いい歌詞があるので紹介します」などのようなものは「引用する必然性がある」「文章と引用部分が主従関係にある」を満たしていないのでもちろんダメ。
「法律で規定された条件をすべて満たした上でのみ許される部分的な無断転載」というのが引用の趣旨なので、きちんと法律の詳細を理解するようにしよう。(ここの記事における「引用」の記事にも目を通しておこう)
また、ごく短い文や日常的に多用されているフレーズなどはもちろん問題ない。もしこれがダメだったら「空を飛ぶ」「一緒に帰ろう」などとと言うことさえできなくなってしまう。
JASRAC無信託の場合
例外的にニコニコ動画発のボカロ曲などは歌詞の転載された記事が多い。JASRACに無信託の曲が多く、許可は作者個人に委ねられるという環境のもと、ほぼ黙認状態となっている。ただし、中にはJASRAC信託曲(他アーティストによるカバー含む)もある為、転載は控えるべきだろう。
それ以前に歌詞の掲載されているウィキの転載行為は、無信託曲であっても著作権違反である事を忘れてはいけない。
著作物そのものが企業及び個人の著作権の保護のためのものだからである
JASRAC無信託でも独自で楽曲管理をしているケース(BEMANI楽曲、ゲキチュウマイ等の音楽ゲーム楽曲に多く見られる)に関しても権利は個人ないし団体に帰属している為、基本的に転載と認められるような引用等は避けるべきである。
例外があるとすれば
- 著作権切れ(今までは作詞者の死後50年以上だが、TPPによって70年以上に変更)した歌詞。ただし、別の権利団体に委託されているケースもあるので事前に調査が必要。
- アーティスト本人の投稿によるJASRAC無信託曲(BMSや東方アレンジに代表される信託が難しいであろうケースの楽曲)の歌詞。
要するに、例外のケース以外で歌詞を丸ごと載せると言う事は無断転載と変わりがないという事を意味している)
ただし、アーティスト本人による物は自演等と言われる場合もある為、ニコニコ大百科や別のサイトを利用する可能性が高いだろう。
上記に該当する数少ないケースとしてピクシブ百科事典にも英国擲弾兵とピクニック(いずれも著作権切れ)が存在するが、こうしたケース以外は基本的にNGである事を考え、該当大百科を作成して欲しい。
なお、pixivではないがハーメルンでは条件付きで歌詞引用が可能となっている。詳細はリンク先を参照。