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英国擲弾兵

えいこくてきだんへい

The British Grenadiers(訳:英国擲弾兵、イギリスのグレネード兵)とは、イギリス軍の行進曲。
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概要編集

イギリスの行進曲で、作詞・作曲者は共に不明。タイトルは「英国擲弾兵連隊行進曲」とも表記される。


イギリス軍擲弾兵(手榴弾兵)、いわゆるエリート歩兵の部隊が使用する行進曲として知られ、17世紀末頃から使用されており、アレクサンダー大王ヘラクレスヘクトルにひけをとらぬ英雄だと英国擲弾兵を賞賛する歌詞がついている(現在の歌詞に固まるまでは複数のバリエーションが存在した)。


本来の擲弾兵とは、文字通り手榴弾を投擲する兵である。当時の手榴弾は、現在のように安全装置はなく、導火線に着火して投擲するため扱いが難しく、高度な技術を求められた。加えて、投擲するためにはかなりの腕力が必要となるため、必然的に大柄な人間が集められていた事から一種のエリート兵となっていた。現在では名誉称号となっている。


現在では、バッキンガム宮殿を守る近衛歩兵連隊の他、カナダの擲弾兵連隊や砲兵連隊も行進曲として使用している。



日本では、ユーキャンのCMやTVアニメガールズ&パンツァーのBGMとして使用された。

(中の人ネタとしてタイムボカン24でも使用された事もある)



歌詞編集

※オリジナルの歌詞・曲についてはJASRACの信託外(著作権消滅)である。


原文編集


Some talk of Alexander,

Aand some of Hercules

Of Hector and Lysander,

And such great names as these.

But of all the world's great heroes,

There's none that can compare.

With a tow, row, row, row, row, row,

To the British Grenadiers.


Those heroes of antiquity

Ne'er saw a cannon ball,

Or knew the force of powder

To slay their foes withal.

But our brave boys do know it,

And banish all their fears,

Sing tow, row, row, row, row, row,

For the British Grenadiers.


Whene'er we are commanded

To storm the palisades,

Our leaders march with fusees,

And we with hand grenades.

We throw them from the glacis,

About the enemies' ears.

Sing tow, row, row, row, row, row,

The British Grenadiers.


And when the siege is over,

We to the town repair.

The townsmen cry, "Hurrah, boys,

Here comes a Grenadier!

Here come the Grenadiers, my boys,

Who know no doubts or fears!

Then sing tow, row, row, row, row, row,

The British Grenadiers.


Then let us fill a bumper,

And drink a health to those

Who carry caps and pouches,

And wear the loupèd clothes.

May they and their commanders

Live happy all their years.

With a tow, row, row, row, row, row,

For the British Grenadiers.


日本語訳編集


アレクサンドロス大王か、

はたまたヘラクレスか、

ヘクトルまたはリュサンドロスと人は言う。

しかし全世界の偉大な英雄であれど、

比するものはない。

英国の擲弾兵に

比するものはない。


いにしえの英雄は

砲弾を見たことはない。

仇ら殄戮する

火薬の力を知らない。

だが、我らが勇士はそれを知る、

恐れを全て打ち棄てて。

いざ唱えよう、

英国擲弾兵を。



防柵を強襲せよと

命令が下れば

隊長は信管を、

我らは手榴弾を手に持ちて進む。

我らはこれを投擲し、

敵の耳を驚かす。

いざ唱えよう、

英国擲弾兵を。


かくて包囲戦は終わり、

我らは街を取り戻す。

市民ら泣き、「万歳、兵士よ、

擲弾兵がきたぞ!

我らが丈夫、疑念も恐怖も

抱かぬ擲弾兵が来たぞ!」

いざ歌声をあげよう、

英国の擲弾兵。


その時、縁まで杯を満たし、

健康を祝して乾杯する。

軍帽と背嚢を身に着け、

交紐の軍服を着る者達を。

兵達よ、指揮官らよ、

末永く幸あれ

いざ称えよう、

英国の擲弾兵を。



関連リンク編集


余談編集

この楽曲に関しては、上記でも記載されている通りに著作権消滅と言う事で歌詞を掲載しても問題のないレアケースとなる。


それ以外の著作権が有効な楽曲における歌詞掲載は、著作権使用料の請求等に発展するので絶対に行わない事。

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