曖昧さ回避
概要
1938(昭和13)年発表。
作詞作曲:東辰三(あずまたつぞう)
歌唱:東京リーダーター・フェル・フェライン
曲名の「荒鷲」とは当時の飛行戦隊・航空隊の搭乗員を表す。
歌詞中に出てくる「赤蜻蛉」とは当時の海軍の練習機である九三式中間練習機や陸軍の九五式一型練習機の通称。
日本陸海軍の練習機は橙色で塗られており、それが「赤トンボ」に見えることが由来である。
注・作詞作曲者の東辰三氏は1950年に死去し、著作権は2001年をもって失効しパブリックドメインとなりました。よって歌詞とレコード音源を掲載します。
1.
見たか銀翼この勇姿
日本男児が精こめて
作つて育てたわが愛機
空の護りは引受けた
来るなら来てみろ赤蜻蛉
ブンブン荒鷲ブンと飛ぶぞ
2.
誰が付けたか荒鷲の
名にも恥ぢないこの力
霧も嵐もなんのその
重い爆弾抱へこみ
南京ぐらゐは一またぎ
ブンブン荒鷲ブンと飛ぶぞ
3.
金波銀波の海越えて
雲らぬ月こそわが心
正義の日本知つたかと
今宵また飛ぶ荒鷲よ
御苦労しつかり頼んだぜ
ブンブン荒鷲ブンと飛ぶぞ
4.
翼に日の丸乗り組みは
大和魂の持ち主だ
敵機はあらましつぶしたが
あるなら出てこいおかはりこい
プロペラばかりか腕もなる
ブンブン荒鷲ブンと飛ぶぞ
関連タグ
アニメンタリー決断:第7話「マレー沖海戦」で陸攻隊の離陸シーンで使用。