概要
昭和期の日本のポピュラー音楽。演歌もこれに含まれる。アイドルが歌うものはアイドル歌謡と呼ぶ(ただし、古くは「歌謡曲」は主にクラシック音楽の歌曲を指していた)。
戦後歌謡曲は演歌よりは洋風で和服もあまり着ないことが特徴だが、境界は定かではない。
1970年前後には、フォークやニューミュージック、和製ロックやブルースなどの音楽ジャンルが当時の若者(団塊の世代以降)に人気を呼ぶようになり、こうした新ジャンルを包括する日本のポピュラーソングを指してニューミュージックという呼称が使用されていたが、平成に入る頃からJ-POPと呼ばれるようになった。
これ以降、音楽界はJ-POPと演歌という体制となり、歌謡曲のうち演歌寄りのものは演歌に、そうでないものはJ-POPに吸収され、「歌謡曲」という言葉は昭和音楽の歴史用語になっている。