作詞・作曲:桑田佳祐
編曲:サザンオールスターズ
ストリングスアレンジ:島健
記録(オリコン)
8cm盤 | 2005年12cm再販盤 | 合算 | |
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初動売上 | 65.4万枚 | 7648枚 | |
累積売上 | 291.2万枚 | 2.4万枚 | 293.6万枚 |
最高順位 | 1位(通算5週、2000年2月7日~2000年2月14日付、2000年2月28日~2000年3月13日付) | 20位(2005年7月4日付) | |
チャートイン期間 | 44週(2000年2月7日~2000年10月30日付、2001年1月1日~2001年1月29日付) | 13週 | 57週 |
概要
2000年のTBS「未来日記」テーマソングとして採用された。
失恋したときの押し寄せる悲しみを歌った、「いとしのエリー」「真夏の果実」と並ぶ、サザンオールスターズの代表曲(この3曲はサザンデビュー30周年ライブ『真夏の大感謝祭』で連続して歌われた。このことを桑田佳祐は、自身が大好きなプロレスにたとえ、「馬場の16文キックとか、猪木の卍固めとかですよね」とコメントしている。昭和プロレスファンしかわからない)。
言わずと知れたサザンオールスターズ最大のヒット曲。
この曲が発売される当時は「LOVEマシーン」で勢いに乗っていたモーニング娘。の「恋のダンスサイト」と同時発売でこれが1位を獲得すると誰もが予想していた。
しかし上述の未来日記で瞬く間に「TSUNAMI」が広まり、初回限定盤は入荷日の1月25日のわずか一日だけで全国で完売、「恋の~」が初週だけで60万枚という異例の売り上げを記録したにもかかわらずそれを上回る65万枚を売り上げ1位を獲得するという予想外の結果となった。
2000年という記念すべき年に入り早々「大御所からとんでもないヒット曲が出た」と誰しもが確信した瞬間であった。
2000年末までに288万枚を売り上げ2000年シングルの年間チャート堂々の1位を記録した。
その後2005年に12cmで再発売されたことで、「だんご3兄弟」の記録を抜き、日本歴代シングルセールス第3位を記録した。しかし、2016年に「世界に一つだけの花」に抜かれて再び4位になった。
なお1位の歌手は1993年に引退、2位は2012年に死去、3位は2016年に解散しているため、2020年現在でも本人による披露が可能な曲としては最高セールスとなる。
デビュー30周年記念ライブのファンからのランキングでは、聴きたい曲第6位。
東日本大震災で甚大な津波被害が発生して以降は被災者の感情への配慮および桑田自身への戒めとしてライブでの演奏が行われなくなった。しかし、多くのファンや被災した東北地方の人達からは「曲に罪はない」と擁護されている。また、2013年には齋藤希代子がこの曲に「鎮魂歌」とサブタイトルをつけてカバーした。
2018年に発表されたベストアルバム『海のOh,_Yeah!!』に一曲目として収録された。これはディレクターの提案により決まったもので、桑田もこの曲順でアルバムを聴き納得した。
弁護士の北村晴男はこの曲が好きであることを公言している。『行列のできる法律相談所』(日本テレビ)2008年1月13日放送分ではカラオケの十八番と紹介され、この曲を歌唱している。また、好きであるがゆえに自身の葬儀ではサザンの楽曲をメドレー形式でかけることを希望しており、この曲以外にも「涙のキッス」「真夏の果実」「蛍」も必ずかけるよう要望し、他の曲の選曲については「家族や友人に任せます」と語っている。また、長男の晃一が神奈川・桐光学園高等学校の二塁手として2001年春に第73回選抜高校野球大会に出場した際の入場行進曲がこの曲であり、父である晴男は阪神甲子園球場で試合を観戦した際にこの光景を目の当たりにして泣いた事を明かしている。
関連動画
サザンオールスターズ - TSUNAMI
サザンオールスターズ - プレミアムアルバム『海のOh, Yeah!!』トレーラー
関連タグ
サザンオールスターズ 津波 通りゃんせ(サザンオールスターズの楽曲)