ジャニーズ事務所所属。
日本における「アイドル」という枠や固定観念を打ち破り、20年以上もの長きに渡って芸能界を牽引し続けた国民的グループである。
概要
1988年結成、1991年デビュー。デビュー曲は「Can't Stop!!-LOVING-」。
グループ名の「SMAP」は結成当時のキャッチコピー、「Sports Music Assemble People」(スポーツや音楽をやる為に集まった人々)の頭文字から取っている。
解散に至るまでの活動は多岐にわたり、スポーツを筆頭に俳優、声優、司会、バラエティ、コントまで何でもこなすマルチグループとして活躍を続けた。
現在のジャニーズ事務所所属タレントは、グループ活動とソロでの様々な活動を両立させるのが当然となっているが、パイオニアとなるグループがSMAPである。
デビュー当時はCDの売り上げが芳しくなかったのも手伝って、時々「青いイナズマ」あたりがデビュー曲だと勘違いされたりする(「青いイナズマ」は5人編成になってから初めて出たシングルである。6人編成時代はシングルがぞろ目の日にばかり発売されたりコミック調の歌も多かったが、この曲以降大きく歌う曲の路線も変わった)。
なおアニメファンの間では「姫ちゃんのリボン」「赤ずきんチャチャ」のテーマ楽曲や声優活動、漫画原作ミュージカルの先駆けとなった「聖闘士星矢」などで、活動初期からじわじわと知名度が上がっていった。
音楽番組がTVから消え「アイドルは時代遅れ」と見なされた冬の時代に、上述のようなアニメとのタイアップや、バラエティ番組などへの進出で活路を見出し、コントまで何でもこなす地道な努力が実って徐々に人気を博することになった。
人気も仕事もない苦労時代を経ながらも、年月をかけて頂点に昇りつめることに成功した唯一のジャニーズグループである。
解散時点でのメンバー
- 中居正広…ファンの愛称は「中居くん」。SMAPのリーダーである。ジャイアンと並ぶ国民的音痴で、本人も自虐ネタにしている。帽子を被っていることが多い。メンバーを名字で呼ぶ。
- 木村拓哉…広く「キムタク」の愛称で呼ばれているが、メンバーからは木村くんと呼ばれている。SMAPの稼ぎ頭にしてイケメン枠筆頭。某誌の「好きな男」14年連続首位だった。SMAP唯一の既婚者&1番器用である。かつては「SMAPのドラマ班」と呼ばれていた。
- 稲垣吾郎…ファンからは「ゴローちゃん」と呼ばれている。ナルシスト枠担当。メンバーの中では目立っておらず空気扱いされる。しかしガンダムや仮面ライダー、映画、ソムリエなど趣味の話題になると非常によくしゃべる。
- 草彅剛…ファンからの愛称は「剛くん」「つよぽん」。韓国名はチョナン・カン。ジーンズおたく&地デジ大使。稲垣とは高校の先輩後輩関係である。よくメンバーにいじられる。
- 香取慎吾…愛称は慎吾ちゃん、慎吾くん、シンゴ。最年少で最も長身。草彅とは1番仲が良く、プライベートでもよく出かけるらしい。国民的マヨラーである。いじりキャラであり、特に草彅や稲垣、おじゃマップではザキヤマをよくいじる。
解散以前に脱退したメンバー
- 森且行-森くん。1996年まで所属。脱退後はオートレーサーとして活躍。
真夜中の公園で酔っ払って全裸になっていたところを逮捕されたヤツがいたり、
駐車違反で逮捕されたガノタがいたり、
デビューから五年ごとに誰かしら何かしら災難に襲われたり、
自他共に認める国民的音痴がいたり、
その国民的音痴が自分とどっこいだと公言する音痴がもう一人いたり、
雨が降った屋外会場でだけ上手に踊れるのがいたり、
ライブ中にビールを5リットル(本人談)飲んだヤツがいたり、
最年少以外は全員40歳過ぎでお互いの加齢臭が気になったり、
さんざん女装しまくってきたけど流石に無理が出てきたり、
びっくりするほど絵がヘタクソなのが二人もいたり、
びっくりするほどポエマーなヤツがいたり、
びっくりするほど体重の増減がはげしいヤツがいたり、
一年間丸々新曲を出さなかったり、
アイドルにしてはあんまりにもバラエティ慣れし過ぎていたり、
ライブで小学生レベルの幼稚な下ネタを連発したり、
時々五人そろって頭のネジが吹っ飛ぶ時があったり、
今まで一年に一度だったはずのコンサートが
いつのまにやら三年に二度、二年に一度に変わっていたり、
ライブの映像で1000万人突破を一億人突破と誤記しちゃったり、
事務所内の分裂騒動でグループが解散寸前まで追い込まれたり、
いろいろネタには事欠かないが、
それでも彼らは愛されるし、憎めないのである。
解散とその反響
2016年8月14日未明、ジャニーズ事務所から同年12月26日をもって年内の解散が発表され、メンバーは当面ジャニーズ事務所に残留するとも公表されている。
解散報道は日本国内のみならず海外でも反響が大きく、中国・韓国・イギリス等ではTVニュースで報じられ、アジア圏のSNSでもショックを受ける海外ファンの書き込みが殺到した。
アナウンサー時代に仕事を共にしたことのある丸川珠代五輪相もコメントを発表する事態となっている。
2016年12月22日、紅白歌合戦のオファーを正式に断り、26日で最終回を迎える『SMAP×SMAP』にも生出演しないまま解散することとなった。
最終回では過去の放映内容を振り返り、最後に5人が揃って事前に収録した代表曲、「世界に一つだけの花」を放送。
歌が終わった後にメンバー全員で90秒間にわたりお辞儀をしたが、解散に触れるコメントなどは一切ないまま終わった。
2016年12月31日、正式に解散。
解散に至った理由などがメンバーの言葉で語られることはないままだったが、中居正広はSMAPメンバーとしての最後のラジオ番組で「誰も悪くないんです」とだけ語っている。
解散後
2017年6月、同年9月8日に予定されている契約更改時に草彅、稲垣、香取が更新せずジャニーズを離籍することが公式発表された。中居、木村はそのまま契約を更新しジャニーズに残留。
3人は飯島が新たに立ち上げた事務所「CULEN」に移籍し、ファンサイト「新しい地図」を立ち上げた。なお、当初はSMAPで予定されていた2020東京パラリンピックのサポーターも3名が引き継いでいる。
各メディアに送付されたこの件のFAX発表にはジャニー喜多川が自ら以下のようなコメントを併記するという異例の事態もあった。
「長年に渡って頑張ってきてくれた3人ですので、これからも沢山の人々に感動と幸せを届けてくれることと確信しています。またSMAP (SPORTS MUSIC ASSEMBLE PEOPLE)の名前は5人を応援してくださってきたファンの方々のための名前として(S)すばらしい (M)MEMORIES (A)ありがとう (P)POWERと表現しました」
ところが、解散から3年後の2019年7月にジャニーズ事務所がテレビ局側に対し3人を出演させないよう圧力をかけていたことが発覚し、行政機関である公正取引委員会が独占禁止法違反の疑いで芸能事務所に対しては史上初となる注意を行った。
「3年くらい経つんですけど、本当にこんなにテレビに出れないかと…」
ジャニー喜多川逝去後の新体制立ち上げを開始していた同事務所には激震が走り、中居正広も2020年4月に個人事務所を立ち上げ独立(独立もジャニーズとは業務提携という形で関係を継続していく模様)。
これ以降ジャニーズおよび芸能界で独立やフリーランスが大ブームとなり、芸能界そのものの構造を変えることにもなった。
ちなみに
ちなみに、pixivは現在の仕様上、タグの大文字と小文字が別の文字として認識されてしまう。
なのでpixiv内では大文字で「SMAP」と、小文字で「smap」のタグが混在している。
どちらか片方しか登録されていない場合、もう片方で検索すると出ないので、
投稿するときは両方併記、検索するときは両方を検索することをオススメします。
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ジャニーズ アイドル 俳優 SMAPの楽曲
SMAP 木村拓哉 中居正広 稲垣吾郎 草彅剛 香取慎吾(森且行)
番組タグ
SMAP×SMAP-五人を毎週見られる唯一のレギュラー番組。解散と同時に最終回を迎えた。
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聖闘士星矢 姫ちゃんのリボン 赤ずきんチャチャ
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