姫ちゃんのリボン
ひめちゃんのりぼん
「パラレル パラレル もっと素敵なあたしになーれ!!」
他人に変身することが出来る「魔法のリボン」を与えられた「姫ちゃん」こと野々原姫子の恋や友情、心の成長を描いた魔法少女ストーリー。
「りぼん」1990年8月号から1994年1月号まで連載され、『天使なんかじゃない』(矢沢あい)、『ママレード・ボーイ』(吉住渉)等と共に「りぼん」最盛期の中核を担った。
単行本は「りぼんマスコットコミックス」(RMC)から全10巻……だったはずが後述の番外編の登場で全11巻となった。文庫版は集英社文庫コミック版より本編のみ全6巻。
1992年10月からはテレビアニメが放映された。1993年2月からはアニメ版を元にした小説(著者はアニメ版シリーズ構成・メイン脚本の山田隆司)がコバルト・ピンキーから発表され、同年12月にはミュージカルが公演された。
2015年8月号にはりぼん60周年スペシャル読み切りが掲載された。のち、このスペシャル読み切りは、りぼん系列の他雑誌や増刊号にて複数作描かれてシリーズ化し、2017年1月に23年ぶりの最新刊である「短編集」が発売された。しかも、この「短編集」は作者の希望と担当のこだわりにより旧RMCデザイン装丁で出され旧単行本シリーズとのデザインの統一が成されている。
また、「りぼん」2009年10月号から2010年12月号まで、込由野しほによるリメイク作品『姫ちゃんのリボン カラフル』が連載されていた。
風立市に住む野々原姫子は中学1年生。ある夜、姫子と瓜二つの顔をした魔法の国の王女・エリカが現れ、エリカは王家を継ぐための修行として、姫子の日常を水晶玉を通して1年間観察し、日記をつけさせてもらう代わりに、他人に変身できる「魔法のリボン」を貸してくれると言う。また、姫子がリボンをつけている間は、お目付役として姫子のぬいぐるみ・ポコ太が喋って動けるようになる。こうして、姫子とポコ太の少し不思議な日々が始まった。
- 野々原姫子(CV:大谷育江)
- 小林大地(CV:大輝ゆう)
- ポコ太(CV:伊倉一寿)
- 野々原愛子(CV:白鳥由里)
- 野々原夢子(CV:横山智佐)
- 野々原太郎(CV:佐藤政道)
- 野々原花子(CV:佐々木優子)
- 小林森太郎(CV:高山みなみ)
- 森愛美(CV:遠藤勝代)
- 上倉一子(CV:高山みなみ)
- 高田哲夫(CV:真殿光昭)
- 日比野ひかる(CV:水原リン)
- 伊藤(CV:佐藤春日)
- 江藤(CV:横山智佐)
- 聖結花(CV:冬馬由美)
- 支倉浩一(CV:草彅剛)
- 五利重夫(CV:池水通洋)
- エリカ(CV:大谷育江)
- チャッピー(CV:佐藤春日)
- レン(CV:三川雄三)
- 王様(CV:峰恵研)
- 王妃様(CV:土井美加)
- 大王様(CV:北村弘一)
- セイ・アレイ(CV:子安武人)
- カン太郎(CV:黒瀬浩二)
- くも助(CV:青野武)
- カミル・ランド(CV:大輝ゆう)
- ロベリア(CV:水原リン)
- ピンク(CV:瀬戸智子)
- 支倉えみ(CV:横山智佐)
- 星野まゆり(CV:小林優子)
- 西川ミナト
- 谷口(CV:長谷有洋)
- 鬼瓦権三(CV:沢りつお)
- 五利重美(CV:天野由梨)
- 織田和也…脇役ではなく、物語の根幹に関わる重要人物なのだが、単行本化する際に、大幅なストーリー変更の上、存在抹消された。理由は公式に発表されておらず、織田和也自体が原因かストーリー変更の巻き添えかは不明。
- 分身姫子(CV:大谷育江)
- 山下初音(CV:井上喜久子)
- マッシー(CV:坂本千夏)
- ホッシー(CV:真城登)
1992年10月から1993年12月まで全61話が放送された。
制作はぎゃろっぷ。監督はかつてOVA版『夢幻紳士』を手掛け、また本作終了後にも後番組である『赤ずきんチャチャ』や『ヴァンガードシリーズ』を手掛け、一時期には『遊☆戯☆王デュエルモンスターズシリーズ』にも参加(GXでは監督)した辻初樹。
キャラクターデザインは渡辺はじめ。シリーズ構成は上述もしたように山田隆司。
なお、全話に対しての補助統括として高橋良輔が演出補助に入っている。
うち辻と山田の起用は前番組である『ゲンジ通信あげだま』からの持ち上がりであり、辻にとっては『あげだま』でのキャラデザ&総作督からの出世となった。つまり本作は辻初樹のテレビアニメ初監督作品である。
ちなみに、シリーズ構成の山田は本作を手掛けるにあたってスタッフ陣に原作の雰囲気(空気感)をモノにするため中盤までの初期脚本に関しては、商品展開を焦るスポンサーと補助統括を説得して押し留め、サブライター陣には原作準拠を至上命題として厳命した(上層部のゴリ押しでオリジナル要素を使わざるを得ない時には原作の流れを損なわない程度の最低限のチェンジで済ませ、原作の雰囲気をスタッフ全員が認識した事を確認した中盤からオリジナルストーリーに乗り出した)という。
なお、この体制は次番組である『赤ずきんチャチャ』にも継続した。(が、チャチャでは企画途中、本作での原作準拠方針でスポンサーの不興を買ってしまった山田が離脱せざるをえなくなったため、演出補助の高橋が山田離脱以降のシリーズ構成となり、最終クレジットでは山田の名前はメインスタッフから外されている)
スポンサーの一角にタカラ(現・タカラトミー)がいた事から、姫子(とエリカ)をサポートするためのアニメオリジナル魔法アイテムが多く設定され登場した事も特徴。
分身を産み出せる「魔法のパレット」や姫子とエリカの連絡アイテムである「魔法の日記帳」と、日記へ書き込む「羽ペン」、物体の拡大縮小を可能とする「魔法のハートタクト」などが登場した。
その一方で原作に登場した魔法アイテムがオミットされるケースも見られ(魔法のキャンディ。ハートタクトと機能がカブる)また原作で重視されていた「呪文の規則性」も軽視された(実は原作では王家の使う魔法呪文はラ行とパ行を基軸に構成するというルールがあった。しかし上述の各アイテムに伴うアニメオリジナルの呪文には、このルールが適用されていない)ため、この部分に違和感が出る人もいる。
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