概要
1991年10月4日から1992年9月25日までテレビ東京系列局で放送されたほか、岩手放送とか山陰放送とかチューリップテレビ(いずれもTBS系列局)、秋田放送(日本テレビ系列局)、仙台放送やテレビ熊本(どちらもフジテレビ系列局)でもテレビ東京系列局と近い時期に放送されている。全51話。
当初は「ごく普通のヒーローアニメ」としてスタートしたはずであったが、物語の中盤より壮絶なパロディをブッ込み続け、当時の公式が病気の名誉をほしいままにした怪作である。
原作名義は富田祐弘・さくまあきらの連名で、設定原案者として広井王子も名を連ねる。広井とさくまが世界観とキャラクターを仕上げ(ここまでの企画書による内容が、ファンによって旧設定と呼ばれるものである。元はPCエンジン用ゲームの企画として組まれていたもの)それを富田がクリンナップした上で壮絶なまでのライブ感をブッ込んだために、このような形になったといわれる。
シリーズ構成は公表されていないが、物語の要となるメイン脚本を担当したのは山田隆司である。サブには富田と付き合いの深い柳川茂や、柳川と付き合いの深い海老沼三郎・鶴田寛が入っている。監督はなみきひろし。
コミックボンボン(講談社)にてコミカライズ版が連載された。旧設定をベースにした島本和彦版とアニメ版公開に合わせた西東栄一版の2種類がある。
PCエンジンによるゲーム版も存在するが、元々の企画はこちらである。企画策定の開始時点からPCエンジンのハード元であるNECが絡んだためにワープロ用語が頻出したのだ。だがアニメ版の壮絶な暴走(と人気)から設定が旧設定からアニメ版に寄るようになった。ただし旧設定の名残は、ある程度は残されている。
登場人物の節を見れば分かる通り、放送当時は若手だった出演声優の多くが後にレジェンド級の大物に登り詰めた人物が多い。
ストーリー
源氏あげだまは、気合の修行のためにヒーロー星から地球にやってきた少年である。しかし、彼が住み着いた盛蕎麦市にはノットリダマス11世を名乗る人物が、幹部の女怪人怨夜巫女とともに大暴れしていた。源氏あげだまはノットリダマス一味から街の平和を守るため、秘密のヒーローあげだマンに変身して日夜戦うのだった。
登場人物
源氏あげだま / あげだマン(CV:佐々木望)
ワープ郎(CV:渡辺久美子)
平家いぶき / ワンダーいぶき(仮名)/スーパーいぶき(CV:三石琴乃)
九鬼麗 / 怨夜巫女(CV:玉川紗己子)
九鬼雷蔵 / ノットリダマス11世(CV:滝口順平)
えび天(CV:安西正弘)
おかめ(CV:三浦雅子)
ウーロン茶(CV:鈴木勝美)
PC郎(CV:塩屋浩三)
ケンサク先生(CV:森川智之)
佐藤(CV:森川智之)
田中(CV:高木渉)
鈴木(CV:岩永哲哉)
原田カツオ(CV:島田敏)
吉良々ひとみ(CV:山崎和佳奈)
平家こだま(CV:こおろぎさとみ)
モデム(CV:島田敏)
イーハブ(CV:林原めぐみ)
夢小路光(CV:山口勝平)
白鳥ユリ(CV:白鳥由里)
校長(CV:菅原淳一)
教頭(CV:鈴木勝美)
平家ほたる(CV:三浦雅子)
平家かに夫(CV:菅原淳一)
平家やまぶき(CV:島本須美)
九鬼キク(CV:島本須美)
原田ヨシオ(CV:島香裕)
ガンコ亭のおやじ(CV:安西正弘)
ミカ(CV:横山智佐)
カッチ(CV:島田敏)
主題歌
オープニングテーマ
「人生まだまだあげだマン」
作詞:大友裕子、作曲:佐橋俊彦、編曲:佐橋俊彦、歌:本間かおり
「自信マンマンあげだマン」
作詞:白峰美津子、作曲:佐橋俊彦、編曲:佐橋俊彦、歌:佐々木望
エンディングテーマ
「世界はワタシのために」
作詞:大友裕子、作曲:佐橋俊彦、編曲:佐橋俊彦、歌:本間かおり
「完全無欠の女王様」
作詞:白峰美津子、作曲:佐橋俊彦、編曲:佐橋俊彦、歌:玉川紗己子、台詞:森川智之・高木渉・岩永哲哉