概要
デッドプール・コープスとは、メンバー全員デッドプールと言う「オールボケ&ツッコミゼロの狂気を通り越した奇跡のチーム」。デッドプールの前に突如現れる宇宙の超人種族:エターナルズ。神に等しい存在である彼等は、デッドプールに宇宙の危機を救ってくれと頼む。彼は平行世界のデッドプールをかき集めて、デッドプール軍団を結成。宇宙の未来を守るために戦うのだ!…って、頼む相手間違えてませんか?
ちなみに日本では「corps」の綴りから「コープス」と読まれる事が多いが、邦訳書籍では英語の発音に近い「デッドプール・コァ」の表記が採用されている。
メンバー
- ヘッドプール (アース-2149)
チーム結成のきっかけとなったキャラ。あの「マーベルゾンビーズ」世界のデッドプール。
頭だけで生き延び、紆余曲折を経て正史世界のサベッジランドへやってきた。一度は別の平行世界の自分の身体を手に入れたが、結局それも失い、最終的には頭にヘリトンボ付けて自力で空を飛べるようになる。
脳内の人格共々、他のデッドプールと違う赤色のフキダシを用いる。
- レディプール (アース-3010)
女性版デッドプール。本名はワンダ・ウィルソン。
<間違っても赤い魔女じゃないよ☆
実写版では3作目で登場。誰が彼女を演じているのかも大きな話題を呼んだ。
<気になった人は映画を観てね!
- キッドプール (アース-10330)
子供版デッドプール。マスクはそのままだが、全身タイツではなくパーカーにズボン、スニーカーというコスチュームを着ている。また、大人のデッドプールに比べて腕力が弱いためか、武器が実剣からビームサーベル二刀流に変わっている。
- ドッグプール (アース-103173)
文字通りワンコ。「マスカラX」という計画の実験体にされたらしく、自分からデッドプールになったわけではない。拉致同然に参加させられたが、あまり気にしてない感じ。
こちらも実写版では3作目で登場。
他にもデッドプール・コープスには参加しなかったが、S.H.I.E.L.Dのエージェントとなっていたメイジャー・ウェイド・ウィルソン(コードネームがデッドプール)、サイバーパンク風ウェスタンな世界でカウボーイをしていたデッドプール・キッドなどが登場している。
更にその後、デッドプールがマーベルキャラを皆殺しにする事で話題になったDeadpool kills Marvel Universeから始まった三部作、トリロジーならぬデッドプールキルロジーの最終作にあたるDeadpool kills Deadpoolで、数多くの平行世界のデッドプールが登場。既存の者もいれば、今作でしか見られないようなデッドプールも登場した。
ちなみにこの「キルロジー」シリーズは全ての作品の邦訳版が出版されている。
MCU
以下、ネタバレ注意
『デッドプール&ウルヴァリン』で初登場。
終盤、カサンドラ・ノヴァの刺客としてオリジナルのデッドプールとウルヴァリンの敵として登場。
登場して早々、一斉に乱射してデッドプールとウルヴァリン、ドッグプールやナイスプールを襲撃し、ナイスプールを殺害した(ただし、半分はデッドプールのせい)。
ナイスプールの敵討ちに燃えるデッドプールとウルヴァリンに激突するも二人の圧倒的な強さから次々に殺されていくが、彼らもまたデッドプールなのですぐに回復して再び優勢になるも、そこへピーターが扮したピータープールが仲裁に現れる。
ピーターの名を聞いたデッドプール達は何故か彼を大歓迎し、戦闘は中断。
ピーターに気を取られている隙にデッドプールとウルヴァリンはカサンドラ・ノヴァの野望を止めに向かった。
その後はどうなったかは不明だが、虚無空間か元の自分達が住む世界に送り返されたと思われる。
劇中の活躍はほぼ雑魚敵や戦闘員の様な扱いだったが、各デッドプールの演者や吹替は非常に小ネタが多い。
メンバー
- ドッグプール(演者:ペギー)
劇中、最初に登場したデッドプールの変異体。
他のデッドプールとは違って、コミックとは大幅に外見が変更されている。
数少ない味方のデッドプールであり、どういうわけか初対面からオリジナルのデッドプールに懐いている。
デッドプールもその可愛さにメロメロな様子でウルヴァリンに連れて行きたいと懇願していた。
演者のペギーは『イギリスで最も醜い犬』と受賞された名タレント犬である。
ドッグプールの飼い主。
マスクを被っておらず、ハンサムな顔を自慢としている。
他のデッドプールの変異体とは違い、回復能力を持っていない。
こちらも数少ない味方のデッドプールであり、デッドプールとウルヴァリンに自身の車を提供してくれた。
吹替を担当する子安武人はディスク・ウォーズ:アベンジャーズやフューチャー・アベンジャーズでデッドプールを演じており、本作でもとある場面ではこれを踏まえたものに変更されており、言語版から会話の内容が大幅に書き変えられるというかなり珍しいケースとなっている(因みに言語版はライアン・レイノルズの出演作をネタにしていた)。
また、子安武人はMCUでは他にも『ソー:ラブ&サンダー』でゴア・ザ・ゴッド・ブッチャーを担当していた。
※ ライアン・レイノルズの双子の弟……という設定のキャラ。
- レディ・デッドプール(演者:クリスティアン・ベットリッジ / 声:ブレイク・ライブリー / 吹替:朴璐美)
デッドプール軍団のリーダー格。
これまではレディプールと呼ばれていたが、MCUでは『レディ・デッドプール』が公式名称な模様。
演者のブレイク・ライブリーは主演のライアン・レイノルズの妻であり、吹き替えを務める朴璐美はウルヴァリン役の山路和弘の妻である。
また、吹き替えを担当する朴璐美はMCUでは他にも『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でガモーラを担当している。
頭だけというグロテスクな見た目だからか、他のデッドプール達と比べるとややカートゥーンなデフォルメになっている。
デッドプール軍団では頭だけだからかサブリーダーらしく、他のデッドプール達に指示する場面がある。
- カウボーイ・デッドプール(演者:マシュー・マコノヒー / 吹替:杉田智和)
見た目通り、カウボーイの見た目をしたデッドプール。
演者のマシュー・マコノヒーはMCUではハルク役を熱望したり、ドクター・ストレンジやエゴ・ザ・リビングプラネットの候補に挙げられたりと何かと縁があった人物だったが、今回は声とはいえ遂にMCUへの出演を果たした。
吹替を担当する杉田智和だが、MCUでは他に『エターナルズ』でキンゴを担当している。
また、本作には親友として名高い中村悠一もシャッタースターの吹替で出演する事からそちらに合わせたキャスティングの可能性が高い。
子供のデッドプール。
ナイスプール曰く「一番口が汚い」らしい。
演者はライアン・レイノルズとブレイク・ライブリーの次女。
- ウェルシュ・プール(演者:ポール・マリン)
演者はライアンがオーナーを務めるサッカーチーム『レクサムAFC』のスター選手である。
- ハロルドプール(演者:ハリー・ホランド)
演者はMCUでスパイダーマン / ピーター・パーカーを演じるトム・ホランドの弟である。
しかし、そのことをライアンは当日まで知らなかったらしい。
- ベビープール(演者:オーリン・レイノルズ)
赤ちゃんのデッドプール。
演者はライアン・レイノルズとブレイク・ライブリーの末子。
- その他
- カナダプール
- ダンスプール
- 禅プール
- ゴールデンエイジ・デッドプール
- デッドプール2099
- ワタリ / フール
- リッチプール
- キングプール
- ショートプール
- フレンチプール
- グレイテストショーマン・デッドプール
等など、劇中でも確認できないくらい沢山のデッドプールが登場している。
関連タグ
スパイダーバース……多分、これ。