概要
初登場は1996年11月の『Deadpool (Vol.3) #1』。ウェイド・ウィルソン / デッドプールの協力者である白人女性。
本名はエルシア(Althea)。
"Blind"の通り盲目の老婆で、マダム・ウェブに似たバイザーをかけている。
"Al"は「エルシア(Althea)」の愛称。
コミックによっては元ブラック・ウィドウで、キャプテン・アメリカとも旧知の間柄。
実写版(X-MENユニバース / MCU)
演:レスリー・アガムズ、吹替:一柳みる
映画『デッドプール』、およびその続編『2』『デッドプール&ウルヴァリン』に登場。
黒人女性へ変更された以外は、概ね原作コミックに忠実な設定である。
デッドプール
ウェイドがアジトにしているアパートのルームメイトである老婆。
出会いはコインランドリーで、「赤色だと返り血を誤魔化せる」とアドバイスしたことからデッドプールのコスチュームの色を決めるきっかけを作った。盲目なのでデッドプールの姿を知らない。
その後、ウェイドがルームメイトを募集したところ、コインランドリーでの縁もあってか、応募して彼と同棲する事になったらしい。
ウェイドとは憎まれ口を叩き合いながらも彼女なりに気に掛けており、脱出する際に自ら手首を切り落とし、再生途中の状態のウェイドが怪我をしていると察し、軟膏や鎮痛剤を勧めた他、顔が治らない事にはヴァネッサに会えないと頑ななウェイドに「顔が全てじゃない」と諭している。又、ウェイド自身もそんなアルには親友のウィーゼルと同様に本音を見せる事が多く、二人きりの時は寄りかかって甘える等、母や姉同然に慕っている。
デッドプール2
今作でもルームメイトとして登場。
ヴァネッサを失い、自暴自棄となったウェイドに自宅へ押し掛けられるが、そんな彼に「死にかけの時程、生きている事を実感出来る」と諭す。しかし、その言葉は結果的にヴァネッサに会うべく、死のうとするウェイドの背中を押す切っ掛けとなってしまう。
その後、ジャガーノートに半身を引きちぎられ、再生を待つウェイドに再び押し掛けられ、再生途中故に成長痛を訴えるウェイドより足をさする様、甘えられるが、その子供の様な細い足に驚愕して「こんこんちきのスットコドッコイ!」と罵声を浴びせる。
加えて、ウィーゼルやドーピンダー、ドミノが立て続けに押し掛けてはその状態に驚くカオスな状況になってしまい「耳が聞こえない方が良かった」とぼやいた。
デッドプール&ウルヴァリン
MCUに編入した今作でも登場。
相変わらず、ウェイドのルームメイトであり、ウェイドの誕生日パーティーではコカインを吸いたがっていたが、ウェイドから「ディズニー的な事情でダメだ(要約)」と咎められ、代わりに雪だるまを作る事を提案した。
本作はこれまでのレギュラーキャラクターは終始、物語の本筋に関わる事は無く、序盤と終盤の登場のみとなる中でまだ出番が多い方であり、デッドプールとウルヴァリンがデッドプール・コープスを血祭りにしていく惨状を聞いてドン引きしていた(盲目なので直接目撃はしていない)。
事件解決後、デッドプールことウェイドがウルヴァリンとドッグプールを自宅へご招待し、彼らを招き入れた際にドッグプールの舌を触ってしまい、気持ち悪がっていた。
その後、ウェイドが自宅で開いたピザパーティーでドッグプールやウルヴァリンことローガン、そして彼の娘を歓迎した。