概要
別世界のデッドプールで、本名はウィルソンという中型犬。
元はマスカラX計画の実験体だったが、失敗作と見なされてゴミ捨て場へ捨てられた。
命からがら、再生能力を獲得して脱走した後、サーカス団に拾われてサーカス犬として活躍する。
その後、正史世界のデッドプールに連れていかれ、デッドプール・コープスに参加した。
MCU
演:ペギー
『デッドプール&ウルヴァリン』で登場。
本名:メリー・パピンズ
演じる「ペギー(Peggy)」はパグとチャイニーズ・クレステッド・ドッグのミックス犬で、イギリスで最も醜い犬として受賞歴もある名タレント犬。
劇中でも長い舌を垂れ流した姿が印象的(あまりにも長いので視聴者の中にはCGだと誤解した人もいるとか)。
日本でいうお父さん犬みたいなものだろう。
今作では沢山のデッドプールが登場するが、その中でもコミックから最も設定が変更されている。
まず、演じるペギーに合わせて中型犬から小型犬に変わり、犬種そのものが異なる。
服装は概ね原作準拠だが、マスクの代わりにゴーグルを着用している。
ただし、実際に付けるには無理があったらしく、ゴーグルはCGで表現されている。
上述の通り、名前もウィルソンから変更されている。
名前の由来は恐らくディズニー映画『メリーポピンズ』と子犬を意味する『パピー(Puppy)』をかけた造語だと思われる。
またペギーはメスなので、こちらもメスになるので性別も変更されている。
ぶっちゃけると、犬という共通点以外は殆どコミックからかけ離れている。
予告映像などでは主役のデッドプールやウルヴァリンと並んで扱われており、今作のマスコットともいうべきポジションに就いている。
以下、映画での活躍。
今作ではナイスプールの飼い犬として登場。
カサンドラ・ノヴァのアジトから逃げ延びたデッドプールとウルヴァリンが、ジョニーから聞いたカサンドラと対立するレジスタンスと合流すべく、草原地帯を歩いていたところへ遭遇、デッドプールに抱き着いた。
あまりの可愛さにデッドプールはメロメロになり、ウルヴァリンに「連れて行きたい」と懇願する程。
そこへ飼い主のナイスプールが現れ、二人の事情を理解したナイスプールが快くレジスタンスの居場所と車を貸し出した。
この時、デッドプールが頑なにドッグプールを手放さないので、見かねたウルヴァリンが取り上げて飼い主へ返却され、二人の旅立ちを見届けた。
その後は暫く出番が無かったが、終盤にてカサンドラが刺客として送り込んだデッドプール軍団と共に現れるも、当のドッグプールはすぐにデッドプールの元へ行き、再び抱き着いた事で、後から追って来たナイスプールと共に寝返った(この時、ナイスプールが来たのを見て異常に震えており、視聴者からは「実は飼い主に虐待されており、逃げ出していたんじゃないか?」という指摘がされている)。
その後、デッドプール軍団による乱射からウルヴァリンに抱えられて避難するも、飼い主であるナイスプールが重傷を負ってしまう。しかもデッドプールが反対側にあった屋台に救急セットがあると考えて走り出した事で、ナイスプールは蜂の巣にされた末に頭が粉砕、死亡する(虐待されていたかはともかく、流石にこの仕打ちにはドッグプールもドン引きしていた)。
だがドッグプールは、ウルヴァリンが盾にすると何故かデッドプール軍団は撃つのをやめたので無事にやり過ごした(ヘッドプール曰く「可愛いワンコだぞ」との事。MCUでは犬を殺すのは良くないらしい)。
この時、ドッグプールを見せびらかす様に歩くウルヴァリンの姿が何ともシュールである。
ある意味、今作最大の活躍と言える。
そして、デッドプールとウルヴァリンがデッドプール軍団と戦っている隙に全力疾走でその場を離れ、避難した。
カサンドラを倒した後、デッドプール軍団がTVAによって虚無へ送り返された中で、目を盗む事に成功してシャワルマを食べていた二人と合流、新たな飼い主になったウェイドと共に暮らし始めた。
ピザパーティーではローガンに抱えられ、ローラとハイタッチしていた。
余談
ウルヴァリンがドッグプールを盾にして、乱射から免れた事から「キャップのシールドよりも強い」「MCU史上最強の盾」なんて言われている(攻撃を防ぐ役割のシールドだが、ドッグプールは攻撃すら受けなかったため)。