プロフィール
概要
忍者に憧れており、元々はドクタケ忍者としての就職を希望していたが、ドクタケの実態を知ってからは就職試験を取りやめ、現在は忍術学園の事務員として働いている。
小松田優作という名の兄がおり、実家の扇子屋を継いでいる。
人物
マイペースで天然ボケ。基本的には穏和で誠実な人柄で、職員や生徒達からは好かれているが、「困った小松田」と言われキャラクターテーマソングでも「十を聞いたら九を忘れる」と言われる程ドジな所が多いへっぽこ事務員でマニュアル小僧。それでも人に憎まれない天性の素質を持っている。
ちなみに学園で起こる事件の大半は、学園長と一年は組以外では彼が原因である(小松田登場以前は、しんべヱがトラブルメーカーだった)。
能力
忍術の腕前は町の忍術塾で忍術三級を取っただけで、事務員としても失敗ばかりである。
しかし、学園来訪者や外出者からサインを取る事だけは唯一可能……というかそれに限っては尋常ではない能力を発揮し、正門からの来客者のみならず、例え相手が地面に穴を掘って侵入して来ようと探知してサインを取りに行く。
逆に言えば、怪しい相手でもサインさえ取れれば通してしまったりもするのだが、小松田の存在によって痕跡を残さず忍術学園に侵入するのはかなり困難になっているため、学園の防犯システムの1つとして馬鹿に出来ない存在である。
当人もこの仕事には並々ならぬ執念を燃やし、無断侵入者、無断外出者の存在を決して許さない。
これらの禁忌を破れば(サインせずに出ていく、偽名を書くetc…)地の果てまで追いかけて行く事から、“忍術学園のサイドワインダー”という異名を持っている。
ただし、流石にドクササコの凄腕忍者や雑渡昆奈門といった、相当の手練れの者は探知出来ない様である(しかし、ヘボ忍者である内木小丸は影が薄すぎて探知出来ずに、その事で小松田が悔しがる描写がある)。
またアニメだと、相手が伊賀崎孫兵のペットのジュンコの脱走の様な動物相手でも、どこまでも追いかけてサインを求めたりしている。
その執念と人柄の良さから割と他の忍者隊からの評価は良く、侵入者対策に欲しいと言われている。
劇場版『忍術学園全員出動!の段』では、彼のサイン取りに対する本気が見られ、タソガレドキ城の城主である黄昏甚兵衛に園田村を始めとする15の村々の制札にサインをさせるファインプレーを成し遂げた。
アニメ設定では泳ぎが得意で海賊の素質があり、兵庫第三協栄丸にスカウトされている。
対人関係
忍術学園四年生に編入した斉藤タカ丸と同じ町内に住んでいて、彼の事を多少知っている。
出茂鹿之介からは忍術学園の事務員の座を狙われており、仲がよろしくない(というか、一方的に逆恨みをされている)。
山田伝蔵の一人息子で、プロ忍者である山田利吉とは環境・性格的な面で相性が悪く(というよりは、ほぼ一方的に利吉が小松田を苦手としている。更に小松田は、全くその事実に気付いていない様である)、原作では「君を見ているとイライラするんだ!」と言われた事も。しかし常に冷静な利吉を動揺させられるあたり、ある意味強者なのかもしれない。
アニメでもこの設定は変わらないが、合戦場で矢に当たりかけた小松田を、利吉が抱きかかえて救出するシーンがあり、何だかんだで利吉は彼を放っておけない様子である。
余談
- 名前の由来は「困った就職(こまったしゅうしょく)」から。
- 2011年にアニメ公式サイトで行われた人気投票『初春の陣』では、忍術学園グループ第2位。