概要
応仁の乱のさなか、自身の領土を拡張するために策謀を巡らす城主・木野小次郎竹高(きのこじろうたけたか)と、その腹心の部下にして忍者隊首領である稗田八方斎率いる忍者軍をはじめとする集団の総称。
彼らの常套手段は、様々な城をお互いに仲違いさせて戦に仕向け、双方が疲弊したところで自らの軍勢を差し向けて領地を乗っ取るというもの。
また、海外から硝石を輸入して火薬を密造しようとしたり、庶民から銅を集め石火矢(大砲)を大量に鋳造しようとするなど、大規模な戦略を目論んでいる(史実で織田信長らが使った戦法を考えると、かなり本格的に武力を持とうとしていたようだ)。
しかし、その野望はたびたび忍術学園と兵庫水軍に食い止められている。
なお、作中でドクタケの悪行はあまり知られていない(というか、策略を用いて領地を奪い取るのは戦国時代においては普通のことである。さらに忍者をあれだけの数抱えていれば、事実を覆い隠すのはそう難しいことではないであろう)。そのため、忍術学園側がドクタケのあくどさを説明する際、『落第忍者乱太郎』のコミックスを作中で読ませて説明するのがお約束である。
当初は悪役として活躍していたが、原作がギャグマンガな為か、だんだんとオバカキャラ集団と化していった。また、八方斎や風鬼、ドクたまなど、悪玉が人気が出たこともその一因であろう。
忍者の名前は一部を除き「○鬼」という名前で統一されている。
ちなみに本作に登場する城の名前のほとんどは日本に生息するキノコから取られているものばかり(タソガレドキ、オーマガトキ、クモの子、ナルトは除く)だが、ドクタケというキノコは実在せず、ほぼそのまま大雑把に毒キノコ全般を指す言葉から来ている。
悪役として分かりやすいと言えば分かりやすいものの、ぶっちゃけ忍たま世界にはドクササコを筆頭にオニタケ、ウスタケ、クサウラベニタケなど他にも毒キノコの名を持つ城は結構多く、何故ドクタケだけこうも適当なのかは不明である。
これに関してはドクタケ城の登場が作品の最序盤であったことと、後に命名方針が「善玉は可食」「悪玉は毒性」「中立は食用に適さないか食毒不明」のきのこの名を宛てることにしたことあると思われる。いうなればその路線はドクタケ(と、それに脅かされていたナメコ城とエノキ城)の存在がきっかけであると考えても過言ではないのではなかろうか。
余談だが、彼らの忍装束の色は、実在の忍者が着用していたとされる「柿色」にかなり近い。これは真っ黒な衣装よりもやや赤みがかっていたほうが暗闇に溶け込みやすいからとされる。
ドクタケに勤めている方々
【ドクタケ忍者隊】
<首領>
<幹部>
大黄奈栗野木下穴太【部隊長】
能天気な性格。歌にノッて、重要な情報を漏らす事もしばしば。
艦長達魔鬼【ドクタケ城水軍創設準備室室長】
水軍を作るため南蛮留学をしていたドクタケ最高とも呼ばれる忍者。しぶ鬼の父でもある。
<ドクタケ六人衆>
ドクタケ忍者隊のエリートであり、上位六人(第63巻の情報)…となってる方々。しかし、風鬼や雷鬼がたまに指示役として登場したりするものの、一般隊員との差はほとんどない。
第2巻で初登場、この時は先代お頭の部下だったが、その後は八方斎の部下として登場している。
八方斎の右腕的存在で初期から出ている古参。ふぶ鬼の父でもある。
鼻の下から伸びる髭と顎髭が特徴。
ケツ顎が特徴のガンマンだが、火縄銃以外は微妙。
読みのせいでからかわれる。
細長い顔とチョビ髭が特徴。
無常髭が特徴。茶店に化けて冗談を真に受けたり毒入り茶を飲んだ。
<部隊長補佐>
穴太のお目付け役。丸い鼻と鼻毛のような髭が特徴。
マイペースな穴太によく振り回される。
利吉がドクタケ忍者に変装する時よく使う方。
<代官配下>
霰鬼
後述の横槍入十郎の部下。上記の霰鬼との関係性は不明。
<一般隊員>
下ぶくれた艶のある顔が特徴。太っている。
前髪が特徴。ちょっと前から出てたが名前が出るのは遅く乱太郎ときり丸から誰と言われる。
太い眉と髭が特徴。ドクタケ一の怪力。
眉毛が繋がってる人。
三角眉毛が特徴。眉毛がそっくりな水蒸鬼の父でもある。
笑い薬が塗られた弓矢に刺さった人。
歯が一本抜けてるのが特徴。目元がそっくりな娘の父でもある。
薄い眉毛が特徴。
パイプクリーナーを使った人。
腐った魚が大量に届いても断れない小心者。
薄い髭が特徴。間抜けな性格。
フランキの子砲の件で怒ってた人。
乱太郎と対決した人。その後出番なし。
<番外>
先代お頭
原作2巻に登場した(読者から見て)最初の忍者隊首領。本名不明。
すぐに八方斎に交代させられたが、アニメ版では焼き物職人に転職している。
【ドクタケ城】
<城主>
戦好きの悪い殿様。
<武将>
横槍 入十郎
団蔵の故郷・加藤村に拠点を置くドクタケ代官館の代官。悪人面。
鶴山 亀蔵
ドクタケ城・五の城の守将(守備隊長)。
後に失脚して、ドクササコ城に再就職。
関連タグ
稗田八方斎 木野小次郎竹高 風鬼 大黄奈栗野木下穴太 ドクたま