概要
以下、ネタバレ注意
演者:ゴードン・レイノルズ 日本語吹替:子安武人
『デッドプール&ウルヴァリン』で初登場。
マスクを被っておらず、ハンサムな顔を自慢としている。
他のデッドプールの変異体とは違い、回復能力を持っていない。
こちらも数少ない味方のデッドプールであり、デッドプールとウルヴァリンにレジスタンスがいる場所と自身の車を提供してくれた。
黄金のデザートイーグルを所持しており、丁度拳銃が壊れて紛失していたデッドプールから羨ましがれるも「死んでも渡さないよ」と笑顔で拒否した。
何故かデッドプールからは初対面早々毛嫌いされており、度々ドッグプールを取り合っていた。
終盤、カサンドラ・ノヴァの刺客として他のデッドプール軍団と共に仕向けられるが、当の本人は先にデッドプールと合流したドッグプールを迎えに現れた事で、実質デッドプール軍団から寝返る形となってしまう。
レディ・デッドプール率いる軍団による拳銃のぶっ放しタイムで、デッドプールに盾にされ、回復能力を持っていなかったあまりに重傷を負ってしまう(デッドプール自身は回復能力を持っていなかった事は本当に知らなかった様で「俺の変異体なのに回復能力が無い方がおかしいだろ」と述べている)。
更に避難した先の反対側にある屋台に救急セットがあると考えたデッドプールに再び盾にされて銃撃を食らう(しかも「重いから」という理由でデッドプールが途中で止まってしまい、余計な傷を負う羽目になった)。
デッドプールに「お前は死なない」と励まされるも最期は自慢の顔が木っ端微塵に吹っ飛んで死亡した(死んだ途端に嘘のように軽くなったらしく、デッドプールは避難して心臓マッサージを行ったがとっくに手遅れだった)。
因みにウルヴァリンは終始デッドプールの行動を「わざとだろ」と批難していたが、心底どうでもよかったのか、ナイスプールを心配する様子はなかった。実際、屋台へ向かう直前、ナイスプールに助けを求められたが無視している。
尚、相方のドッグプールは「可愛いワンコ」という理由で攻撃対象から外された。
彼の死後、黄金のデザートイーグルはデッドプールに受け継がれ、ウルヴァリンと共にデッドプール軍団との弔い合戦に使用された。
戦闘直後、デザートイーグルはあっさり捨てられたが。
余談
演者のゴードン・レイノルズはライアン・レイノルズの双子の弟……という設定のキャラクターで2016年のメン・オブ・ザ・イヤーのセルフインタビュー動画で登場した。
吹替を担当する子安武人はディスク・ウォーズ:アベンジャーズやフューチャー・アベンジャーズでデッドプールを演じており、本作でもとある場面ではこれを踏まえたものに変更されており、原語版から会話の内容が大幅に書き変えられるというかなり珍しいケースとなっている(因みに原語版はライアン・レイノルズの出演作をネタにしていた)。
原語版
ナ「あなたは私の婿になる」
デ「誰も観てねぇよ!」
吹替版
ナ「アニメもよろしく」
デ「何なのコイツ!」
マーベルのゲーム作品でも登場しているが、媒体によって「ホットプール」「ハンサムプール」と名称が異なる。
終始、デッドプールの味方でありながら一方的に毛嫌いされて、作中屈指の理不尽な最期を遂げたナイスプールだが、自身をフェミニストと称してレディプールやドッグプール(今作ではメス)にセクハラじみた発言をする等、視聴者からは「本当に良い奴だったのか?」と疑われている。