概要
『Thor』133号で初登場。
ブラックギャラクシーと呼ばれる宇宙の一角に太古から君臨してきた大知性体。
顔がある惑星の姿をした巨大な生命体であり、文字通りの生きる惑星。
元は普通の惑星だったようであるが、長い年月をかけて自我を備えた知性体へと進化した。
リゲリアンズという宇宙を行動範囲とした集団の宇宙船が自分(星)に降り立つたびに、彼らを吸収し、生きてきた。
やがて、より大きな欲望を持ったエゴはブラックギャラクシーを飛び出して他の銀河に進出するが、リゲリアンズのリーダーとソーに出くわし、彼らと戦闘・敗北する。
ブラックギャラクシーに逃げ帰ったエゴであったが、今度はギャラクタスに捕食されそうになってしまう。
エゴはソーに助けを求め、ソーはワンダラーズと協力してエゴを守り、ギャラクタスを追い払ってくれた。
MCU版
演:カート・ラッセル
吹替:金尾哲夫
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』で登場。
こちらも生きた惑星という設定であるが、本作では「天界人」と名乗って人間と同じ姿をした分身で活動している。
様々な惑星を旅しながら多くの種族と交流していた。
実は主人公スター・ロードことピーター・クイルの父親であり、34年前に地球人のレディス・クイルとの間にピーターをもうけたが、旅を続けるために幼かったピーターとレディスを置き去りにして宇宙へと旅立ってしまい、のちにレディスは脳腫瘍で亡くなってしまった。
劇中では自身の惑星に不時着した形で再会したピーターに謝罪や妻への想いを伝え、自身と同じ力を受け継いだ彼に天界人としての力の使い方を教えていた。
実は本作におけるメインヴィラン。
永遠と言える長い時を過ごすうちに孤独に苛まれ、孤独を埋めるために全宇宙の生命を自分と同一化させる計画を企てていた。
その計画のために様々な種族との間に子供をもうけていたが、ピーターを除くほとんどの子供が思い通りの存在になれなかったという理由でエゴに殺害されている。
また、レディスに対しては本気で愛していたが、迷いを断ち切るために彼女の脳に腫瘍を植え付けて死に追いやる等、本質的に名前通りのエゴイストと言える。
ピーターの育ての親であるヨンドゥからは「ヤツ(エゴ)は父親かもしれんが、親父じゃなかった」と評されていた。
ピーターを自身の後継者として利用しようとしたが、妻の死の真相を悪びれることなく打ち明けた上にピーターが大事にしていたウォークマンを壊した事で親子関係が完全に決裂。
最期は惑星の中枢にある本体をピーター達に爆破された事で惑星と共に死を迎えてしまった。