概要
当時のうたのおにいさん、うたのおねえさんだった速水けんたろう、茂森あゆみが歌って特に子供たちの間で人気となり、CD発売を待望された。
曲名に掛けて、タンゴ調になっているのが特徴。
『おかあさんといっしょ』オリジナル曲では史上初となるCDシングルとしてポニーキャニオンから1999年3月3日に発売され、記録的な大ヒットを飛ばした。2024年現在、発売からダブルミリオン達成までの期間が最速(3週)である。
また、全国各地で3個セットのだんごが売れ、パン屋や和菓子屋が大繁盛するという現象も発生した。
なお、作詞の佐藤雅彦はこの楽曲から25年後にもネバネバサンバで番組に楽曲提供している。
また、作曲・編曲の堀江由朗は、この楽曲の作成前はゲーム会社であるタイトーの社員であり、アクションゲーム『デッドコネクション』のBGMを作曲している("ZUNTATA"SOUSUKUN 名義)。
記録(オリコン)
初動売上 | 102.6万枚 |
---|---|
累積売上 | 291.8万枚 |
最高順位 | 1位(通算3週、1999年3月15日~1999年3月29日付) |
チャートイン期間 | 16週(1999年3月15日~1999年6月28日付) |
出荷枚数は約380万枚、オリコン集計では291万枚を売上げ、1990年代オリコンシングル売り上げランキング第1位。
発売一周目でもMr.Childrenの「名もなき詩」以来の100万枚越えを果たした。だがこれでも1999年最高初動ではなく、同年11月に宇多田ヒカルの「Addicted To You(106.8万枚)」に抜かれてしまった。だんごを余裕で上回るミスチルと宇多田は一体…
社会現象とはいったもののオリコントップ100内にはたった三ヶ月で下半期を待たずしてチャート圏外となり、年末年始恒例のNHK紅白歌合戦効果によるチャート再浮上すらなく売上枚数の割にロングセラーにはならなかった。
これはCDシングル単価が誰にでも手が届きやすい税抜き700円と安く、売れることを見越してポニーキャニオンが十分な出荷体制を取っていたため購買層への供給は早期に満たされてしまったからだと考えられる。
2004年まではサザンオールスターズの「TSUNAMI」にわずか6540枚差で国内歴代シングル(レコード含む)売り上げ3位の記録を持っていたが、2005年のサザン全シングル12cm再販で売り上げを更新したため4位に転落してしまった。そして、2016年のSMAPの解散騒動を受け「世界に一つだけの花」が売上を更新したことから現在は5位となっている。
キャラクター
串にささった状態で上から順に長男「串団子 一郎」、次男「串団子 次郎」、三男「串団子 三郎」である。
モデルになっているのは醤油味の焼きだんごだが、彼らの理想はこしあんの餡だんごである。
また、三男のみ鼻の形が違っている(長男・次男が⊂に対して、三男は∩)。
憧れの女性は桜餅の「さくら もちよ」だが、もちよさんの想い人は柏餅の「かしわ もち彦」。実際には相思相愛だが、すれ違いが続いている。
友達は静岡県出身の「湯のみ3兄弟」。名前は長男から順に「茶の吉」、「茶のすけ」、「茶三郎」。
ライバルは、2段アイスの「バニラ&モカ」。
関連動画
余談
- 『だんご3兄弟』のアニメに登場するバックダンサーは「あっという間合唱団」3人の苗字はそれぞれ、「山田さん(54歳)」、「斎藤さん(52歳)」、「杉下さん(63歳)」である。3人の下の名前は未だに不明。3人とも本業はだんご屋さん。因みに、あっという間劇場において杉下さんに孫が誕生した。
- 本曲のヒットを受け、便乗商品やパロディソングも多数製作された。『だんご大家族』もその中の一つである。