フォークソング
「フォークソング」は英語で民謡や民俗音楽を意味し、派生したポピュラー音楽も含めて呼ばれる。
イギリスではイングランドやアイルランドの伝承歌、アメリカではヨーロッパからの移民が伝えた歌に起源を持ち、1950年代にルーツへの回帰が行われた結果、民衆の間に親しまれてきたこれらの曲に脚光が当たった。
また、民謡で歌われる生活苦などをテーマにオリジナル曲を作る歌手も現れ、主にフォークギターを中心とした編成や弾き語りで演奏された。
主なイギリスのフォーク歌手orグループ
フェアポート・コンヴェンション→リチャード・トンプソン、サイモン・ニコル
主なアメリカのフォーク歌手orグループ
バッファロー・スプリングフィールド→スティーヴン・スティルス、ニール・ヤング
バーズ→ジーン・クラーク、ロジャー・マッギン、デヴィッド・クロスビー
CSN&Y→デヴィッド・クロスビー、スティーヴン・スティルス、グラハム・ナッシュ、ニール・ヤング
サイモン&ガーファンクル→ポール・サイモン、アート・ガーファンクル
その他
日本のフォークソング
日本ではアメリカのフォーク・シーンに影響を受け、演歌や歌謡曲と融合して独自の発展を遂げ、1960年代後期から1970年代初頭に一世を風靡した。団塊の世代から絶大な支持を受け、学生運動など当時の世相を反映した歌詞も多い。
当時の人気グループや歌手は既に解散したり、引退したり、タレントになったりしている場合が多いが、往年のスタイルを保ったまま活動している人もいる。
1990年代末期から2000年代にネオフォークとして再度ブームとなり、ガレージロックやパンクを取り入れたスタイルで、1970年代生まれの世代のミュージシャンがヒット曲を出した。
「エヴァンゲリヲン新劇場版」では日本のフォークソングの有名曲を演出として使用した。
主な日本のフォーク歌手orグループ
ザ・フォーク・クルセダーズ→加藤和彦、北山修、はしだのりひこ
たま(バンド)...活動スタイル、デビュー時期、音楽性とも日本のフォークバンドとしては異端であり、「ナゴム系」「イカ天系」の文脈で語られフォークの括りには入れられない事も多い。
ネオフォーク
知名度の高い曲
遠い世界に 学生街の喫茶店 また君に恋してる 神田川 今日の日はさようなら 翼をください なごり雪 夏色