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曖昧さ回避


概要

ゴスペルとは、アメリカのキリスト教音楽で、20世紀前半に黒人霊歌とブルースが融合して生まれた音楽。「ゴスペル」とは福音を意味する「God Spell」から来ている。

歴史

奴隷制が合法だった時代、アフリカから連れてこられ、アメリカで奴隷として働かされていた人々は、教会を中心としたコミュニティを作った。この中で生まれたのが黒人霊歌だった。南北戦争後、奴隷制は廃止されたが、差別政策が公然と行われ、立場は変わらなかった。
19世紀後半、黒人霊歌がパフォーマンスとして発展を遂げる。その流れで、1920年代に誕生したのがゴスペルだった。
'60年代、アメリカで広がった公民権運動。その運動の中で歌が歌われ、人々を団結させた。その中で現在日本で見られる大人数で三声で歌う「クワイヤ・スタイル」が誕生、'90年代に全盛を迎える。
21世紀に入る頃になると、若者文化との融合が進んだ。また、かつて白人と黒人で完全に分かれていた教会が、近年は融合が進み、人種関係なく歌われるようになり、人種間の壁が取り払われつつある。

特徴

内容は聖書などを取材したものが多い。しかし、讃美歌に比べると、感情あふれる歌詞が多い。また、随所にアフリカ音楽の影響が見られ、それは使用する楽器や、手を叩いたり足踏みしたりなどリズム感の強調される歌いかたがそれを伺わせる。
アフリカ系アメリカ人の間で黒人教会などで歌われ、その内容は奴隷として連れてこられた歴史をもち困難にあえぎながらも、頑張ろうとする彼らの応援歌のような要素をもつ。

外部リンク

Wikipedia

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音楽 教会
人種差別 公民権運動

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