曖昧さ回避
- 日本の河川の名称。読み方は「かんだがわ」、「こうだがわ」、「じんだがわ」、「じんでがわ」、「しんでんがわ」、「じんでんがわ」などで、日本各地にあるが、本記事では東京都を流れる神田川(かんだがわ)について詳述する。
- 日本の姓。(神田川俊郎など)
- フォークグループ「かぐや姫」の曲。本記事で詳述。
- 神田川JETGIRLSの略称。第1話放送時のtwitterトレンドではタイトルが略されていた為、かぐや姫のヒット曲がトレンド入りしたと勘違いした人も……。
荒川水系の「神田川」
荒川水系の一級河川。
井の頭公園の井の頭池(三鷹市)に源を発し、両国橋脇(台東区、中央区、墨田区の境界)で隅田川に合流する。
上流は江戸時代に開削された神田上水であり、下流(旧・平川)は江戸川と呼ばれていたが次第に神田川と呼ばれるようになった。明治時代に入る頃には上水の汚染が進み、コレラの大流行などがあったため玉川上水からの導水路が整備され、1901年、神田上水は廃止され、全域にわたって「神田川」と呼ばれるようになる。
自然再生型の整備がされているのは上流の数百メートルのみで、あとは洪水時流量のみを重視した「コンクリート3面貼り」の護岸工事が施されているためにドブ川と化している(しかも悪名高い東京の合流型下水道により雨天時は汚水が混じった水が流れる)が、全区間にわたり開渠である。しかし、東京都は豪雨時に神田川の水を貯める貯水池として環状七号線の地下に神田川、善福寺川、妙正寺川、石神井川、白子川をつなぐ「地下河川」を設置する工事を進めている。
楽曲の「神田川」
フォークグループ「南こうせつとかぐや姫」の8枚目のシングルとして1973年9月20日にリリースされた。
神田川(東京都)沿いの狭い下宿で暮らすカップルの銭湯での待ち合わせなど、ノスタルジーな風景は現在でもpixivやニコニコ動画でのMADなど様々な創作のネタにされている。
実は歌詞は、作詞した喜多条の体験をもとに書かれており、「優しさが怖かった」は「このまま彼女の優しさ、平凡な暮らしの中に埋もれてしまうのが怖かった」の意。また、銭湯で「私」が「あなた(喜多条)」に「いつも待たされていた」のは、当時喜多条が銭湯で飼われていた鯉に餌をやり、観賞していた為。
アニメ銀魂第220話で神楽が歌っていた他、220話エンディングでは南こうせつの歌う原曲が、ほぼそのまま使用された(さすがにパッケージ版では差し替えられたと思われる)。