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概要編集

1950年12月3日生まれ。本名は神部(かんべ)としえ、旧姓は保坂(ほさか)。

「IRUKA」と表記することもある。

東京都中野区出身。女子美術大学卒業。


父・保坂敏夫はプロのサックス奏者で、渡辺弘率いるジャズバンド「スターダスターズ」に在籍していた時期がある。また美空ひばりの専属バンド「ひばり&SKY」の指揮を担当していた(このことが縁で、のちにひばりの詩にイルカが曲をつける形でコラボを果たしている)。父の影響で本人も音楽に関心を持つようになる。

大学在学中の1970年、フォークソンググループ「シュリークス」に本名の「保坂としえ」として加入してデビュー。その後他のメンバーの脱退に伴い、神部和夫との男女デュオとなる。1972年に神部と結婚。


1974年、「あの頃のぼくは」でソロデビュー。このとき現在の「イルカ」名義となる。


1975年から1976年に掛けて、かぐや姫のメンバー伊勢正三の作詞・作曲による「なごり雪」をカバーして大ヒットした。ほか1977年に「雨の物語」、1979年に「海岸通」(風・伊勢正三の作詞・作曲によるカバー)などもヒットした。


また絵本作家としても活動し、1977年から1980年にかけて、絵本『ちいさな空』全4巻を発表した。


「イルカ」の由来は、大学のギターサークルに所属していた頃、みんなが黒いギターケースを担いで一斉に移動する様子を「イルカの群れのようだ」と言ったことがきっかけであだ名として呼ばれるようになったという。


神部和夫は、イルカのソロデビューにともないプロデューサー・ マネージャーとして裏方に回った。1986年に若くしてパーキンソン病を患い、2007年3月21日に急性腎不全のため亡くなった。

一人息子の神部冬馬もシンガーソングライターとして活動しており、父の保坂敏夫を加えた3人で演奏を披露したこともある。

またイラストレーターの月下推敲は孫(冬馬の子供)にあたり、YouTubeチャンネルで公開した「まあるいいのち」・「サラダの国から来た娘」の初音ミクカバーにてイラストを担当している。


漫画家のさくらももこと、彼女に声が似ているという理由で選ばれた『ちびまる子ちゃん』のまる子役の声優TARAKOと声がそっくりであり、『さくらももこのオールナイトニッポン』で鼎談した際には誰が話しているのかわからなくなるほどであった(実際にはイルカが少し低くハスキー、TARAKOが高めでハリがあり、さくらは二人の中間くらいの声の高さでよりソフトという微妙な違いがある)。

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