う〜ん、いけずぅ〜
概要
声:TARAKO(1990~1992 1995~2024)(初代)→菊池こころ(2024~)(二代目) / 演:森迫永依→伊藤綺夏
本作の主人公。小学校3年生の9歳。作者自身がモデルであり、フルネームも同じ「さくらももこ」。
静岡県清水市在住、1965年5月8日生まれ。A型。牡牛座。愛称は「まる子」。
好きな食べ物はハンバーグ、プリン。好きなタレントは山口百恵、山本リンダ。
入江小学校3年4組在籍。
髪型はおかっぱ。服装は、赤い吊りスカートをはき、季節によって春・秋は白い長袖ブラウスを着て、冬はその上に黄色いカーディガンを羽織る。夏は黄色いTシャツ、または顔の絵がプリントされた白いTシャツ(まる子は“顔の服”と呼ぶ)の設定が最も多い。また、夏には赤い半ズボンをはくこともある。
マイペースで楽天的な性格で怠け者であり、勉強嫌いで授業中は常に上の空状態。テレビ番組などの影響でオバサン臭い言い回しをよくしていて、周囲を驚かせることがある。石松そばのCMに出てくる「うぅ~ん、いけずぅ~」というフレーズを気に入って、それを覚えて以後、口癖となる。
忘れ物や寝坊が非常に多く呑気でおっちょこちょいな節が多々あるが、特に寝坊については筋金入り。姉のさきことは普段から喧嘩ばかりしているが、仲は良い。また、親に怒られるのを恐れて口八丁手八丁で何とか誤魔化すが、友達であるたまちゃんには嘘をついたことはない。
そのおバカでお調子者でわがままな言動からよく怒られてばかりいる上に、両親も「このままだとまる子がろくな大人にならない」と心配しているが、家族以外の人物には態度の悪いところはあまり見られず、いじめられっ子を助けたり、生き物を大切にするなど、正義感のある優しい性格。また、自分は日頃の行いが悪いと自覚しているようであり、ある日の放課後に学校のトイレに閉じ込められて死を覚悟した時には自分の日頃の行いの悪さを反省していた。また言葉遣いと素行に関しては関口等よりはマシな方で同級生にはまる子に輪をかけて非常識な子供(というかほぼ男子)はそれなりにいる。
教室では最後列の席に座っている。隣の席の穂波たまえとは1年生の頃からの親友。その他、とし子ちゃん、かよちゃん、城ヶ崎さんなどと関わりが深く、同年代であれば性格に難がある人物でない限りは誰とでも仲良くなれる。
勉強が苦手で、特に算数や社会などの紛らわしい分野は苦手。しかしノストラダムスの予言を間に受けた際に明日に迫ったテスト勉強をせずにいたが姉の説得を受けて一夜漬けで勉強をした結果65点を取るなど地頭は悪くはなく勉強嫌いなだけでやればできる子である(なおそのまま突っ走ったこの人は0点を取っていた)。またマラソンが大嫌いだが大会での記録は10位を取るなど好成績であり(ただしオイルショック影響下による紙の節約のために賞状はもらえなかった。ナレーション曰く『たったの18枚の紙の節約がいったい学校になんの役割をはたすのだろうか』)。、クラスメイトにも「足が速い」と評されている。また宿題で描いた絵が表彰されたこともある等、妙な才能を秘める。
アニメ第1期ではクラスのほとんどの男子から「まる子」とあだ名で呼ばれていたが、現在では「さくら」と苗字で呼ばれている(過去の話をリメイクされたときはまる子と呼ばれている)。
番外編
番外編では友蔵とコンビの場合が多い。
番外編で探偵になったときは声の印象が変わっていた。
名前の由来
ちびだからちび丸、そして女の子だから子をつけて「ちびまる子ちゃん」になったらしい。
しかし作中では「さくら(さん)」、「まる子」、「まるちゃん」と呼ばれることが多い。
余談
初代まる子の声がTARAKO氏になった決定打はさくらももこと声が瓜二つと言っていいくらい似ていたからだと言われている。これはトリビアの泉でも紹介され、「さくらももこのオールナイトニッポン」の音声で検証されている。
また、実際のさくらの小学生時代は、まる子とは性格が違っていたらしく、むしろ劇中のたまちゃんに近い性格だったらしい。逆にたまちゃんのモデルとなった同級生の方がまる子の性格に近かったとのこと。
実はTARAKO氏はさくらももこより5歳ほど年上である。そして、現実でさくらに一番近い歳だったのは初代おねえちゃんだった故・水谷優子氏だった(※ちなみにお姉ちゃんと一番年が近いのは永沢君役の茶風林氏であり、一学年上)。
作中ではまる子であった原作者・さくらももこは2018年8月15日に53歳の若さで亡くなった事が同年8月27日に公表された。この訃報にTARAKO氏は病気の事を全く知らされていなかったらしく、突然の事にショックを隠しきれなかった。
更にさくら氏の訃報から約5年と7ヶ月後の2024年3月にはまる子役を35年間担当してきたTARAKO氏も63歳で急逝。同時期に亡くなった国民的漫画家の訃報も重なり、多くの関係者とファンが悲しみに暮れた。
TARAKO氏はアニメの脚本も何本か手掛けている。
テレビ放送1500回を記念し、ONEPIECEとのコラボとして1500ベリーの懸賞金をかけられた。あと登場人物にまる子と名前が似た人物がいたりする。
関連イラスト
関連タグ
磯野カツオ:30分後の世界の男子キャラで、まる子とは共通点がたくさんある。