CV:佐々木優子
演:宮崎美子(ドラマ版)
概要
さくらこたけとは、お姉ちゃん&まる子の祖母で、友蔵の妻。4月4日産まれの72歳(1902年、明治35年生まれ)。
ひろしの母親で普段はとても温厚だが怒ると怖い。
家にいることが多く、作中では他の家族と比べて登場回数が少なめ。
若い時は、とても美人であった。イケメンの初恋の相手がおり、両思いだったらしいが戦争で死去してしまった(この戦争の詳細は不明。息子のひろしの年齢からすると、こたけは友蔵とは1930年代頃には既に結婚していたらしいので、両想いだったが結婚は出来ず、その後、初恋の相手は1930年代後半から40年代半ばの第二次世界大戦期に死去した、ということなのかもしれない。あるいは戦争というのは大戦ではなく1910年代末~20年代初頭のシベリア出兵のことかもしれない)。
さくら家では、唯一藤木のことを笑ったり卑怯呼ばわりしていない人物でもある。
特殊能力
- 一度だけ作画ミスにより画面に2人映り込んでしまった事がある。
- テレビ番組の感想などを送るための長い宛先名(ビデオ録画に頼るレベルでテロップ表示が短い)も難なく覚えて書ける。
余談
こたけ役の佐々木氏は放送開始当時20代後半にして72歳の老婆役を演じており、30年程経過した現在でもいまだに本人の作中年齢に届いていない。まる子役のTARAKO氏よりも1歳年下であり、さくら家のキャストではお姉ちゃん役の水谷優子氏の次に若かった(水谷氏の後任の豊嶋真千子氏の方が若いため、現在では下から通算3番目となる)。
さくらももこ氏曰く、実際のさくらの祖母は何でも「薬になる」と言うのが口癖で、火鉢に落として灰まみれになった餅やカビの生えたパンを平気で口にしてしまったという。(漫画やアニメでも実際に「薬になる」とカビの生えたパンを食べている)それでもお腹を壊したことがない鉄の胃袋の持ち主だったそうだが、いつも腐ったものを食べていたかというとそうではなく、普段は赤飯と甘納豆が好物の普通のおばあちゃんだったという。
作者の祖父は長寿で1980年代に老衰で亡くなった事が作者のエッセーで書かれているが、祖母も少なくとも1989年頃(90歳近く)までは健在だったのがエッセーで解る。