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TARAKO

たらこ

日本の女性声優、ナレーター、女優、タレント、シンガーソングライター、脚本家、エッセイスト(1960 - 2024)。トルバドール音楽事務所に所属していた。
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プロフィール編集

本名非公開※
愛称タラちゃん
生年月日1960年12月17日
没年月日2024年3月4日
血液型AB型
出生地東京都江戸川区
出身地群馬県太田市
所属事務所トルバドール音楽事務所(最終所属)
デビュー声優(1981年)、歌手(1983年

※本名がごく普通の名前であるため、芸名とのギャップが激しいことと、本名のプライベートな部分を大切にしてあげたいという思いで非公開にしていた。TARAKOという芸名は、タラちゃんの声真似がうまかったとされることに由来する。


人物編集

1981年、『うる星やつら』の幼稚園児役で声優デビュー。当初はヒロインであるラム役でオーディションを受けるも落選。たがその際、その特徴ある声がスタッフに気に入られ、脇役としてほぼ毎回出演していた。


1982年、『戦闘メカザブングル』のチル役で初レギュラーとなる。1990年には『ちびまる子ちゃん』で主人公・まる子を演じ、一躍有名になる。


声優のみならずナレーションやテレビ番組の司会、女優もこなすほか、シンガーソングライターとしても活動したり、まる子シリーズの脚本を時々手掛けたりしていた。

役柄としては、幼い少年・少女、ギャグキャラ、動物キャラを演じることが多いが、稀に落ち着いた雰囲気の成人女性を演じることもある。ナレーションの際は、番組の内容によって、それぞれ異なる声質を使い分けている。


ちびまる子ちゃんとの関係編集

ちびまる子ちゃん』の主人公、まる子の声を長年務めていたことで知られる。

抜擢された理由は、原作者のさくらももこと声が酷似しているため。

トリビアの泉では「ファンの女性の差し入れで貰った生のタラコが入ったおにぎりを食べてお腹を下して入院した」ことを、ちびまる子ちゃんのアニメを手がける日本アニメーションによってアニメ風の再現映像で紹介された。ナレーションを務めたのはもちろんキートン山田。つまり 事実上のスピンオフでもある。



2018年8月15日にさくらももこが死去すると、同年11月16日に行われた「さくらももこさん ありがとうの会」でまる子の演技で弔辞を読み上げた。又、「さくら先生の分身を演じ続ける事が私に出来る最大の感謝の形です」という内容のコメントを出した。


訃報編集

2024年3月4日、急死したことが報じられた。63歳没。

死因は現時点では明らかになっておらず、自身も2024年2月より体調を崩していた事を周囲にはあまり語っていなかった。その為、生前最後の収録の際には車椅子姿で参加していたという。葬儀は家族葬で行った。皮肉にも上述のさくらももこの訃報から6年も経っていなかった。


奇しくも彼女の訃報が発表された前日に3月1日に死去した鳥山明の訃報が発表されたこともあり、漫画・アニメ業界は立て続けの訃報に悲しみの声に包まれた。


声優界からも彼女の死を悼む声が相次ぎ、長年共演していたさくらファミリーからのコメントが注目を集めた。

当人が生前からしけっぽさよりも明るさや楽しさを好んでいたらしく、コメントの中には哀悼の意を表しながらもユーモアに富んだものもあり、


1990年の放送開始当初から34年間おばあちゃん役を担当した佐々木優子は「明るくて、楽しくて、人にも動物にも、命あるすべてに愛をふりそそぐ人でした。でも、こんなに急に、突然、婆さんより先に逝ってしまうなんて...そこだけは親不孝者だよ、まる子や...」と、本当の孫の様に温かいコメントを残した。


まる子の良き理解者でもある友蔵役の島田敏


 「胸つまる 『何だい?まる子』 言えなくて 友蔵 タラちゃんに捧ぐ心の俳」


と友蔵らしい心の俳句で哀悼の意を表した。



初代ナレーションとして番組を支えていたキートン山田もテレビのインタビューで「まる子よ、順番が違うだろう。友蔵が先である」とかつてのナレーション風にコメントを残している。


因みに、死去当日の3月4日に放送された山田裕貴オールナイトニッポンでは偶然なのか彼女と爆笑問題が歌っていたちびまる子ちゃんのエンディングテーマアララの呪文が流されたという。


6月15日、東京・TFTホールにおいてお別れの会が営まれた。参列者にはちびまる子ちゃんの初代プロデューサー清水賢治に加え、屋良有作(ひろし)、島田敏(友蔵)、佐々木優子(おばあちゃん)、豊嶋真千子(お姉ちゃん)、キートン山田(初代ナレーション)、菊池こころ(二代目まる子)らのさくらファミリーや同じ声優界で活躍して来た山寺宏一中尾隆聖。そして、エンディング曲のアララの呪文で共演した爆笑問題と彼女が担当した日本テレビのお天気キャラクターのそらジローと共演しかつて共に劇団を立ち上げた気象予報士木原実を含む声優仲間や作品関係者、一般ファンなど800人以上が出席した。


最後には参列者全員で「おどるポンポコリン」を歌い、祭壇の前には、友蔵役の島田敏が「タラちゃんや、本当に本当にお疲れ様でした! タラちゃんや、見守ってておくれー!」と、ひろし役の屋良有作が「タラちゃん、頼んだよ。そしてたくさんたくさんありがとうな」とTARAKOに呼びかけると、「ピーヒャラピーヒャラ」とおなじみの軽快なメロディが流れ始める。会場一体となって曲に合わせて手拍子を鳴らし、菊池こころもハンカチで目元を拭い涙ながら歌い、幕を閉じた。


ちびまる子ちゃん以外の界隈での反応編集

また、ちびまる子界隈のみでなくモノクマ役を病状の悪化から勇退した大山のぶ代から引き継いでいた「ダンガンロンパ」界隈にも大きな衝撃が走った。

大山はこの時点で介護施設入りこそしていたものの、90歳を越してもなお存命で、上述の鳥山明が60代後半にして80代後半の悟空役の野沢雅子より先に亡くなったという似た事例が発生していたのもあって、同シリーズのクラスタからも「まさか初代より先に亡くなるなんて…」との声が多く上がっている。

モノクマの三代目は誰が担当するのかは現在不明である。


※なお大山は、TARAKOの死没から約7ヶ月弱あとの2024年9月29日に大往生を遂げている。


デビュー作品であるうる星やつらの昭和版でしゅがあ役を演じてた他、令和版で願い星も演じていたためか令和版33話「あやかしの面堂/最後のデート」の冒頭にてTARAKOが死去したというテロップが流れた。


チル役で出演した「戦闘メカザブングル」では死去から約3ヶ月後の6月8日にダイク役の山下啓介が死去。チルとダイクは共にサンドラット一味であったため、OPで並んでいる姿を回想する声がSNS上で挙がった。


現時点の最後のアニメ出演は『怪獣8号』の「謎の幼獣」役。死去から約1か月後に出演分の第1話エンドクレジットにて明かされ、作品の出来を称賛すると同時に彼女を悼む声がSNS上で挙がった。



主な出演作編集

アニメ編集

※:後任は菊池こころ


イラスト未確認

謎の幼獣怪獣8号


ゲーム編集


※:舞台「ダンガンロンパTHE STAGE~希望の学園と絶望の高校生~2016」以降、「ダンガンロンパ3-The End of 希望ヶ峰学園-」,2016年発売のゲーム「ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」にて、大山のぶ代の後任。


その他編集


みんなのうた「はみがき音頭」のボーカル。


関連イラスト編集

TARAKOさん追悼 TARAKOさん ご冥福をお祈り申し上げます。


外部リンク編集

公式ブログ・天使と5にゃんとまーんまる

公式X(旧Twitter)

Wikipedia


関連タグ編集

声優 CV:TARAKO

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