地球“最凶”の高校生 諸星あたると、 宇宙から舞い降りた “鬼っ娘”美少女ラム。 二人の出会いからすべてが始まった・・・!
概要
2022年1月1日付産経新聞の一面広告にて、リメイク版の構想がある事が明らかにされた。
原作366話分から放送エピソードを選抜したうえで、分割4クールの放送スタイルを採ることを明言しており、ひとまず第1部の放送を2022年10月から(2023年3月まで)放送されることが発表されている。
さらに、第2部(後半2クール)の放送を行う意向である事が2023年3月24日に明らかにされ、2024年1月から6月にかけて放送された。
メインタイトル表記は「うる星やつら」。
キャスティングとメインスタッフは交代しているが、オリジナル版から別役で再登板を果たしたキャストもいる(古川登志夫、平野文、千葉繁など)。また、新規採用されたキャストの中には過去の高橋留美子原作アニメの出演者も複数おり、特に山口勝平は複数のキャラを演じている。
フジテレビ、関西テレビ、東海テレビ、サガテレビ、秋田テレビ、鹿児島テレビ、AT-X、高知さんさんテレビ、テレビ長崎などにて放送。また、山陰中央テレビでも放送されているが、第1部は2ヶ月半遅れ、第2部は1ヶ月半遅れでの放送である。さらに福井テレビでも第1部が5ヶ月半遅れ、第2部が3ヶ月遅れではあるが放送されている。そして第2部に関しては岡山放送でも約2ヶ月半程度遅れで放送されている。なお、(高知さんさんテレビ、テレビ長崎、福井テレビおよび岡山放送以外の)地上波のネット局はノイタミナ枠での放送となる。
第17話において、背景の一部で実は既存のデザインを勝手に使っていた事が判明してしまい、謝罪に追い込まれた。また、これに伴い、配信や映像ソフト、さらには一ヶ月以上のタイムラグがある遅れネット局向けに対しては修正を施したものを使用する。
登場キャラクター
- 諸星あたる:神谷浩史
- ラム:上坂すみれ
- 三宅しのぶ:内田真礼
- 面堂終太郎:宮野真守/大地葉(幼少期)
- 面堂了子:井上麻里奈
- 藤波竜之介:高垣彩陽
- 錯乱坊、コタツネコ:高木渉
- サクラ:沢城みゆき
- 尾津乃つばめ:櫻井孝宏
- 水乃小路飛麿:梶裕貴
- 水乃小路飛鳥:M・A・O
- テン:悠木碧
- ラン:花澤香菜
- 弁天:石上静香
- クラマ姫:水樹奈々
- おユキ:早見沙織
- レイ:小西克幸
- しゅがあ:久野美咲
- じんじゃあ:森永千才
- ぺっぱあ:高橋李依
- あたるの父:古川登志夫(1981年版にて諸星あたるを演じる)
- あたるの母:戸田恵子
- ラムの父:小山力也
- ラムの母:平野文(1981年版にてラムを演じる)
- 終太郎の父:井上和彦(1981年版にて尾津乃つばめを演じる)
- 終太郎の母:井上喜久子
- 終太郎の祖父:岩崎ひろし
- 竜之介の父:千葉繁(1981年版にて「メガネ」を演じる)
- ♨先生:三宅健太
- 友引高校校長:大塚芳忠
- 白井コースケ:高橋伸也
- 北斗:井之上潤
- サトシ:佐藤せつじ
- アキラ:阪口大助
- B坊、菜造じい:山口勝平
- プールの妖怪:中野周平(蛙亭)
- 仏滅高校の総番:関智一
- 願い星:TARAKO(1981年版にて「しゅがあ」を演じる)
- CAO-2:玄田哲章(1981年版にて「レイ」を演じる)
- 純情きつね:釘宮理恵
- 真吾:島﨑信長
- 飛麿・飛鳥の父:桜井敏治
- 飛麿・飛鳥の母:三石琴乃
- 諸星こける:くまいもとこ
- 因幡:入野自由
- 望:石見舞菜香
- 潮渡渚:村瀬歩
- 渚の父:坂口候一
- 妖精:福山潤
- ルパ:中村悠一
- カルラ:水瀬いのり
- ウパ:チョー
スタッフ
主題歌
現状全てMAISONdesが担当。歌唱アーティストは毎回異なる。
第1期
- 第1期1クールOP「アイウエ feat. 美波, SAKURAmoti」
作詞・作曲:SAKURAmoti・美波 / 編曲:SAKURAmoti・真船勝博
OPアニメーションはラムの電撃を浴びたあたるが見た白昼夢となっており、昭和から平成を飛び越え令和の世界に迷い込むも、結局ラムに翻弄されるという展開。
映像内にはスマートフォンやインスタグラムの他、恋愛アドベンチャーゲーム、レトロゲーム(かつて発売された『うる星やつら』のゲームもモデルに入っている)、原作風のイラストなども登場する。
- 第1期1クールED「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ feat. 花譜, ツミキ」
作詞・作曲・編曲:ツミキ
作詞・作曲・編曲:すりぃ
- 第1期2クールED「アイタリナイ feat. yama, ニト。」
作詞・作曲・編曲:ニト。
第2期
- 第2期1クールOP「ロックオン feat. はしメロ, 巡巡」
作詞・作曲・編曲:巡巡。
- 第2期1クールED「雷櫻 feat. 9Lana, SAKURAmoti」
作詞・作曲・編曲:SAKURAmoti。
- 第2期2クールOP「バイマイダーリン feat. みきまりあ,ニト。」
作詞・作曲・編曲:ニト。
- 第2期2クールED「春紛い feat. アユニ・D ,ニト。」
作詞・作曲・編曲:ニト。
各話リスト
第1期
話数 | サブタイトル名 | 話数 | サブタイトル名 | |
---|---|---|---|---|
第1話 | かけめぐる青春/絶体絶命 | 第13話 | 買い食い大戦争/テンから贈り物!! | |
第2話 | あなたにあげる/幸せの黄色いリボン | 第14話 | 水乃小路家の男/トLOVEル・レター | |
第3話 | トラブルは舞い降りた!!/迷路でメロメロ | 第15話 | あんこ悲しや、恋の味?/思い出危機一髪…/口薬害 | |
第4話 | 口づけと共に契らん!! | 第16話 | 激闘、父子鷹!!/セーラ服よ、こんにちは!! | |
第5話 | 愛と闘魂のグローブ/君待てども… | 第17話 | あこがれを胸に!!/星に願いを | |
第6話 | いい日旅立ち/お雪/あたるの引退 | 第18話 | き・え・な・いルージュマジック!!/必殺!ヤミナベ | |
第7話 | 住めば都/生ゴミ、海へ | 第19話 | 魔鏡!戦慄の密林/酔っぱらいブギ | |
第8話 | 転入生、危機一髪…/お別れパーティー危機一髪… | 第20話 | 失われたモノを求めて | |
第9話 | 愛で殺したい/自習騒動 | 第21話 | 惑星教師CAO-2/あな恐ろしや、ワラ人形 | |
第10話 | 戦慄の参観日/君去りし後 | 第22話 | 大ビン小ビン/愛がふれあうとき | |
第11話 | 面堂兄妹!!/面倒邸新年怪 | 第23話 | 決戦!!友1クイーンコンテスト | |
第12話 | テンちゃんがきた/ふたりだけのデート |
第2期
話数 | サブタイトル名 |
---|---|
第24話 | 妄想フーセンガム/愛は国境を超えて |
第25話 | 想い出ボロボロ!?/想い出のアルバム/涙の家庭訪問 激闘の藤波家編 |
第26話 | 電飾の魔境 |
第27話 | 恋人泥棒/水乃小路家の娘 |
第28話 | 続・水乃小路家の娘 |
第29話 | コタツにかけた愛/ラムちゃん、ウシになる/涙の家庭訪問 華麗なる面堂家編 |
第30話 | イヤーマッフルの怪/系図 |
第31話 | 扉を開けて 前編 |
第32話 | 扉を開けて 後編/涙の家庭訪問 禁じられた三宅家編 |
第33話 | あやかしの面堂/最後のデート |
第34話 | 校長殴打事件/秘密の花園/涙の家庭訪問 地獄の諸星家編 |
第35話 | 愛♡ダーリンの危機!!/月夜のキツネたち/涙の家庭訪問 温泉マーク宇宙(そら)へ |
第36話 | みじめっ子・終太郎!! |
第37話 | 飛鳥ふたたび/嵐を呼ぶデート 前編 |
第38話 | 嵐を呼ぶデート 後編 |
第39話 | 渚のフィアンセ/妖精のパラソル |
第40話 | 一夜の攻防戦/命かけます、授業中!! |
第41話 | 愛と勇気と花一輪 |
第42話 | 怒りのラムちゃん!!/ハートをつかめ |
第43話 | ボーイミーツガール 別れの朝 |
第44話 | ボーイミーツガール 結婚するって本当ですか |
第45話 | ボーイミーツガール ねじれたハートで |
第46話 | ボーイミーツガール ないものねだりのI want you |
特徴・原作や旧作との相違点
- ラムが電撃を放つ際に髪色が7色に光る。
- 時代設定は原作準拠の昭和末期であり、ブラウン管テレビ、ダイヤル式固定電話、ラジカセが使われている。ただ細かい当時の時事ネタはカット。
- ただし当時には無い「イケメン」等の単語は登場している。
- 学校のデザインが洋風木造な1981年版と異なり原作、OVA「ザ・障害物水泳大会」と同じ鉄筋コンクリートの建物となっている。
- メガネをはじめとするラム親衛隊や彼らのベースとなった原作のラムちゃん後援会が存在しない。代わりに1981版では殆ど登場しなかった白井コースケや北斗等があたるの友人として登場する。
- 1981年版の「メガネ」と「チビ」の原型となった原作の登場人物は、あたるの友人「サトシ」「アキラ」として2話から、「カクガリ」の原型となった人物は同じ名前で3話からセリフありのモブキャラクターとして登場している。あくまで1981年版の彼らとは別人。
- 1981年版では2話から登場していたテンは12話まで登場しない。代わりに面堂終太郎の登場が2話目ラストからとかなり早くなっている。
- クラマ姫のエピソードが大きく改変されている。当人の項目参照。
- 1981年版は初期は2本立てで第3クールから30分1話になったのに対し、本作は2本立てを基本にしつつ、話によっては30分1話だったり3本立ての場合もある。
- サブタイトルの演出が1981年版とは異なる。1981年版は一般的なサブタイトル画面でラムを演じた平野氏がサブタイトルを読み上げていたが、2022年版ではサブタイトルコールは無いものの各話ごとに専用のロゴ・演出が用意され、本編内に挿入される演出。また、日本のテレビアニメでは異例の「1クール分のサブタイトルをティザー映像で一斉に事前公開する」(ただし順不同)試みも行っている。
- 「バリバリバリッ」「みしっ」など原作で印象的だったSEはアニメ版ジョジョよろしく視覚化されている。そしてなぜか声優の声になっている。
- 現代のコンプライアンスに合わせてあたるのセクハラに値する言動はナンパなどの根幹に関わる描写以外はマイルドに、また藤波竜之介関連の描写で同性愛忌避等の文言は避けられている。
- 旧アニメ版では原作者の要望で映像化しなかった諸星こけるの登場する「系図」のエピソードが初アニメ化。概ね原作に忠実だが、こけるの母親がラムではないと思ったあたるが動揺するシーンがある。オチの後で因幡が登場し、「扉を開けて 前編」へと繋がる演出が為された。
- 「愛は国境を越えて」にて、昭和版と原作版はあたるがラムに電気釜をぶつけたとなっているが、令和版では時代の影響か炊飯器になっていた。
- 完結篇にて、原作及び旧作の劇場版では「アマっ娘」というものの夜中帯の放送とはいえアウトだったのか「鬼っ娘」に変更されている。
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