水乃小路飛麿
みずのこうじとびまろ
水乃小路飛麿とは、『うる星やつら』の登場人物であり、初登場回は「白球にかけた青春」
スポーツ業界を牛耳る一大メーカー、水乃小路スポーツ用品の御曹司で水乃小路飛鳥の兄。
水乃小路家独特のキラキラとした某アイドルのような一番星を瞳に宿しているかのような瞳をしていて昨今あまり見ない侍のような出で立ちをしている。
瞳のタイプは母、妹とも共通でこの瞳でないのは父のみである。
水乃小路家は公家、面堂家は武家で代々憎しみ合ってきた家同士。
そのため面堂終太郎とは幼いころからいがみ合ってきた終生のライバル……なのだが、気安く「とんちゃん」・「終ちゃん」と呼び合う関係なので別に仲が悪いとか険悪というわけではない。
面堂曰く、野球で負けて以降は山に籠って野球の修行に専念、年に一度下山して面堂と試合をしている。よく木に登っているが自力で上り下りできる運動神経は持ち合わせておらず、梯子を使用しているが、自然に外れたり、外されることもある。
幼い頃から異性と隔離されて暮らしていたせいで男性恐怖症になってしまった飛鳥と初めて出会い、それまで飛麿自身も自分に妹がいるなんて知らなかったが飛鳥のことをかわいくて守りたい大事な存在だと思い、兄として妹を狙う輩から飛鳥を守ったことで普通の兄妹として以上に飛鳥から慕われてしまう。
今まで男と接して来なかった飛鳥にとって初めての『安心できる、頼もしい存在』『男だけど自分を襲わない優しい人』であり、本人も無自覚のうちに恋愛対象のように思ってしまっているので平気で一緒にお風呂に入ろうとしてきたり布団に潜り込んできたりするようになってしまい、甚く飛麿を戸惑わせている。
当然ながら、飛麿は動揺こそあれどそういう感情はないのでただただ妹の兄妹以上の好意に困惑している。
面堂了子におちょくられていた記憶から女嫌いを自称しているが、女性への興味は一般的な男子と同じくらいはあるよう。
「雌雄を決する」の意味を「負けた方がお嫁さんになる」と勘違いしているアホで、運動神経はかなり悪いが体はとても丈夫。
飛鳥にお風呂場に乱入された時のショックで鼻血を出してしまい体内の三分の二の血液を失い、また飛鳥に抱きつかれてアバラ骨が全壊してもすぐに回復するなど、驚異の回復力を持ち、医者も「普通なら死んでます」と言うほど。
何故か飛鳥と比べて扱いがぞんざいで母から「ごくつぶしの子」と言われたり飛鳥の異常なブラコンと男性恐怖症を治すための荒療治の際に人質にされたり、使用人に「スカ」・「あの坊ちゃんのどこが強くて賢いのよ!」と言われたりなど散々な扱いである。
しかし、身内間での話題なので別にいびられているわけではない模様。