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CV:杉山佳寿子 (1981年版)/悠木碧(2022年版)/成田紗矢香(パチスロ版)


概要編集

うる星やつらのキャラクターで、鬼族の宇宙人の男の子。一本角。

ラムとは従弟にあたる関係。

アニメ版第1作目では放送初期の第3話からレギュラーキャラとして登場しており、原作より頻繁に登場する。

2022年版では原作同様、「年賀状と一緒に届く」設定を踏襲するため、新年明けた第二クールからの登場で、レギュラーキャラクターの中では登場が遅かった。また、関連キャラクターが登場する回が軒並みカットされたが、複数回に分けて放送された温泉マーク先生主役回「涙の家庭訪問」のラスト画面でテンの母、金太郎、スーパーデリシャス遊星ゴールデンスペシャルリザーブゴージャスアフターケアーキッド28号の3人がカメオ出演している。


名の呼ばれ方は登場人物によって違っており、親しい人は「テンちゃん」、身内でも目上の人は「テン」、主に彼のイタズラの被害に遭う友引高校男子は「ジャリテン」と呼ぶ。


髪色は原作と2022年版アニメでは黄緑寄りなのに対し、1981年版アニメではラムとほぼ同じ青緑系。


一人称は媒体で異なり、原作と2022年版では女性に対して「ボク」、男性に対して「オレ」と使い分けるが、1981年版では相手に関係なく基本「ワイ」であり、「ボク」は猫を被る時だけ使用する。


キャラクター像編集

女性の前では可愛らしい幼児を演じているが、男性の前では小憎らしいジャリである。素の性格はキツい関西弁での口の悪さが目立ち、大のイタズラと女好き。

穿いている虎柄の服は、オムツではないらしい。

郵便で地球にいるラム(の棲み込み先の諸星宅)の元にやってきた。以後ラムと一緒に彼女のUFOで暮らしているが、あたるとはそりが合わず、喧嘩が絶えない。だからといって心底嫌い合っているというわけでもなく、喧嘩友達のような関係。良くも悪くも同レベルで張り合ってる。物語終盤では寝ているあたるに「おまえと別れるのなんか悲しないけどな…」と言いつつ、涙を落した。面堂ら2年4組男子にも生意気で仲が悪い。


幼児ながら買い物は一通りでき、ラムやあたるのために1人宇宙までおつかいに行くこともあり、玩具やお菓子を地球に持ち込むが、それが度々トラブルの種になりがち。特にキャラメルは燕をペンギンに変化させ、ラムから自分達の星の物を地球の生き物に与えては駄目だと注意されたが、今度は河豚に食べさせてまた一騒動起こした。

また通信販売を利用する描写があるが、ラムに「また無駄遣いして、今度は何を買ったっちゃ?」「…またインチキにひっかかったっちゃ?」と言われ、これからは自分がお小遣いを預かると決めるレベルの使用頻度のようだ。


能力編集

大きく息を吸い込んでを吹く能力を持つ。頭を叩かれると反射的に火を吹いてしまうので、主にあたるから火炎放射器扱いされる。武器として装備品にされた事も。

ラムと同じく空中飛行可能。しかしそのスピードは亀よりも遅い。毎度これをネタにからかわれるためコンプレックスに感じており、速く飛ぶ事を夢見ている。高速飛行が必要な場合はアヒルを模したおまる型の小型飛行艇を使用する。また、得意の火炎放射を出すことによりスピードアップも可能(ただし、後ろに飛ぶが)。


恋愛観編集

幼児でありながらかなりの女好きで自称・プレイボーイ。あたると面堂の中身は同じと評しているが、女好きで気が多いところは同類である。あたるら2年A組男子が近所中を一時間かけて必死に捜し歩いても現れなかったが、アホ扱いしているあたる発案の露骨な落とし籠作戦(餌はサクラ)に即座に引っかかり、2年A組男子をズッコケさせた(後にあたるに片思いする女の子を装った偽のラブレターを送りあたるの呼び出しに成功している)。


地球に来てからはサクラに始まり、フラワーショップ「ぼけや」のお姉さん、子持ちの人妻、クラマ姫、小学生ぐらいの幽霊の少女・小鳥などなど多くの女性に惚れていった。クラマ姫に対してなどは初対面で「結婚して!」「恋はいきなり芽生えるものや!」と言い放った。しかしあたると違って誰彼構わず言い寄ったりはせず、ラン弁天などには興味を示さない。

また子どものくせに「ガキは相手にしない主義」。幼児の真子にベタ惚れされたが一貫して迷惑がっていた。真子から解放された(誤解)後は、上機嫌で空を飛びながら、「ねーちゃんはみんな…オレのもんやーっ!!」と叫んでいるのをラムに聞かれて拳骨を食らい「なにダーリン(あたる)みたいなこと言ってるっちゃ!」と叱られた。「あんなアホといっしょにせんといて!!」と反論したが「やってることは同じだっちゃ!!」「このごろ顔つきも(あたるに)似てきたから用心した方がいいっちゃ!!」と言われてショックを受けた。


幽霊の少女・小鳥は例外で「オレ、ガキは相手にせ~へん主義やのに………」と戸惑った。


サクラとは出会って早々に彼女の電話番号を入手、あたるから「恐ろしいガキだ!!」と驚かれた。あたるに騙されて手紙を代筆してもらい、結果的にデートにこぎつけ、「結婚して!!」と言ったが断られた。上述の通り、数多の女性に惚れていったが、物語後期においても妖精に「パラソルを見つけれくれたらお礼に夢を叶えてあげる」と言われていっぱいある夢の中で最初に出たのが「サクラねーちゃんをお嫁さんにしたい」というものだったり(ちなみに次は「速く飛びたい」)、ロマンスを手伝ってくれる愛の伝書鳩を通販で購入、サクラに手紙を送ろうとしたりと好いている。だがあたると違い婚約者であるつばめとの仲を邪魔しない。キスを邪魔したことはあるが(即刻ラムに回収されて拳骨を受けた)悪気はなかった。


両親編集

実家はランの隣で、両親は共働きで忙しい。母親の職業はなんと火消し。気さくで豪快、しかし放火魔は一切許せず徹底的に追い詰める。

テンは赤ん坊の頃、毎晩彼女からその武勇伝を聞いて育ち、その語り方と自分の放火能力的に畏怖を感じている(この話を始めると泣き止んで大人しくなるため大好きな話と勘違いされている)。そのため彼女に対しては敬語を使いガチガチに緊張してしまう。彼女の膝に座ってる姿を見たあたるは「とても子が親に甘えとる姿に見えんなあ…」と語った。


母親を安心させようと母の日にテンは、フラワーショップ「ぼけや」でカーネーションを購入したがトラブルが発生。帰ったときには母親は仕事の都合でいなかった。ショックのあまり涙を浮かべたが、あたるに好意で吹っ飛ばされて母親と再会、無事カーネーションを手渡すことができた。


ちなみにこの母親、放火魔は見つけ次第地獄に送ると断ずる程に嫌っているが、すぐ鎮火すると「活躍する間もなく鎮火しくさって!」と不満をもつ。派手な火事に直面すると「やった!ほんまもんの火事や―――っ!!」「この感じが欲しかったんや~~~!!」と大喜び。さらにあたるに命の恩人だと言われた際には「いえいえこちらこそスカッと…いえいえとんでもない」と本音が出た。火を消したい母とすぐに火を吹く息子と相性ピッタリの親子である。


関連タグ編集

うる星やつら ラムちゃん 諸星あたる  ショタ


七宝:同じく高橋留美子作品に登場するチビキャラクター繋がり。ただし、こちらはジャリテンに比べると良く言えば常識的で真面目、悪く言えば消極的で押しが弱い性格である。

野原しんのすけ:分かりやすく言えば、女好きのスケベな面をそのままにメンタル面、身体能力、潜在能力、行動力、コミュ力といった全ての面を良くも悪くも遥かに極端にパワーアップさせたジャリテンと言える。


白鳥あずさ:同じく高橋留美子作品に登場する2022年版の演者と同じ声のキャラクター。

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