概要
”カメオ出演”とは、ドラマや映画、アニメ、マンガに登場するモブキャラの一種である。
”カメオ主演”が普通のモブキャラとちがう点は、普通のモブキャラが一般に顔も知られてない人物やキャラクターであるのに対し、”カメオ出演”は誰もが知っている有名人や俳優が(作品のファンである)本人の希望もあって(ノーギャラであることも多い)セリフもないチョイ役で登場、通行人や足軽などを演じる点にある。
また、アニメやマンガにも当然あり、同じ作者の別作品のキャラをファンサービスなどで登場させるという手が主流である。ドラえもんの『なんでも空港』におけるオバケのQ太郎、怪物くん、ウメ星デンカ、佐倉魔美(アニメではパーマン)がよく知られる。初代アニメ版ドラゴンボールにはDr.スランプのペンギン村を訪れる、まるまる一話がカメオ出演という回がある。ほかに高橋留美子作のアニメ『めぞん一刻』に登場した『うる星やつら』のラムとラン、近年ではあfろのマンガ『mono』に登場する『ゆるキャン△』の各務原なでしこや鳥羽美波が有名である。
作品の最終回で登場する後番組のバトンタッチ要素を持つ人物も、最終回に関与しない(顔見せレベル)程度であればカメオ出演に当たるだろうか。
ちなみに、作者が違う作品のキャラの出演もカメオ出演となることもある。同じ放送局のアニメなどで実践されたことがあり、アニメ版シティーハンターには猪熊柔っぽい髪型をした裕子(声も声優の皆口裕子)というOLが冴羽獠を一本背負いで投げ飛ばすシーンがあるほか、松田耕作と花園薫そっくりの土木作業員がカメオ出演している。