「今度はちゃんとキャンプやろうね!」
プロフィール
概要
静岡県浜松市から山梨県南部町へ引っ越してきた、明るく元気な女子高生。原作コミックス、アニメ版ではピンク髪が特徴的。
ソロキャン女子・志摩リンとの出会いが切っ掛けでキャンプに興味を持った事から、「野外活動サークル」(野クル)に加入し、キャンプライフにのめり込むようになる。
家族構成
母の静花(CV:山本希望)、父の修一朗(CV:大畑伸太郎)、姉の桜との4人家族。また、奥浜名湖のほとりに住む祖母・真知子と祖父(2巻、イヌイヌイヌ子さん、アニメ1期10話、へやキャン△)がいる。また、叔父も浜松で暮らしている模様。
姉の桜にはやや冷めた態度をとられることもあるが、なでしこがキャンプに行く際に車を出してくれたり(桜がドライブ好きという理由もある)、バイトを紹介してくれたりする良きお姉さんで、なでしこもバイト代で桜に合うプレゼントを購入するなど、姉妹仲は良好。リンは「お姉さんはなでしこに甘い」と考えていた頃があったが、なでしこのことをよく知ってから「ひとりで行かせると後々面倒だから」と気づいた。
容姿は母親ゆずりで、よく食べるのは父親と一緒にたくさん食べていたからといわれている。両親も大らかな性格なこともあって親子仲もよく、修一朗はなでしこがキャンプ料理に悩んでいた際にアドバイスをしている。
なお家族全員辛いものが大好きで、調味料のハバネロパウダーをキロ買いして色々な料理に使ったり(VIRTUAL CAMP 本栖湖編より)、家族で食べるビーフシチューに鷹の爪をよく入れているとのこと。後者は漫画・アニメを見た後に試してみた人もいるのでは?
人物
人懐っこい性格で、コミュニケーション能力も高く、初めて出会う人と会話するのにも物怖じしない。幼い頃にデパートで迷子になったときに見知らぬ家族の子と仲よくじゃれあっていたり、初めてのソロキャンで知り合ったキャンパー家族の姉弟を誘って自作のホイル焼きを一緒に食べていた。
一方で、仲良くなったリンがひとりでいるのを好むことを知り、無理に一緒にいようとはしないなど、他人を理解して適切な人間関係の距離をとることも心得ている。
食べることが大好きな健啖家であり美食家。日常・キャンプ・食事の3つで構成される本作において日常シーンでも何かしら食べていることが多い。小分けにされたお菓子や鍋などを誰かと一緒に食べていたのに、気がついたら大半が彼女に食べられていた、というのが本作のお約束である。小田切双葉・宮子と並んで「きららキャラ三大ブラックホール胃袋」のひとりとも。
その食べっぷりはさまざまな人物から「ウマそうに食べる」と言われるほどに表情が豊か。しかし食事量に対して燃費はそれほどよくなく、おいしそうなものを見るだけですぐにお腹が空く(リンいわく「腹に猛獣を飼ってやがる」)。
また、料理を作るのも得意であり、カレーなどの定番から父直伝の一風変わったアレンジ料理までレパートリーは様々。自身が参加しないキャンプでもレシピを提供しているなど、「なでしこの作るキャンプごはんは、野クルの売り」とまで言われている。ソロキャンでも「アウトドア実験料理」と題して新しいキャンプ料理の開発に取り組んでいる。
家族全員でレシピ投稿型サイト「cook recipe」に投稿しており、なでしこはキャンプ料理を投稿している。
昔から父と一緒によく食べていたせいで、中学生時代は丸々と太っていた時期があり、中学3年生の夏休みに姉の桜にしごかれて強制的にダイエットさせられたことで標準体型に戻った。そのダイエットとは「浜名湖一周(猪鼻湖を避ける約50kmコース)を、夏休み中ほぼ毎日自転車(ママチャリ)で回る」という過酷なもの。
ちなみに、第1話で桜から「豚野郎」と罵倒されたのは、太っていたころの名残である。
人一倍よく食べるのは高校生になってからも変わっていないが、ダイエットのおかげで脂肪が燃えやすい体質になったのか、作中で太ったことを示唆する描写は一切ない。
ダイエットの副次効果として人並み外れた体力もついた。その体力の有りようは、1話で自宅から37キロも離れた本栖湖に自転車で辿り着いたこと(同作者の『mono』7話でセルフツッコミがされた)をはじめとして、その重量ゆえにオートキャンプ(自動車を活用したキャンプ)以外ではおそらく持ち込まないであろう土鍋やカセットコンロを平気で持ち込み、リンをドン引きさせたほど。また、野クルの面々と初キャンプをした際は大量の荷物を持って元気に走り回り(千明とあおいは体力切れを起こした)、その翌週に今度はリンとキャンプしてなおケロッとしていたため、部長の千明から「ストロングスタイル」と呆れられている。
行動力は登場人物のなかでも随一。持ち前の体力や純粋無垢な性格も相まって、何かに向かって元気よく走っていく姿は作中でよく犬に例えられている。ただ、放っておくとひとりで考えもなしにどこかへ行きかねない危なっかしい面があるために、姉の桜を筆頭とした周囲の人物に何かと助けられて生きている。行動だけ見ているとアホの子のような印象を受けがちだが、テストの成績はまあまあ(少なくとも千明よりは良い)。
寝つきが大変よく、冬の地面の上で大きいいびきをかきながら眠ったり、冬キャンプ中の夜でもテントの底冷えで起きたことがない。一方で目覚めが悪く早起きが苦手で、寝相も割と悪い。
また、暗いところ(夜道や明かりのないトンネルなど)と怪談が怖い、血を見るのが苦手という、女の子らしい弱点も垣間見せている。
友人たち(特にリン)と喋っているとき、なぜかたまに田舎のおばあちゃんのような喋り方になることがある。本人はこの喋り方が気に入っているようである。
原作及びアニメ3期で大井川鐵道(井川線のアプト式列車)に乗ってからは、鉄道ファンにもなったようだ。
活動資金を貯めるためのバイト探しに難儀していたが、1年の冬休みは恵那と一緒に郵便局で短期バイトに参加し、3学期になってからは桜の紹介でそば・うどん屋で働くようになった。
アニメでは「亜咲花氏の曲を気に入っている」という設定が追加されているようで、「SHINY DAYS」のゆるキャン△盤や「The Sunshower」のへやキャン△盤に収録されているミニドラマ、『VIRTUAL CAMP 麓キャンプ場編』で触れられており、3期エンディングのアニメも「亜咲花氏の曲を電車内でなでしこが聴いている」という内容になっている。
劇中の十年後を描いた劇場版では、東京都内のアウトドアショップ店員になり、接客の仕事に就いている。その高いコミュ力と、商品知識、キャンプそのものが好きという点から、店長より「あなた、アウトドアショップの店員に向いてるわ」とお墨付きをもらっている。詳細は「なでしこ店員」を参照。
余談
実写ドラマ版はさすがに髪色は異なるものの、「この役を生きてみたい」とオーディションに臨んだ大原が「役作りはしゃべり方と(犬っぽいと劇中で言われる)歩き方から始めた」と述べたアプローチで、原作・アニメ同様の天真爛漫、行動力随一なキャラを再現している。
なお大原の身体的特徴ゆえ、原作でも低い方だった身長が、リンたち5人のなかでもっとも低く(OP参照)、代わりに胸が富士山レベルの立派なものになっている。なお、その立派なものをなでしこに取られたイヌ子は、代わりに5人のなかで背がもっとも高くなった。
また、アニメ版の中の人も立派なものをお持ちということが話題になることがある。
作者いわく、志摩リンと共に主人公(バディもの)となっている。原作・アニメ版・実写ドラマではクレジット順が異なっており、原作はリン、アニメ版はなでしこが1番目、実写ドラマ版は原作者に確認の上、主人公(クレジット1番目)はあくまでもリンとし、なでしこは主人公から外されている。
作者の別作品の『mono』に何度かゲスト出演している(彼女に限らず『ゆるキャン△』のメインキャラが背景にいたり、堂々と作中キャラと絡んでいることがある)。
- 13話(単行本1巻)では父・姉とともにやまなしまんぷくフォトツアーに参加。プロも苦戦するメガ盛り料理ラッシュをものともせず(ゴール後も余裕でハンバーガーを食べている)、大会の最速記録更新というぶっちぎりの成績で優勝している。本人たちが姿を現すのは2コマだけだが、登場人物だけでなく読者にも強烈なインパクトを残した。
- 53話(単行本4巻)の後半では富士山の取材でハル一行が道の駅水ヶ塚に立ち寄った際に大ゴマで登場。次のページの去り際に紙袋を持っていることから、道の駅の富士山グッズを買いに来ていたと思われる。なおさつきはフォトツアーで見かけたことは忘れている様子。
- まんがタイムきららキャラット2021年3月号では、なでしことさつきが並んで表紙になっているほか、2作品のコラボ漫画にも二人が登場している(『mono』3巻に収録。COMIC FUZでは『へやキャン△』の特別回として無料公開)。
関連イラスト
制服姿
ピンクジャケット姿
緑コート姿
白ジャケット姿
作務衣姿(アルバイト)
関連タグ
犬山あおい 大垣千明 志摩リン 斉藤恵那 鳥羽美波 土岐綾乃 瑞浪絵真 中津川メイ
各務原桜(姉) 各務原修一朗(父) 各務原静花(母) 各務原真知子(祖母)
大塩コンビ - 犬山あおいとのコンビタグ。千明から大塩平八郎も同じ誕生日であると言われた事に由来。
花小泉杏 - 中の人繋がりで同連載雑誌繋がり。CMでみーくんに「声が似ている」と言われ、きららファンタジアでもイベントやクロスシナリオで絡んでいる。
アリス・ギア・アイギス - 2024年11月21日にコラボすることが発表された作品。中の人は何人かのアクトレスを担当しているのだが、まさかコラボキャラを担当することになるとは……と言う気配である。なお、なでしこの参戦が発表されたのは同日に発表された焚火動画の動画内。もちろん、志摩リンも参戦する。登場経緯としてはトンネルをくぐった先が…と言うことらしいが。☆3がイベント開催時限定で配布され、専用ギアも存在する。なお攻撃手段は射撃:スマホ自撮り、格闘:キャンピングマット上でのローリングアタックとゆるさを超えた狂気の産物。もちろんテントも飛ぶ。☆4はガチャ枠だが、アリスギアの場合は(性能的な意味で)特に気にする要素は少ないだろう。