概要
花小泉杏とは、『あんハピ♪』の登場人物にして、主人公。
通称「はなこ」と呼ばれており、命名者は雲雀丘瑠璃。
天之御船学園の1年7組幸福クラスに在籍している生徒。
“不運”を抱えており、行く先々で何かしらのトラブルに巻き込まれている。
生徒の中で最もトラブルメーカーだが、本人は不幸を気に病む様子も見せない精神力を持つ。
プロフィール
容姿
オレンジ髪のショートヘアに、後頭部にお団子を結っており、母親から貰った物クローバー型の髪飾りを付けている。
眼の色は赤色で、ほっぺがよく伸びる特技を持っている。
スカーフの四つ葉刺繍の茎部分は通常は上向きだが、彼女のもののみ反対を向いている。二次創作で描く場合は注意しよう。
体格は幼児体型で、胸は小さめ。ただし周りの人達が大きいだけで、アニメ版ではそれなりに膨らんでいる。また、作者が20歳のはなこを描いた際は巨乳だった。
人物
天真爛漫で、常に明るい性格。
手先が器用で、気づきにくい小さなヒントに気づいたり、隠れた椿をすぐ見つけたりするなど、観察力が高い。
上記通り、様々な事に運が無い不運を抱えており、行く先々で何かしらのトラブルに巻き込まれている。特に水運が悪いようで度々川落ちしたり水を被ったりすることも多い。
また無類の動物好きだが動物には必ず嫌われ、よく動物たちから攻撃されてボロボロになる。
挙句にクローバー型の髪飾りを外すと、今まで以上の不幸が襲い掛かるというおまけ付き。
その不運さはヒバリからして「想像以上」で、小平先生の想定をも遥かに超えており、一つ間違えれば命を落としかねないほどの災難が起こることもある。
また、母親である花小泉桜も天之御船学園の7組出身で、よく転ぶなどはなこと同じようにドジな面があり、ヒバリやぼたんからは遺伝したと思われている。
これだけ運がないにもかかわらず、本人は至ってポジティブで不運に対して落ち込んだりすることはない。
物語初期から既に成熟している為、はなこ自身は終盤でもあまり変化はなかった。逆に周りの人達(特にヒバリや椿)に対しては様々な影響を与えていった。
細かい所は気にしないはなこだが、容姿にある通り、唯一胸が小さい事だけは気にしており、ヒバリやぼたんを見て羨ましく見たり、牛乳を多めに飲んだりしている。
敬礼ポーズをよく見せるが、それは父親がクルーズ船の船長であり、幼い頃からよく真似をしていたからである。
きららファンタジア
2018年6月において、はなこだけ先行参戦された。
エトワリアに来て日が浅いためか原作と異なりこの時点では「杏」と呼ばれていることが多い(他のメンバーが正式参戦した後、はなこ呼びが定着した)。
クラスはナイトで、属性は★4は水属性で、★5は陽属性。
能力面はHPとDEFとMDFは最高に高いが、内部にあるLUKはとてつもなく低く、あんハピ♪組のキャラクターが30(あんハピ♪以外の作品は31)に対して、彼女は15しかない。
そのため自力でクリティカルを出すのは不可能な上に、被クリティカル率も高いため、実質的な耐久値は他のナイトとほぼ同程度。
ただし、はなこはスキルは強力な上に専用ぶきも優秀な為、ナイトとしてはトップクラスを誇る。
同時期のイベント『くるみインワンダーランド』では、はなこの他にきららとアリス、くるみは夢見の水晶玉によって作られた鏡の世界に入り込んでしまう。
入った直後、アリスは金髪少女として黒黒団によって攫われてしまうが、黒黒団のずさんな管理にアリスがトランシーバーを拾い、はなこ達に連絡をとることができ、敵の本拠地が高い塔だとわかった。
そして、本拠地に辿り着き、はなこ達は黒黒団の首領を倒した。
実はこの世界では忍の「金髪少女を誘拐する悪の組織を正義のヒーローが成敗する」とゆきの「自分自身に打ち克つ話」とはなこの「みんながハッピーになれる」の3つを達成しなければ元の世界に戻ることはできないが、アリスを救出し、くるみは自分自身を打ち勝ち、全員が幸せになったことで、達成された(ちなみに忍とゆきは物語にとって必要ないため、鏡の世界に入っていない)。
そして、くるみは意外な人物と会話して、4人は元の世界へ戻ることができた。
ちなみに、くるみはどんな時でも前向きなはなこにゆきを重ねており、鏡の世界を終えた後ははなことゆきによって振り回されたくるみは、困惑を見せるものの、2人に聞こえないようにこっそりと感謝を呟いた。
通常衣装以外に、クリスマス衣装(配布★5/水属性そうりょ)とブライダル衣装(期間限定★5/炎属性まほうつかい)が実装された上に、サンリオコラボの時にクロミと共演した(期間限定/月属性アルケミスト)。またLUKは通常と違い、あんハピ♪組のキャラクター同様に30になっている。
ただしクロミの場合、サンリオとのコラボイベント限定でしかコールできない上に、版権関係もあってイラストレーションズにも収録されていない。
コミカライズ版
3章『さばくぐらし!』で志摩リン、関谷なると共にきららによってコールされた。
砂漠地帯の大型魔物ツインシザーに早速尻尾に捕まってしまうが、リンの高火力の魔法によってツインシザーは倒し、尻尾から脱出。リンと共に喜び合った。
この戦いで役に立てず、自信喪失するなる。はなこは「特別な子なんてきっと誰もいない」「なるちゃんができることをすれば絶対大丈夫!」と彼女を諭し、元気づける。
そしてカルダモン戦では、はなこのナイトと精神面の頑強さを活かし、ダイヤモンド並みの堅さを発揮。それにはカルダモンでさえ「花小泉杏が折れる姿を全くイメージできない」とまで言い切る程。
だが、カルダモンの沸血加速魔法「アクセラレーション・スパーク」で自慢のバリア3枚を素早く破壊されてしまい、最後は絶体絶命(フェイタル)によって戦闘不能になってしまった。
その後、リンとある人物のとっておきによってカルダモンに勝利することができた。
関連人物
- 各務原なでしこ(ゆるキャン△):中の人が同じなためか、イベント「さすらいの賞金稼ぎリン&カレン」やクロスシナリオ「キャンハピ☆」と意外に絡むことが多い。また、きららファンタジア以外にもきららフォワードのCMでみーくんに声が似ていると言われ、キャラ的にも主人公、天真爛漫で周りに影響を与える、ほっぺたが伸びる、(姉ではあるが)桜の名前がいるなどの共通する設定が多い。
- 丈槍由紀(がっこうぐらし!):「くるみインワンダーランド」でくるみははなこの姿を見てゆきと重ねている。しかしイベントではこの2人がメインではないため、りーひばと比べて知名度は低め。一方、ゆきの場合は(状況的には仕方ないが)初期の頃は精神は崩壊しているが、ある出来事で克服し、大学編以降では鋼メンタルと称する程成長し、仲間達を支えている。
- 桜ノ宮苺香(ブレンド・S):クロスシナリオ「一難去ってのサディスティック」でこの2人が絡んでいる。内容は熱くなり過ぎた蒸しタオルを拭く、角塩のカフェオレを飲む、ドーナツとケーキを食べて喉が渇くなど、散々な目に遭っている。
「いや、あれはどちらかと言えばはなこさんの不運っぷりも……」