概要
『ゆるキャン△』漫画第65~69話、アニメ『ゆるキャン△SEASON3』第7~8話のエピソード。
各務原なでしこと志摩リンが土岐綾乃と連れだって大井川キャンプに出かけたことにより、野クルの残り物メンバーによって急きょ企画されたキャンプ。
目的地は山梨県北部にある瑞牆山キャンプ場で、千明曰く「やけくそキャンプ」。
学校で薪割りをしながら、なでしこにキャンプの様子を語り聞かせる回想形式なのだが、回想なのをいいことにやりたい放題やっており、『へやキャン△』と同等のシュールな内容になっている。
夜の時点で回想が終わったため、翌朝以降の展開は一切不明。
残りものメンバー+参加者
- 鳥羽美波…本栖高校歴史教師、野クル顧問。授業準備終了後、瑞牆山キャンプ場に合流。
旅程(トラブル含む)
- 韮崎駅に到着。当たり前のようになでしこが混じっていたが、「回想世界が崩壊する」という理由でワイプに追い返される。
- 実際にはいなかった”ちくわ”が、恵那の希望により回想に介入。
- なでしこ以外の誰も知らない”はんぺん”も介入。
- 北杜市の道の駅でトマト詰め放題¥500に参加し、1人1袋計3袋購入。
- 一部はキャンプ料理に使い、大量に余った分はなでしことリンのお土産となった。
- 2階の食堂で、遅めの朝ごはんとして「地元の野菜たっぷりカレー」を食べる。
- 飯テロを受けたなでしこの腹の虫が鳴り響き、食欲トークが回想へ侵食していた。
- 寄り道で冷泉「ヨシャーの湯」に立ち寄る。
- あおい・恵那「お先にどうぞ」 千明「入らねぇよ。」
- みずがき湖の先、神戸(ごうど)の焼き鳥屋でのんびりしすぎてしまったことにより、バスを1本乗り過ごしてしまう。
- バスの本数が限られている事から、温泉を諦めるか徒歩で向かうかの選択を迫られ後者を選んだが、車もめったに通らない急な山道だったため、3人と2匹はヘロヘロになってしまう。
- どうにかバスより先に増富温泉へ到着したが、入浴時間はわずか10分しかなかった。
- 後の群馬キャンプでは、恵那が時間が無い時の緊急入浴術「10分温泉」として紹介している。
- 山越えの疲れ+温泉+薪ストーブの波状攻撃による眠気に耐えながら何とかバスに乗りこみ、瑞牆山キャンプ場に到着する。
- テント設営を終えたころ、鳥羽先生が合流。
- ピザ生地を基にしたお好み焼き、トマトソースを利用したトマト焼きそば、トマトピザ、ミネストローネ、段ボール燻製、千明手作りのソーセージが夕食。
- 手作りソーセージは以前斉藤家で行われた「庭キャン」で大失敗していた事からあおいと恵那に警戒されたが、まだまだ改善の余地はあるものの、普通に食べられるくらいの出来にはなっている。
- 千明の配慮により「みぞれ酒」を味わう鳥羽先生の姿が「きれいなお姉さん」に改ざんされる。
- しかし、あおいから「逆に気味が悪い」とクレームを受けて、直ぐに「本来のグビ姉」に戻された。
- キャンプに参加していたはずの”ちくわ”がいつの間にか家に帰り、リビングで寝ている。
- 回想と現実を結ぶワイプに残りものメンバーが殺到、”はんぺん”だけが取り残される。
- キャンプ地に取り残された”はんぺん”が「はんぺん日和」のチャンネル登録告知を行う。
余談
- 原作漫画では”はんぺん”がヨシャーの湯につかっていた(一応入浴可能とされていたが、枠外で「現実ではペットを入れたらだめ」と注釈あり)。しかし現実の「ヨシヤーの湯」が漫画掲載後の2021年10月頃から一切入浴禁止になったため、アニメでは「回想でも入るな」と千明に注意され、入っていない。
- 道中で訪れた焼き鳥屋「やきとり瑞牆」のモデルである「やきとり鳥恵」は、本エピソード連載中の2020年12月31日をもって閉店している。
- 2021年に発売された原作12巻のCMでは、他の巻のCMのような収録内容のダイジェストではなく、本キャンプ冒頭の千明の語りが2024年のアニメ3期に先駆けて音声化されている。
- アニメ3期の第7~8話で映像化された際、尺の都合でカットされたシーンが多い(桃太郎岩の話や3人でアイスを食べるシーン、千明のソーセージ工房の下りなど)。
関連タグ
水曜どうでしょう…そちらを意識した演出が多い。アニメ版ではさらに盛られている。
飯テロ…サブタイトルや台詞で言及されている。