概要
斧や鉈で薪を叩き割り、小さくすること。持ち運びやすくなるだけではなく、水気を抜くためにも必要不可欠な過程である。割った薪は雨のあたらないところに積み上げて水分を抜く。
両手斧を使用して行うと背筋のトレーニングになることが実証されており、ヒッティングマッスルを鍛える際にこれを行うこともある(映画『ロッキー』、漫画『はじめの一歩』などを参照。)。
現在はチェーンソーを使って薪を作ることが多い。
ハンマーを用いて割る事も行われており、丸木の上に置いたくさびをハンマーで叩く、薪割り台に置いた薪をハンマーで叩く、といった方法で薪を割っていく。油圧シリンダーで刃に押し付ける事で割る機材もある。
2013年ではニュージーランドの13歳の少女エーラ・ハッチンソンが斧で薪を割る母親を気遣って、「二枚の円環を二本のポールで繋ぎ、ポールの間に楔を設置。円環を通して楔の上にに薪を置き、その薪をハンマーで叩く」という極めて簡単な薪割り装置「キンドリングクラッカー」を発明。彼女の特許製品として今日では世界中で流通している。