概要
エロゲやエロマンガで竿、つまりおちんちんを登場させるために用意されたキャラクターである。
いくつかのタイプに分けられるが、基本的に蔑称なので「エロシーン以外では存在感に乏しい」という事が多い。画面構成的にも添え物でしかなく、特に男性向けの二次元絵だと「女性の裸を見るのに邪魔」と言う理由で半透明だったり、仕舞にはおちんちん以外は描かれていない事も多い(そのおちんちんも透明だったりする)。
つまり、登場人物という意味での「キャラクター」ではあるが、性格・人格という意味での”character”が無い・又は非常に弱い存在といえる。話によっては役柄というより単なる舞台装置の一部でしかないことも。
近年では漫画アニメにおける彼氏ポジションを蔑むスラングとしても使われるケースがある。例を挙げるなら、少女漫画にて主人公の女の子とよく喧嘩する幼馴染みの男子が登場すると「こいつが竿か。」「竿役いんのかよ。」という風に辛辣なコメントが動画やSNSなどで流れたりする。
特に人気ヒロインに竿役の候補が現れた日には例え早とちりであっても品のないコメントで溢れること請け合いだ。最終的に交際するなら間違いではないのだが、どんなラブコメでも大半はくっ付く前に作品が完結するので『竿』になるまで行かない事が多い。
エロ同人をはじめとするアダルト作品においてはとても重要な要素であり、どれだけ作画や主役となるヒロインが作品(同人誌、パッケージ)を手に取る人の好みに刺さっていようと、肝心の竿役の好みが反していたら、その時点でジャ・イイデスゥーとそっぽ向かれるということも珍しくない。
主人公タイプ
俺らからしたら羨ましすぎる役得ポジションだが、わざわざ「竿役」と呼ばれる場合は前述のとおり「エロシーン以外では存在感の乏しい主人公(笑)」である事が多い。
「(笑)」ではない場合でも、エロゲではプレイヤーの感情移入を妨げないために外見や性格は無個性で凡庸にされる事が多い。00年代頃の作品では「どーせイケメンだから何もかも上手くいくんだろ」といったプレイヤー側の雑念を抑えるため、目元がほとんど隠れるほどの長い前髪を生やされて顔立ちの良し悪しが描写されなかったこともしばしば。
また全年齢作品であっても、ハーレム作品の男主人公が(嫌味として)たまにこう呼ばれることがある。
サブキャラタイプ
主人公の友人やライバルといった立ち位置。NTR展開を予感させる。
NTRの悔しさを強調するために主人公タイプよりキャラが立っている事が多い。
チャラ男タイプ
主にNTR作品に登場する。馴れ馴れしい・イケメン(金髪・浅黒・細マッチョ)・咥えタバコ、が基本生態。
ヒロインに馴れ馴れしく近づいてはうまいこと言いくるめてSEXに持ち込む。
しかし自分が気持ちよくなるためにSEXしてることが多く、ヒロインを肉オナホ呼ばわりする・仲間にも強引に体を提供させるなど大抵ヒロインをひどい目に合わせる。
主人公(プレイヤー)からするととても腹立たしい存在だが、それがNTR感をより強調するのだ。
汚いおっさんタイプ
モブおじさんの記事も参照。
肥満体型・頭髪が薄い・体臭がひどい中年男性、あえて悪く言うとデブ・ハゲ・臭そう(実際に臭い)なイメージのオッサン。キモオタを兼ねていることも。
力ずくだったり脅されたり催眠されたりして、汚いおっさんと絡む事を強要される展開が多い。
しかし汚いおっさんとの対比はヒロインの美しさ・エロさを引き立たせる。エロシーンの主役はあくまで美女の方なのである。
彼氏タイプ
ヒロインの和姦を描きたいが(ハーレムもの以外で)主人公に本命がいる場合に用意される。
基本主人公タイプ(と言うよりはモブタイプ)と同じく、見た目が凡庸なことが多い。
モブタイプ
モブの名の通り見た目以外のキャラ付けがほとんど無い、正に竿のためだけの存在。
序盤は影も形もないが、エロシーンになると突然わらわらと集まってくる習性がある。
基本的にモブとセックスする=NTR・輪姦展開なのでそういった作品によく生息している。
また悪役主人公がヒロインを脅したり催眠術をかけたりして、ヒロインの方からモブを誘うようにさせる展開も存在する。
タイプは人間からモンスターまで様々。
クズ市民タイプ
普段は自分たちを守ってくれるヒロインに頼り切りだが、いざヒロインが負けると悪役の言いなりとなってヒロインに襲い掛かり、ヒロインが逆転すると更に掌を反すクズども。
ヒロインが負ける前でも洗脳や恐喝(ヒロインを襲わないと町ごと吹き飛ばす等)により襲い掛かる場合もある。
スーパーヒロインがどんなに力を持っていても、守るべき市民に対して力をふるう事が出来ないのがミソ。…現実的な奴なら「てめえらが悪い」とぶち殺しそうだけど。
憎めない悪役タイプ
モブキャラ目線の主人公。催眠や憑依などのプレイを仕掛ける側の視点で語られるセリフがコミカルでリアクションが豊富。クズキャラだが竿役が2人以上の場合は妙に友情で繋がり連係プレーを発揮する。モブなのでひとつの作品に留まらずスターシステムで登場する。
亜人モンスタータイプ
オーク・ゴブリンなど。要は汚いおっさんを更にとがらせたタイプ。基本的にファンタジー系の作品にのみ登場する。
人ならざる汚れた存在でありながら人と似たようなプレイができるためエロシーンが作りやすい便利な竿役。
ゴブリンは小さいため複数人で押さえつけても視界を邪魔しないメリットがある。
基本陵辱モノだが、最近では流行の逆を行く受け身な個体も登場している。
また「悪の戦闘員」的なモブタイプではなく、個性を持ったサブキャラタイプも登場するようになっている。
ポケモンの中でもスリーパーやカイリキー、ゴーリキーなど人型のものもここに該当する。
人外・動物タイプ
もはや人型ですらない獣たち。要は獣姦。
現実的な路線では馬・牛・豚といった家畜から猿やゴリラといった類人猿、果てはイルカなど種類は多岐に渡る。
馬なら文字通り馬並みの巨根、豚であればドリル型の陰茎に粘度の高い精液など竿としての特色があることに加え、獣と交わるという人としての尊厳の踏みにじり、屈辱、不衛生さなどが独自のスパイスとして活きることが多い。
ファンタジーではドラゴンなども見られる他、人型でないポケモンもここに含まれる。
不定形モンスタータイプ
触手スライムなど。複数穴同時責めなど人にはできない激しいプレイが魅力。
関連タグ
ゴブリンみてぇなクソガキ:ガキ犯系のエロ作品で竿役を務める悪ガキへの蔑称。