概要
旬のジャンルだとエロければエロいほど売れる(ただしその分、人気が廃れるのも早い)。
そのため同人イナゴが手掛ける同人誌はこのパターンが多い。
同人誌を知らない人からすれば同人誌=エロ同人かと思われがちだが、そんなことはなく、コミックマーケットで頒布されている全同人誌の3割程度に過ぎない。(ただし売上に関していえば非エロ同人よりもエロ同人の方が上である。同じサークルでも非エロだと売上が数分の一だったりする)
ニッチなところであればあるほどエロが売れてしまうため、エロ同人が悪目立ちしてしまうためである。
また、エロ同人といえばエロパロ、つまり人気アニメや漫画の二次創作エロを想像する人間が多いが、売上上位のエロ同人はオリジナルが多い。
売上、収入
人気のエロ同人誌は10万部以上売れることもあり、更に同人誌は作家の取り分が約6割とかなり多いので最上位の人気サークルともなれば年間収入が一億円に達する事もある。
これは週刊少年ジャンプや週刊少年マガジンといったメジャー漫画誌の看板作家並の収入である。
ここまで行くのは流石にレアケースだが1万部程度コンスタントに売れればなまじのプロ漫画家より金銭面で恵まれており、しかも執筆量は商業作家よりもずっと少なくタイムパフォーマンスに優れている。そのためプロ同人作家とでもいう状態の描き手が増えている。
また、同人サークルの活動も大規模化してきてサークル単体で完結せず、ネットのエロ小説をコミカライズしたり、人気のネット小説家に原作を書いてもらったり、逆にサークルは脚本やネームのみ担当して作画は外注するという形式も増えてきている。
作画を外注する場合の報酬は買い切りの場合は1ページ3万〜5万円程度。
24ページ描けば72万〜120万円である。手の早い漫画家ならアシスタント無しでも1か月で描けるのでなかなか割の良い仕事ではある(そもそもシャンプでさえ1ページ17000円なので相当高額。まあ、印税は発生しない事とのバーターではあるが)
印税が発生する場合は1ページ1.2万前後で印税が10%前後というパターンが多い。
更にその折衷案、1ページ3万円で配信から2ヶ月以内に1万部以上売れた場合はその超過分について印税が発生、なんてパターンもある。
言うまでもないが、これらは人気のサークル限定の話である。
商業経験者がエロ同人誌を出してみたが500部程しか売れなかった、なんてのも普通にある。
pixiv上に記事が存在するエロ同人誌
オリジナル
原作あり
- 綾波シリーズ(新世紀エヴァンゲリオン)
- RE-TAKE(新世紀エヴァンゲリオン)
- サムゲ荘のキムチな彼女(さくら荘のペットな彼女)
- 世界樹のあのね(世界樹の迷宮)
- ネギまる!(魔法先生ネギま!)
- テートクの決断(艦隊これくしょん)
- わるい子鳳翔(艦隊これくしょん)