概要
同義語としてはポルノ男優。
AV女優と絡む場合もあるが、ゲイ向けAVに出演する場合もある。
「キモチいいことして金がもらえるなんてうらやまけしからん!」と誤解されがちな仕事だが、
- カメラマンなど衆人環視の場で裸になって絡まないといけない
- AV女優よりギャラがはるかに安く、1現場当たり5万円も貰えればかなりよい方
(女優はギャラが下落傾向と言われる現在でも、トップ女優なら数十万は貰える)
- 指示があったら素早く勃起しなくてはならない
- 相手の女優を指名することはまずできず(女優側からの指名はあり)相手は撮影当日に知らされることが多いため、物凄く性格に癖があったり、精神状態が不安定だったり、凄まじい容姿だったり、いろんな意味でキツい女優とも絡み、機嫌を取らないといけない
- 性病のリスクが大きい(毎月、健康診断が義務付けられている)
- あくまで「見せるため」の性行為であるので、監督や台本の指示通りのタイミングで体位を作ったり射精したり、疑似精液を垂らす作業をしないといけない
など気力体力ともにかなり負担の大きい仕事であり決してお気楽ではない。
女優程年齢は問われず必ずしもイケメンでなくて良い部分もあるが、長続きする者は決して多くはない。
事務所に所属が基本の女優と異なり、殆どがフリーランスである事もあり心身とも相当の自己管理が必要となる。
「不潔」「気遣いができない」などで女優に嫌われればNGが出され、勃起が指示通り出来なければ監督や制作会社に嫌われ仕事が来なくなる。
ある程度仕事が軌道に乗った者は一日に複数の現場をこなさなければやっていけないため、1日に何度も射精できる体力が必須である。
こうした理由で女優に比べるとずっと総数は少ない(人気男優のしみけん曰く「日本に70人前後しかいない」「ベンガルトラより希少」「誰かが何かやらかせば3日で全員が知っている狭い世界」)が、それでもごく一部、並外れた体力と自己鍛錬で仕事数を稼ぐことにより高収入を得ている者も若干はいる。
一般男優の下とも言える存在に「汁男優」と呼ばれる者達があり、登録した者達がぶっかけものなどの作品時に呼ばれる。彼らはさらに一般AV男優よりギャラの安い十把一絡げ的なアルバイトであり、AVの出演者の中では最底辺的な地位とも言える。
ただし……
お笑い芸人の江頭2:50が自身のYouTubeチャンネルで「SOFT ON DEMAND」へ赴き、自分はAV男優になれるのか?という公開面接を動画で公開したが、SOD側はなんとギャラ1000万円と提示した。
なお、スタッフの評価は江頭は身体はAV男優としては採用のラインであり、一番はやはり「男優としてデビューするには充分すぎる知名度が既にある」「男の夢を一身に背負うキャラクター」が一番のポイントだという。
つまり、現段階ではそのケースは実現していないが既に知名度が高い有名人がAV男優をやるとなると、それ相応のギャラ払いも惜しくは無いらしい。
※また、此の略称は「AV男性俳優」の事を指すが、近年は此の呼称に警鐘が出たり性的マイノリティも見られる様になり、「女性俳優」の略称、「女優」に因んで「AV女優」以外の全てを「AV俳優」と呼ぶケースも見られてきた。