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冴羽獠

さえばりょう

北条司の漫画「シティーハンター」の主人公であり、「エンジェル・ハート」のメインキャラクター。通称もっこり男。
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CV:神谷明
演:ジャッキー・チェン(1994年実写映画) / 上川隆也(ドラマ『エンジェル・ハート』)

人物


プロフィール

身長187cm
体重56kg
年齢推定30歳以上(1989年のエピソードで香に30歳と決めてもらった)
誕生日3月26日(香に決めてもらったもの)
特技もっこり
恋愛の趣向純情一直線?
目標世界中の女の子とお友達になること(♥)



服装

いつも同じような服装をしており、しかもコートからは変な匂いまでしている。作中に出てきたファッションデザイナーはそれを見てファッションセンスのない男だと判断した(体つきは褒められてショーのモデルにスカウトされた)。

しかし、後にその服装は生きるためのファッションであったことが判明。ベルトのバックルには小型ナイフ、コートの表地と裏地の間には分解した銃やコンドームに時限発火装置、コートの裏地には火をつけるとガスを発生させる特殊発煙剤、さらにはプラスチック爆弾と起爆剤まで仕込んでおり、いざという時には切り札となる。

能力

新宿一の凄腕スイーパー(殺し屋、掃除人)で、表向きはマンションの管理人として冴羽商事を営む。マンション内の住人達も彼の裏の顔を知り、トラブルで毎回騒ぎや被害がでかくなるのを承知の上で住んでいる。
射撃の腕前は超一流で、運動神経も抜群。素手での格闘にも優れており、組事務所の構成員をものの数分で沈黙させる。普段はメタルジャケットの弾丸を込めたコルト・パイソン357マグナムを愛用。時には鋼線やサバイバルナイフ、クロスボウ、毒針付きの指輪も使う。
裏の世界では最強とされ、「本気になれば一人で東京を壊滅させることができる」と謂われている。その戦闘能力・身体能力は雑踏から撃鉄の音を捉え、釣り銭の金額を正確に当て、イヤリングの鏡面でビルの物陰を見通し暗殺者のスコープから生き延びるほど。

香が正式なパートナーになってからは基本的に殺害という手段はあまりとらなくなったが、彼女が登場しない初期のエピソードでは(ハードボイルド色が強かったこともるだろうが)悪役を殺害していた。相手を殺すと決めた時は標的に対しては一貫して冷徹非情になり、終盤では敵対関係で親友の敵とはいえ、養父も殺害している。
また一度は見逃しても二度は刃向かった者には容赦はせず、敵組織を襲撃した際には雑魚も確実に仕留める。プロに喧嘩を売った素人同然の標的や犯罪者でも徹底的に精神をいたぶり追い詰めた上で倒す。その行動は「暗い」の一言に尽きるが、被害者や依頼人の心情を察しての行為である。

スペック・普段の行動

体格が良く、高身長でルックスも良い。かなりの大食いかつ酒豪でもあるが、家事の類も必要スキルで習得しており、調理に関しても主夫レベルを超えた腕前により、依頼人や保護対象者も唸らせる。

趣味も多彩でドミノやビリヤード、パズルやトランプタワーと一通りこなす。生き延びる為のサバイバル、トラップ技術もゲリラ時代から続けていたので、時にはその術を依頼主の少年に教えてもいる。
『七つの声を持つ男』と自称するが、初対面のモブ男の声で危機を乗り越えた事もある。得意な人物は『ケンシロウ』(原作劇中でもやって見せた)。機械類の扱いにも長け、警察関連の通信傍受や盗聴もお手の物。

義務教育は受けていないが、後述の養父の薫陶によるものなのか、教養は非常に高い。海外でも問題なく生活していたようなので、英語を始め外国語にも精通している模様。普段の言動からアホに見えるが、実際には頭脳明晰で洞察力も鋭く、機転もきく。

喫煙者であり、愛用の銘柄はラッキーストライク。アニメ版では基本的に喫煙しないが、タバコを吸おうとしたことはあり(『’91』第5話)、TVスペシャルや劇場版のOP・EDでは喫煙していることがある(『グッド・バイ・マイ・スイート・ハート』、『新宿PRIVATEEYES』など)。
幼少期のトラウマから弱点は飛行機。ただし、アニメ版ではこの設定はなく、2話で槇村が操縦するセスナ機に乗り込みライフルで狙撃し、パラシュートを使ってスカイダイビングして依頼人を救出している。
一応は男や子供からも(美女絡みなら)依頼を引き受ける場合もあるが、最も重要なのは「(依頼者の強い悲しみや無念の思いに自身の)心が震えた時」である。

黙っていればハードボイルドな風貌のいい男なのだが、性格は超が付くほど女好き。下着泥棒から女湯覗き等々女性がらみの悪事は数え切れない。彼がよく使う単語「もっこり」は彼及びシティーハンターという作品の代名詞にもなっている(但し、18歳未満の年齢の女性に対してはもっこりせずに普通に子供扱いするなど一線は守っている。このため、対象年齢外の少女に好かれやすい)。

彼のこういった行動や性格は、殺し屋などに狙われている依頼者(主に女性)の恐怖や不安を和らげる意図的なものではないかと香は分析している。その影響力は凄まじく、子供だけでなく、男性劇団員や病人に至るまで……教授やりすぎです。
そう言った気風もあり、新宿に住み、街をこよなく愛する人々からはとても慕われており、情報屋も気軽に裏情報を提供し、偽情報も流してくれる。逆に困った場合はカクテルや居酒屋などで自身の危機を伝え助けてもらっている。

見た目は二枚目なのに中身は完全に三枚目というギャップこそが彼の魅力であり人気の源である。しかも、もっこりは (他の部分がダメなのに) 防弾ガラスを貫通したり鋼鉄の貞操帯を破壊したり、ハーレムを丸ごと腰砕けにしてしまうほど強靭。もっこり恐るべし。

彼に依頼する料金は相当な額(肛門やもっこりの治療代に丸ごと充てられるほど)を要するようだが、相手によっては無償にも等しい額(最低でも500円)で引き受ける事がある。その後のアフターケアも万全と豪語する。それでも一億円を一週間で消費する程金銭感覚とエンゲル係数は感覚麻痺している。大半は武器弾薬の製造、補充や食費、敵対者や依頼人の身辺調査、愛車や住居の修繕費に当てられる。ツケで店屋物を注文するのもザラ。

実年齢は誰に聞かれても決して明かさない秘密主義者で、常に20歳を主張し続けている。

過去と現在

物心付かない幼少期に、乗っていた飛行機が中米の内戦国のジャングルに墜落する。彼は事故の唯一の生存者であり、この時に両親を亡くしている。
何日もさまよった末にゲリラ部隊のある村に拾われ、幼い頃から兵士として戦っていた。優秀な戦士だった海原神とブラッディ・マリィーの父を親代わりに育ち、戦いにおける技術や知識を教えられ鍛えられた。獠の戦闘技術や知識はこの頃に培われたものである。
自分と同じ日本の血を引く海原を実の父親のように慕い、海原も獠のことを本当の息子のように愛していた。

しかし、長引く戦乱で狂気に侵された海原に裏切られ、麻薬エンジェル・ダストを打たれて暴走し、彼の推奨する作戦の手駒として戦わされてしまう。その結果、生死を彷徨うが、献身的な軍医(その人物を獠は「教授」と呼び、敬語で話すなど、父親のように慕っている。因みにこの教授こそがもっこりの先生)の元で何とか禁断症状を克服して回復。しかし戦争自体はゲリラ側が敗北し、海原も彼に恐れをなした同志達にゲリラ部隊を追放された。

戦後はマリィーの父親を最初のパートナーにアメリカに渡り、そこでバウンティハンターとして名を轟かせた。『シティーハンター』の名称はアメリカで名乗っており、その時のパートナーがミック・エンジェルである。その後は日本に密入国し、槇村秀幸をパートナーに新宿で『シティーハンター』として始末屋(スイーパー)を始めた。

このように語られているだけでも、普段の姿からは想像できない壮絶な過去を持つ人物である。過酷な生い立ちから、アメリカ時代は戦いに死に場所を求めるような破滅的な生き方をしていたとのこと(ただし、この頃からものすごいスケベだったらしい)。

また飛行機事故で身元を示すものを失っていること、事故が自分のことすら分からない時分の出来事だったことから、本名も正確な年齢も誕生日も不明。「冴羽獠」という名前も「リョウ」と呼ばれていたことしか覚えていなかった彼に養父の海原がつけたものである。前述のように実年齢を明かさないのも、彼自身にも分からないからである。(後に香によって誕生日を作ってもらった。)

パラレル設定である『エンジェル・ハート』ではそこまで悲惨な過去ではないようだが(過去には傭兵をしていた模様)、やはり日本には密入国してきたそうで、どちらの作品でも正確な戸籍は持っていない。
また、『エンジェル・ハート』において「冴羽獠」という名前は、たまたまポケットに入っていた身分証明書の中から適当に選んだものに書かれていただけであり、本名は不明。しかし「リョウ」だけは海外勢を含めた多数の人物から呼ばれる事から元々の名前の一部である模様。

香との関係

リョウ香も参照
槇村香に対しては、普段は男扱いして「俺が唯一もっこりしない女」(だが、香が登場した当時はところ構わず追ったてていた。また香が化粧をしたりして色気を出すともっこりしている)と、のように接する。
だが、獠は彼女を本当に信頼しており、次第に深い愛情を抱くようになる。
最初は、自分のような裏稼業に染めてはならないと事情説明を敢えて教えずはぐらかし続け、トラブル終了時に理由を明かし、彼女の怒りを買いハンマーや暴力で制裁されるオチが多かった。
護身用の武器もわざと標準を狂わせた嘗て槇村が愛用していた拳銃を渡していたが、原作末期にはその誠意に応え、真のパートナーとして正しく調整したものにし直した。

パラレル世界が舞台の『エンジェル・ハート』では完全に内縁の妻であり、彼女の想い出に胸を打たれると人目をはばからず泣く(因みにシティーハンターでは海原と再会した時の一度しか泣いていない)
香の心臓を移植された香瑩に対しては、親友である李大人の依頼ということ、そして彼女自身の依頼から、父親として接する。作中での行動は、親バカ以外の何者でもない(獠も本当の父親というものを知らないため、彼なりの誠意を尽くしているのだろう)。そして、彼女のために何度も命を投げ出そうとする。と同時に、相変わらずもっこりしてくれるのが嬉しいところである

香のハンマーを避けられない?

「なぜ獠は香のハンマーを避けられないのか?」というのは長らくファンの謎だったが、ついに公式ツイッターにて回答があった。
「避けられない」のではなく「避けない」のだと思います。行動にオチがつくといいますか、心のどこかで香に止めてほしいと思っているのかもしれませんね。」とのこと→北条司オフィシャル

余談

アニメで声を演じた神谷氏の一番のお気に入りキャラクターであったため、事務所の名前は冴羽商事である。
神谷氏が事務所を立ち上げる際に、事務所名をどうするかで親睦があった原作者:北条司氏に相談したところ、北条氏より『冴羽商事』と『もっこりカンパニー』の名前が挙がり、「事務所名を言ったり電話口で応対する事もあるから、『もっこりカンパニー』は流石に選べなかった」と今の名前を選んだという話がある。

名前の漢字

「獠」の字は「僚」のにんべんがけものへんになったものであるが、漢検対象外であり、一部の日本語入力システムに非対応から、当時名前が似たキャラ名「遼」「リョウ」「りょう」などで代用されることがある。

  • 実はJIS X 0213でのサポート外であり、JIS規格ではJIS X 0212に対応している。しかしこの規格は補助漢字と呼ばれる、あくまでも補助的な規格に過ぎず、サポートしているフォントも意外と多くない。
    • 例えばメイリオは両規格を含むため単独で表示が可能だが、ヒラギノでは日本語版単体では表示できない環境がほとんどだろう。游ゴシック体ならば日本語フォント単独で表示できるが、macOSの場合はヒラギノに簡体字・繁体字バージョンも含まれているため、簡体字版を併用することでヒラギノでも表示可能となる。

派生作品

ファミコンジャンプ』では主人公に協力するジャンプヒーローの一員として登場。
彼の登場する第二エリアでは、彼以外では孫悟空(このゲームでは少年時代)が仲間になり、主人公は獠と悟空をお供にレッドリボン軍と戦うことになる。
最終決戦ではコルト・パイソンの他、バズーカをぶっ放して攻撃できる。
ちなみにヒゲゴジラのセクハラ攻撃を受けるとなぜか意気消チンするどころか逆に喜んで攻撃力が高くなる
2019年発売の『JUMP FORCE』というジャンプのオールスターゲームにもプレイアブルとして参戦している。

関連タグ

シティーハンター エンジェル・ハート
狙撃手 暗殺者 スナイパー アウトロー
大食漢 スケベ 残念なイケメン やる時はやる男

パートナー:マリィーの父親 / ブラッディ・マリィー / ミック・エンジェル / 槇村秀幸
 / 槇村香
ライバル:海坊主
腐れ縁:野上冴子
元依頼人:名取かずえ
育ての親:海原神
パラレルワールドの養女:香瑩


関連人物

相良宗介:物心つかない幼少期に飛行機事故で身寄りを失い兵士として生きてきたという点、本名が分からないという点が共通している。

緋村剣心:伝説級の強さを持つところ、他人のために命懸けで戦うところ、ヒロインとの出会いで、戦いの中で死んでも構わないという考えが変化し、愛する者のために絶対に生きる意志を持つようになったことが共通している。

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