概要
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ社が製造する、紙巻きタバコである。
名称の由来は、アメリカのゴールドラッシュ時代に、金を掘り当てた者が言った「Lucky strike」というスラングに由来する。
1871年にR.A.パターソン社からパイプ煙草として発売された。
1905年、アメリカン・タバコ会社に買収される。
1916年より両切りの紙巻き煙草となり、R.J.レイノルズ社のキャメルの対抗馬として大々的に売り出され、現在に至る。
元々はパイプ煙草時代の缶のデザインを引き継いだ緑地に赤いブルズアイのパッケージだったが、1942年に日本と開戦(太平洋戦争)してからは緑のインクに使う銅を節約し、白地に赤のブルズアイとなった。どこか日の丸を彷彿とさせる。
喫味
トーストのような香りとも。
バーレー葉が多いため、ガツンとくる辛味が特徴的。
フィルターを折り、両切りとして吸うのが通とされ、バニラのような心地よい喫味となるそうだ。
都市伝説
このタバコには、二つの都市伝説が存在する。
原爆投下記念のタバコ
原爆投下の際、「Lucky strike!!!」と叫んだ者がいたため、記念に発売されたタバコがラッキーストライクであるという都市伝説。
前述の通り1871年から発売されているため、この都市伝説は、誤りである。
天国に最も近いタバコ
アメリカで現在発売されているのが両切りのみのせいか、肺癌を引き起す要素が高いと騒がれている都市伝説。
これを証明する論文などが存在しないため、誤り...であると信じたい。