概要
駅名 | 新宿駅(しんじゅく-Shinjuku) |
---|---|
所在地 | 東京都新宿区※JRのホームの一部と都営大江戸線は渋谷区 |
所属事業者 | JR東日本/京王電鉄/小田急電鉄/東京メトロ/東京都交通局 |
駅構造 | 地上駅/地下駅 |
ホーム | 8面16線+4面3線+3面2線+3面3線+1面2線+1面2線+1面2線 |
開業 | 1885年3月1日 |
1885年(明治18年)3月1日、私設鉄道である日本鉄道(のちの山手線など)の駅として開業。東京の市街地を避けて品川駅と赤羽駅を結ぶ連絡線が、甲府へ向かう甲州街道と青梅へ向かう青梅街道と交差するあたり(当時の新宿の市街地の西側)にできた。中央本線の電車や市電(のちの都電)で都心へ向かう事ができるため、京王と小田急も新宿を起点として、新宿が繁華街として発展していった。
各路線の配置及び周辺施設
東京都庁ほか超高層ビルが建ち並ぶ新宿新都心に隣接し、JR東日本・京王電鉄・小田急電鉄・東京地下鉄(東京メトロ)・東京都交通局(都営地下鉄)の各社が乗り入れる山手線沿線最大のターミナル駅であり、世界一忙しい駅である。
西口に京王・小田急百貨店本店、コクーンタワー(ブックファースト新宿店)、ヨドバシカメラ本店や路線バスターミナル、東口にはルミネ、新宿高野本店、中村屋本店、紀伊国屋書店本店や、ちょっと離れているが伊勢丹本店、新宿ピカデリー、新宿マルイアネックス(バルト9)、TOHOシネマズ新宿、アニメイト新宿店、新南口にはタカシマヤタイムズスクエアとバスタ新宿・JR新宿ミライナタワーが併設されている他新宿サザンテラスが展開されている。その他、京王新線付近にはヤマダ電機LABI西口館直結の入口も存在。なお、タカシマヤのすぐ裏にあるように見えるドコモタワーは実際はかなり先のむしろ代々木駅寄りにあり意外と近くない。
なお京王の新宿駅は、当初はもっと東の新宿追分交差点付近に存在したが、1945年5月25日の戦災で変電所が焼失、そのため甲州街道の陸橋の勾配を乗り越えるのに支障が生じたため、急遽東急東横線の新宿延伸用の用地(当時東横線は渋谷から新宿まで延伸する計画があり、また京王線も戦時統合で東急の一路線であった。なおこちらはその後異なる形で現実となった)を利用して移転している。余談だが京王の新宿追分乗り入れはそれから35年後の1980年に都営新宿線への直通という形で再度実現している。
1978年に完成した京王新線・都営新宿線の新宿駅は更に南にあり、ほぼ渋谷区代々木である。
都営大江戸線に至っては周辺に4駅(都庁前駅、新宿駅、新宿西口駅、東新宿駅)である。
しかし、西武鉄道新宿線の西武新宿駅はそれら路線の比にもならないほどさらに遠く北に離れた歌舞伎町の近くにある。
ギネス世界記録を持つ駅
JR東日本での一日平均乗車人員は約75万人。その他各社の乗車人員を加えると100万人以上が毎日この駅のいずれかの改札を通過していることになる。乗降客の数としては日本一どころか、世界一の駅である。当然この乗降数はギネス世界記録認定を受けている。
一方で全体的に老朽化していること、天井が低く西日本のような大伽藍構造にはなっていないこと、構造物の多くが地下にあることなどから、世界一の駅としてはかなり狭苦しい。
また、新幹線の駅が無いため若干格落ち感がある。もし、上越新幹線・北陸新幹線が当初の計画通り新宿駅を起点とし、あわよくば成田新幹線までも新宿延伸していたならば、格の面でも世界一なターミナルステイションになっていただろう。
※国によっては都市交通(地下鉄・通勤鉄道など)の利用者を「鉄道の利用者」に含めていないのだが、都市圏の人口を考えると間違いはないだろう。主要路線がそれぞれ別会社で、乗り換え人数の大半が計算に入るという理由もある。
ダンジョン新宿
なお、改築に改築を繰り返し今の駅舎になっているため駅の構造がかなりカオスな事になっており、魔窟やダンジョン呼ばわりされることも多い。しかも、だいたいあってるから困る。メリーさんが迷子になっていることも稀によくある。
その難易度たるや、「ウメダンジョン」で著名な梅田地下街を歩ける人物ですら迷ってしまうほど。
【新宿ダンジョン】という、そのものズバリなゲームも作られてしまうほどに迷いやすい。
原因としては、
- 単純に広い。そのうえ、周囲の地下街・ビル地下などと随所で結合している。
- 構造が立体的。改札と通路は、東と西と地下鉄では一部除いて地下1階、南は地上2階にある。
- 特に南口のルミネ・ミロード周辺(小田急・京王)の通路構造が立体迷路状態。
- 改札口が多くて名前も紛らわしい。JRだけでも東口と中央東口、南口と新南改札口とかが挙げられる。(後述)
- 南口と新南改札口が構内で繋がっていない。西口と東口の間の自由通路も2020年夏になってようやく出来た。それまでは北側の丸ノ内線乗り場(メトロプロムナード)か、南側の甲州街道まで迂回する必要があった。
- JR改札内に南北方向の通路が無く、ホーム経由の移動を強いられる。特に新南口の階段は別の出口の階段の影に隠れているホームもあるため気付きにくい。
- 直角に交わっていない
- 乗り換えが複雑。私鉄や地下鉄同士の乗り換え(特に西武線)は、場合によってはかなりの移動距離。
- 東京メトロ&小田急&西武は北側、都営&京王は南側に集中していることを把握するとよい。
- 新宿駅『以外』とも構内で繋がっているため紛らわしい(「新宿西口」「西武新宿」「新宿三丁目」とか)
- 平日・土休日ともほぼ終日「人大杉」かつ動線が交わりまくっている状況のため、不慣れな人が通路の真ん中で立ち止まろうものなら、即刻障害物と化してしまう。
- 東京へやって来ていきなり利用する人にとっては、そもそも東京の鉄道に慣れていない
などが考えられる。
おまけに構内看板をよく見ないと確実に迷子になる程に広い。最近は本当にダンジョンになった。
ダンジョンとかはネタとしては良いのだが都市としては深刻な問題
ギネス記録やダンジョンネタは単純に見れば大都会トーキョーのロマンかもしれないが、新宿駅を含め東京と言う都市が都市計画の欠落したまま無秩序に拡大し、失敗が放置されたという事でもあり、解決しなければならない課題だと言う側面がある事も知っておこう。
また池袋や渋谷に利用者数で勝っているのも、上記二駅が三大副都心のそれぞれ両端に位置することや、副都心線開業による直通運転が開始され東武東上線や西武池袋線、東横線利用者が池袋や渋谷で乗換をする必要がなくなったためでもある。
三大副都心の真ん中に位置する新宿は、その中途半端な配置からどうしても一度新宿で下車してからの乗換をせざるを得ないのが現状なので、必ずしも利用者数が多い=駅周辺が優れているから降りるというわけではない。
乗り入れ路線
JR東日本 - 山手線・中央線快速/中央・総武緩行線/中央本線(特急あずさ・かいじ)・埼京線/湘南新宿ライン
JRが16番線まで、小田急が10番ホームまで、京王・都営が7番線まで、東京メトロが2番線まであり、それを全て足せば35本もあることになる(ただし小田急は同じ線路を共用するホームがあるため、線路は35本ではない)。
駅構造
JR東日本
8面16線の地上駅。
1-4番乗り場は埼京線と湘南新宿ラインの乗り場。
5-6番乗り場と9-10番乗り場は特急専用乗り場。
3レターコードはSJK。
駅番号は、山手線がJY17、中央・総武線各駅停車がJB10、中央線快速がJC05、埼京線がJA11、湘南新宿ラインがJS20。
乗り場 | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 湘南新宿ライン/埼京線/相鉄・JR直通線 | 南行 | 大崎・武蔵小杉・横浜・逗子・小田原方面 | |
埼京線 | 上り | 大崎・大井町・新木場方面 | ||
相鉄・JR直通線 | 下り | 羽沢横浜国大・二俣川・海老名方面 | ||
2 | 埼京線 | 上り | 大崎・大井町・新木場方面 | |
埼京線 | 下り | 池袋・赤羽・大宮・川越方面 | ||
相鉄・JR直通線 | 下り | 羽沢横浜国大・二俣川・海老名方面 | ||
3 | 埼京線 | 下り | 池袋・赤羽・大宮・川越方面 | |
4 | 湘南新宿ライン | 北行 | 池袋・大宮・小山・宇都宮・高崎・前橋方面 | |
埼京線 | 下り | 池袋・赤羽・大宮・川越方面 | ||
5・6 | 成田エクスプレス | 成田空港方面 | ||
東武線直通特急 | 東武日光・鬼怒川温泉方面 | |||
7・8 | 中央線快速 | 上り | 御茶ノ水・東京・千葉方面 | 千葉方面は朝ラッシュのみ。 |
9・10 | あずさ・かいじ | 下り | 立川・八王子・甲府・松本方面 | 当駅始発のみ |
11・12 | 中央線快速 | 下り | 中野・三鷹・立川・高尾・大月・青梅方面 | 交互発着が多い。 |
13 | 中央・総武緩行線 | 上り | 代々木・秋葉原・錦糸町・千葉方面 | |
14 | 山手線 | 内回り | 渋谷・大崎・品川方面 | |
15 | 山手線 | 外回り | 池袋・日暮里・上野方面 | |
16 | 中央・総武緩行線 | 下り | 東中野・荻窪・吉祥寺・三鷹方面 |
小田急電鉄
地上は優等列車が発着する櫛形4面3線の駅。
地下は各駅停車が発着する櫛形3面2線の駅。
2・3番ホームは特急ロマンスカー、4・5番ホームは快速急行などロマンスカー以外の優等列車、8・9番ホームは各駅停車が発着する。
6・7・10番ホームは降車専用ホームで、3・4番ホームは線路を共有している。
1番ホームは現在は使用されていない(かつては特急の降車ホームだった)。
駅番号は、OH01。
2~6番ホームが地上駅、7~10番ホームが地下駅となっている。
改札は小田急百貨店やJR中央改札口方面が新宿寄り先頭。
南改札口は小田原寄り(10両編成だと3号車付近)に改札がある。
何もJRと乗り換え改札がある。
乗り場 | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2・3 | 小田原線 | 下り | 町田・小田原・箱根湯本・藤沢・御殿場方面 |
|
4・5 | 小田原線 | 下り | 新百合ヶ丘・相模大野・本厚木・小田原・藤沢・片瀬江ノ島方面 |
|
6 | 小田原線 | 降車ホーム | 5番ホームと共有。 | |
7 | 小田原線 | 降車ホーム | 8番ホームと共有。 | |
8・9 | 小田原線 | 下り | 新百合ヶ丘・相模大野・本厚木・小田原・片瀬江ノ島・唐木田方面 |
|
10 | 小田原線 | 降車ホーム | 9番ホームと共有。 |
京王電鉄・都営地下鉄
京王線と京王新線でホームの位置が異なる為、前者は「京王線新宿駅」、甲州街道の真下に位置する後者は「新線新宿駅」と称して分けている。
京王線新宿駅は、櫛形3面3線の地下駅。
京王新線・都営新宿線、及び大江戸線のホームはそれぞれ島式1面2線の地下駅。
なお、大江戸線ホームは新線口の真下あたりから南に伸びているため、区境をはみ出して渋谷区側に所在する。
駅番号は、京王線が両駅共通でKO01、都営新宿線はS01、大江戸線はE27。
なお、京王線ホームは階段が9号車に集中している他、10号車付近は平日の夕方以降は女性専用車の関係上、警備員が常駐しているので注意が必要。
尚、京王ライナーは平日は1番線、土休日はMt.TAKAO号含め2番線から発車。
都営線は新宿西口駅と西武新宿駅は乗換指定駅となっていないので注意。
乗り場 | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1-3 | 京王線 | 下り | 調布・京王八王子・高尾山口・橋本方面 | 新宿発着の列車専用 |
4 | 京王新線 | 下り | 笹塚・調布・橋本方面 | 主に都営新宿線からの電車。 |
5 | 都営新宿線 | 市ヶ谷・九段下・神保町・本八幡方面 | 新宿始発、又は京王本線からの直通列車はここから発車。 | |
6 | 都営大江戸線 | 六本木・大門・門前仲町方面 | ||
7 | 都営大江戸線 | 都庁前・練馬・光が丘・(都庁前乗り換え)飯田橋方面 |
東京メトロ
島式1面2線の地下駅。荻窪方に引き上げ線があり当駅発着列車で使用している。
尚、東京メトロ新宿駅と都営地下鉄との乗換指定駅は前述の都営新宿駅ではなく、より距離の近い新宿西口駅のみ。そのため都営新宿線との乗り換えは隣の新宿三丁目駅を利用しないと乗り継ぎ割引が適用されない。
駅番号は、M08。
西武新宿線
利用状況
近況
JR東日本
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は775,386人である。
- JR東日本の駅で最多。
都営地下鉄
- 2019年(令和元年)度の1日平均合計乗降人員は457,182人である。
- その内、新宿線は313,339人、大江戸線は143,843人である。
- 合算、路線別で見た場合共に最多の駅となっている。
小田急電鉄
- 2019年(令和元年)度の1日平均合計乗降人員は516,876人である。
- 小田急の駅で最多。
京王電鉄
- 2019年(令和元年)度の1日平均合計乗降人員は788,567人である。
- 京王の駅では最多で、日本の私鉄駅では東急電鉄渋谷駅に次いで2位。
- 京王線新宿駅・新線新宿駅の合算で、新線新宿駅は都営新宿線の直通人員含む
東京メトロ
- 2019年(令和元年)度の1日平均合計乗降人員は237,552人である。
- 東京メトロでは新橋駅に次ぐ第6位。
利用状況比較表
事業者名 | JR東日本 | 都営地下鉄 | |||
---|---|---|---|---|---|
路線名 | 合計 | 新宿線 | 大江戸線 | ||
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 | 乗降人員 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 766,020人 | 1,532,040人 | 397,605人 | 267,477人 | 130,129人 |
2009年(平成21年)度 | 748,522人 | 1,497,044人 | 395,077人 | 266,441人 | 128,636人 |
2010年(平成22年)度 | 736,715人 | 1,473,430人 | 391,668人 | 263,981人 | 127,688人 |
2011年(平成23年)度 | 734,154人 | 1,468,308人 | 381,868人 | 257,455人 | 124,413人 |
2012年(平成24年)度 | 742,833人 | 1,485,666人 | 389,950人 | 260,458人 | 129,492人 |
2013年(平成25年)度 | 751,018人 | 1,502,036人 | 399,944人 | 266,869人 | 133,075人 |
2014年(平成26年)度 | 748,157人 | 1,496,314人 | 404,669人 | 270,969人 | 133,700人 |
2015年(平成27年)度 | 760,043人 | 1,520,086人 | 417,279人 | 280,183人 | 137,096人 |
2016年(平成28年)度 | 769,307人 | 1,538,614人 | 429,580人 | 289,786人 | 139,794人 |
2017年(平成29年)度 | 778,618人 | 1,557,236人 | 437,420人 | 302,124人 | 135,296人 |
2018年(平成30年)度 | 789,366人 | 1,578,732人 | 457,646人 | 312,312人 | 145,334人 |
2019年(令和元年)度 | 775,386人 | 1,550,772人 | 457,182人 | 313,339人 | 143,843人 |
事業者名 | 小田急電鉄 | 京王電鉄 | 東京メトロ |
---|---|---|---|
年度 | 乗降人員 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 491,631人 | 748,803人 | 232,044人 |
2009年(平成21年)度 | 482,818人 | 739,138人 | 219,606人 |
2010年(平成22年)度 | 476,773人 | 724,012人 | 215,468人 |
2011年(平成23年)度 | 474,552人 | 711,892人 | 212,024人 |
2012年(平成24年)度 | 483,150人 | 714,949人 | 220,154人 |
2013年(平成25年)度 | 494,184人 | 730,849人 | 227,366人 |
2014年(平成26年)度 | 488,021人 | 734,578人 | 226,734人 |
2015年(平成27年)度 | 492,234人 | 757,823人 | 231,340人 |
2016年(平成28年)度 | 499,919人 | 770,072人 | 233,555人 |
2017年(平成29年)度 | 506,229人 | 786,052人 | 236,657人 |
2018年(平成30年)度 | 521,160人 | 797,378人 | 239,794人 |
2019年(令和元年)度 | 516,876人 | 788,567人 | 237,552人 |
隣の駅
JR東日本
山手線
埼京線
湘南新宿ライン
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
---|---|---|---|---|
特別快速・快速・各駅停車 | 渋谷駅 | 新宿駅 | 池袋駅 |
中央快速線
中央・総武緩行線
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
---|---|---|---|---|
各駅停車 | 大久保駅 | 新宿駅 | 代々木駅 |
小田急電鉄
小田原線
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
---|---|---|---|---|
特急A | 新宿駅 | 町田駅 | 主に町田、海老名(本厚木)停車。 | |
特急B | 新宿駅 | 新百合ヶ丘駅 | 主に「さがみ」、「ふじさん」、江ノ島線方面の特急。 | |
特急「スーパーはこね」 | 新宿駅 | 小田原駅 | ||
通勤急行 | 代々木上原駅 | 新宿駅 | 朝の新宿方面のみ。 | |
快速急行・急行 | 新宿駅 | 代々木上原駅 | ||
各駅停車 | 新宿駅 | 南新宿駅 |
京王電鉄・都営地下鉄
京王線
京王新線・都営新宿線
都営大江戸線
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 | 備考 |
---|---|---|---|---|
各駅停車 | 都庁前駅 | 新宿駅 | 代々木駅 |
東京メトロ
丸ノ内線
関連イラスト
JR線・各出口の紹介
(注)2020年7月19日に旧・西口~東口間に存在した改札内の「北通路」が、改札外の「東西自由通路」に改装されたことから、現在は改札口ごとの名称で案内がなされている。
そのためここでは、従来の「〇〇口」に現行の改札口名を付記することでフォローする。
西口(西改札)
駅前の地上・地下の大規模なロータリーが存在し、特に地下からは都庁方面へ繋がる地下通路・道路が続いている。路線バスやタクシー乗り場も備える「新宿駅の玄関」のような存在である。
さらに北上すると丸ノ内線と都営大江戸線(新宿西口駅)の出入り口にたどり着く。よく展示イベントが催されるメトロプロムナードも、この丸ノ内線近辺である。
昭和感漂う空間であるが、今後小田急百貨店の再開発で大きく変わる可能性がある。
東口(東改札)
メイン画像。新宿アルタのある出口。西口側から伸びるメトロプロムナードに直結している。かつてお昼休みはウキウキウォッチングで映っていたのはこちら。
「シティーハンター」でXYZ…もとい新宿の種馬への依頼窓口伝言板があったのもこの出口。
「機動武闘伝Gガンダム」ではとある人物がここでデビルガンダムに初めて遭遇し、人類抹殺を企むきっかけとなった。
中央東口(中央東改札)
東口を南下したルミネエストの直下に存在するが、改札の内外とも東口まで並行しているためやや地味な存在である。
中央西口(中央西改札・中央西改札「京王口」)
各線のホーム中ほどにある改札内通路の西側に存在する。
西口ロータリー(と小田急)方面につながる改札口、京王線乗換え口と「京王口改札」につながる階段、小田急線に直接乗り換えが出来る改札口と、大きく3つに分かれている。
そのため、JRと京王線・小田急線を乗り換える場合はここを利用するのが便利である。
余談ではあるが、西口側のヨドバシカメラ各店舗へは、この「京王口」が最寄りになる。
南口(南改札)
テレビ放送の固定カメラや中継で使われるため、JR駅舎としてはおそらく最も有名な出口。甲州街道に面しており、新南口とは向き合った構造となっている。
JR駅舎左に小田急の駅舎も並列し(乗換え改札もある)、さらに西側に京王新線と都営大江戸線(新宿駅)の出入り口がある。
東南口(東南改札)
南口を少し東に行った先。新宿最大規模のタワーレコードがある。
ここの階段下に新宿三丁目駅の出口あり。
ゲーセンやパチ屋が密集している。
新南口(甲州街道改札)(新南改札)(ミライナタワー改札)
新宿駅では最も新しい出口。かつては「サザンテラス口」と呼ばれた。バスタ新宿の直下に存在するため、ある意味「東京の玄関口」の一つでもある。
かつてクリスピークリームドーナツの大行列を作ったストリート・新宿サザンテラスの名を拝借していたが、バスタ建設に伴い出口名を改称した。Suicaペンギン像やJR東日本総本山の至近である。
NEXやきぬがわ停車ホームに行くにはこの出口からが最も効率的。逆に山手線はホームへの移動がエスカレーター一つしかないためかなり不便な出口。実はここのみ渋谷区である。
関連タグ
池袋駅 - 利用者数世界2位。出入口は多いがダンジョン度はそれほど高くはない。ただし東西の間違いには注意!
東京駅 - 東の雄。
渋谷駅 - 東横線の地下化により、ダンジョン面で急浮上したライバル。ただし利用者数は東横線の地下化によってかなり減ってしまった。
梅田駅/大阪駅 - 並び称されるダンジョン駅。ダンジョン度ではあちらの方が上かもしれない。
横浜駅 - 神奈川県におけるダンジョン駅。ダンジョンは当駅よりは低め。
名古屋駅 - 当駅と並び称されるダンジョン駅。
新三郷駅 - かつて新宿駅同様ギネス世界記録を持っていた(上り下りホームが最も離れている駅)。
シティーハンター - 聖地。最新作ではその膨大な乗降数からテロの現場に選ばれてしまった。
機動武闘伝Gガンダム - 新宿編に登場。東口の他に西口ロータリーも登場している。
Fate/GrandOrder - 亜種特異点『悪性隔絶魔境新宿』のステージの一つとして新宿駅が登場するのだが、亜種特異点化の影響でその性質が歪み、本物の広大なダンジョンと化してしまった。
BanG_Dream! - 舞台が新宿区というのもあって当然駅も登場。
魔界塔士Sa・Ga - 世界間移動のための「塔」を除けば本作最大のダンジョンとして登場。列車内は本作最大数の敵が襲ってくる魔境であり、ダンジョンである点や混雑っぷりがある意味でリアル。