概要
群馬県前橋市にあるJR東日本両毛線の駅。前橋市の代表駅である。
現在の駅前は大通りでも駅前通りでもシャッター街が目立つなど殺風景で、かつて駅横に存在したイトーヨーカドーも撤退するなど閑散としている。
同じく群馬県の駅である高崎駅と比較されることが多く、あちらのほうが栄えている。そのため、首都圏の県庁所在地の駅としては最も利用者数が少ない(北関東の各市はおろか甲府駅や金沢駅さらには沼津駅をも下回る)。また、前橋市の鉄道路線のジャンクション・拠点ともいえるのは、両毛線・上越線・吾妻線の3路線が乗り入れる新前橋駅である。
2021年3月のダイヤ改正で特急「あかぎ」や「スワローあかぎ」の高崎駅〜前橋駅間の乗り入れが廃止されたことや2024年3月に奈良駅発着の「らくラクやまと」が新設されたことで、JR線上にある都道府県所在地の代表駅としては、唯一の定期優等列車の発着が無い駅となっている。
1986年10月に高架化されるまで使用されていた先代の駅舎は威厳のある洋館造りで知られていた。しかし、この駅舎が解体されてからは余計に地味になってしまったと言われることもあり、ある意味前橋市の現状を象徴する駅と言えるかもしれない。
尚、当駅から伊勢崎方面の駅である駒形駅までの間は複線で、新前橋駅との間は単線となっている。
前橋駅~新前橋駅間は、複線化可能な分の高架橋用地が建設されている。
駅構造
島式2面3線の高架駅で、2面4線化が可能な構造になっている。
ホームは10両編成の電車が対応している。
乗り場 | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 両毛線 | 下り | 伊勢崎・佐野・小山方面 | |
高崎線方面 | 上り | 高崎・品川・新宿・横浜方面 | 当駅始発の一部 | |
2 | 高崎線方面 | 上り | 高崎・品川・新宿・横浜方面 | 当駅始発の大半 |
両毛線 | 下り | 伊勢崎・佐野・小山方面 | 一部の電車 | |
3 | 両毛線 | 上り | 新前橋・高崎方面 | 小山方面からの電車 |
利用状況
- 2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は、9,291人である。
- この数字は関東の県庁所在地と中心駅では最も少なく甲府駅、沼津駅、金沢駅、大分駅、熊本駅よりも少ない。
- ちなみに、群馬県の駅の中で最も利用者が最も多いのは高崎駅。
年度別
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 | 前年比増減率 |
---|---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 9,853人 | 19,706人 | |
2009年(平成21年)度 | 9,567人 | 19,134人 | -2.9% |
2010年(平成22年)度 | 9,422人 | 18,844人 | -1.5% |
2011年(平成23年)度 | 9,294人 | 18,588人 | -1.4% |
2012年(平成24年)度 | 9,693人 | 19,386人 | +4.3% |
2013年(平成25年)度 | 10,107人 | 20,214人 | +4.3% |
2014年(平成26年)度 | 10,035人 | 20,070人 | -0.7% |
2015年(平成27年)度 | 10,188人 | 20,376人 | +2.2% |
2016年(平成28年)度 | 10,353人 | 20,706人 | +1.6% |
2017年(平成29年)度 | 10,490人 | 20,980人 | +1.3% |
2018年(平成30年)度 | 10,682人 | 21,364人 | +0.6% |
2019年(令和元年)度 | 10,511人 | 21,022人 | -1.3% |
2020年(令和2年)度 | 7,304人 | 14,608人 | -43.9% |
2021年(令和3年)度 | 7,901人 | 15,802人 | +7.6% |
2022年(令和4年)度 | 8,841人 | 17,682人 | +10.6% |
2023年(令和5年)度 | 9,291人 | 18,582人 | +4.8% |
隣の駅
関連タグ
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