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小田原線

おだわらせん

小田急小田原線のこと。通称「小田急線」の正式名称。この記事での「小田急線」は小田原線を指す
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概要

小田急電鉄(以下、小田急)の所有する、東京都新宿から神奈川県小田原を結ぶ、都心の人はお馴染みのあの青い路線の事で、小田急の中核路線である。東京23区ではJR線が開通していない世田谷区中心部を通る数少ない路線で、ほぼ唯一のアクセス手段になっている。

駅ナンバリングは『OH(01~67)』だが、直通先の箱根登山鉄道及びその先で連絡する箱根ロープウェイ箱根海賊船との通し番号となっている。この内小田急小田原線は新宿駅(OH01)-小田原駅(OH47)の番号を設定。

小田急線は代々木上原~登戸間が複々線に、登戸~向ケ丘遊園が3線構造になっている。詳しくは小田急電鉄のホームページを参照。

直通運転

前述の江ノ島線や多摩線の他に東京メトロ千代田線(以下、千代田線)や箱根登山鉄道JR御殿場線と一部の列車が直通している。

特に箱根登山鉄道と御殿場線の直通については、原則として特急以外の優等種別はこの路線に直通しない(2008年までは乗り入れていた)ので、新宿から乗り換え無しで箱根や御殿場まで行くには特急の乗車が不可欠。無論箱根湯本~強羅間は登山電車線なので全てのロマンスカーが新宿~箱根湯本間の往復となる。

          「ロマンスカーで、新宿から箱根へ」

というキャッチフレーズはとても有名。また新松田~小田原間の各駅停車も一部が直通する。
箱根登山鉄道内でも各駅停車の赤色の小田急1000形が使用される。御殿場線はあさぎりが新松田でJR松田駅と接続し、御殿場方面に直通している。

混雑率について

新宿から出る私鉄3線(他、京王線西武新宿線)の中では客層が良く、人身事故も少ないのが特徴だが、乗客の喧嘩が他の路線より多いのも特徴である。(というよりこの路線の遅延の大部分がこれを占めている。)その為、乗客トラブルで遅延もしばしばある他、新宿駅などでは席取り合戦が激しい(主に高齢者と大学生がマナーの悪い乗客のツートップ)。乗客トラブルが多いので、乗りなれていない人は高くてもロマンスカーを利用するのが吉といえる。

小田急はかつての東急田園都市線(以下、田園都市線)程ではないが混雑率が高い路線であり、田園都市線を上回る状況になっているものの、2018年の複々線化完了に伴い列車増発がなされて混雑が緩和される。が、下北沢駅でのふん詰まり現象が、東北沢駅に飛び火してしまった。

最混雑区間は登戸駅~下北沢駅間。下北沢駅、代々木上原駅では多くの乗客が下りる為、新宿駅では空いている事が多くなる。特に代々木上原駅は千代田線で一気に乗り換える為、先頭車(10号車)を除いて然程混雑しない。
ただし、代々木上原で千代田線直通の列車からの連絡待ちをする優等列車があり、この場合は代々木上原〜新宿間が一番混む。特に新宿駅地下ホームに到着する列車の場合、先頭10号車の混雑はかなりのものになる。逆に19時前後の帰宅ラッシュ時に新宿方面から乗ると千代田線・井の頭線からも大量に人が雪崩れ込む為郊外に戻る人達にとって一種の地獄絵図となる

上り朝ラッシュは本厚木駅から混雑が始まり、海老名駅町田駅登戸駅で降りる客が多い一方で、相模大野駅新百合ヶ丘駅等で混雑を引き上げている。
だが、小田急が恐ろしいのは他の関東の私鉄沿線の多く(例外:終日両方向流動のある東急東横線東武東上線和光市川越間、京急本線品川~横浜間、相鉄本線の上り横浜・下り海老名方面の先頭車。)は朝上りと夕方下りが混雑するのに対して、朝の下りや夕方上りも混雑する事にある。これは沿線の登戸に専修大学、生田に明治大学、駅名にもなっている成城大学玉川大学東海大学といった大学があったり、企業の工場があったり、小田急から南武線井の頭線といった縦方向の路線間の移動手段で使う乗客が多いため。
特に登戸駅本厚木駅は上下線関係なく混雑しており、海老名駅本厚木駅に至っては、相鉄本線からの乗客も多く来るので要注意。

ただし、ラッシュ帯の下りが半蔵門線内始発(※小田急でいえば千代田線からの直通)ばかりで「始発」の概念が無い田園都市線渋谷駅と違い、始発駅の新宿駅で座れる確率が高いのでその点は有難いと思わなければならない。また、途中駅での乗降が比較的多いため、朝ラッシュの上りでも海老名駅町田駅で座れる確率は高く、京王や田園都市線の朝の上り列車よりは楽に通勤出来る。

列車種別

※ここでは特急以外の種別を紹介。特急列車については「ロマンスカー」の記事を参照。
※使用車両については小田急電鉄を参照。

快速急行

停車駅:新宿・代々木上原・下北沢・登戸・新百合ヶ丘・町田・相模大野・海老名・(本厚木・愛甲石田・伊勢原・鶴巻温泉・東海大学前・秦野・渋沢・新松田)・小田原
※()内は各駅に停車

普通運賃だけで乗車できる小田急の最速達種別。かつては「湘南急行」と名乗っていた(厳密には快速急行の方が停車駅が少ない)。複々線化のお陰で下北沢~登戸間をノンストップで運転している。江ノ島線方面の列車はJR東日本湘南新宿ラインと全区間でライバル状態となっている。

1時間あたり江ノ島線直通が3本、小田原方面の列車が3本。新宿~相模大野間の快速急行が10分間隔になり、相模大野以西の小田原線と江ノ島線で20分間隔のダイヤになっている。平日朝夕下り、土休日朝下り・上りと夜下りには多摩線直通列車も運行されている。このほか、江ノ島線相模大野~藤沢間急行、新宿~相模大野間快速急行になる列車も平日に設定。

急行

標準停車駅:新宿・代々木上原・下北沢・(経堂)・成城学園前・登戸・向ヶ丘遊園・新百合ヶ丘・町田・相模大野・海老名・本厚木~新松田間各駅に停車・(開成~足柄間は一部列車が停車)・小田原

停車駅も通過駅もそれなりに有り、豪徳寺(東急世田谷線山下駅に接続)・厚木を除く全ての路線乗換駅に停車し、小田原方面のメインの種別という事もあり、快速急行の存在する昨今でもメジャーな種別。…だがしかし、かつては藤沢方面へ積極的に直通運転をしていたが、現在は朝晩のみとなり少なくなった。

経堂駅には平日の夕方以外と土休日の終日に停車する。平日には新宿~相模大野間急行、相模大野から各駅停車になる列車が何本か存在する。東京メトロ千代田線方面への直通列車も設定。

準急

停車駅:代々木上原・下北沢・経堂千歳船橋・祖師ヶ谷大蔵・成城学園前・狛江・登戸からの各駅に停車

複々線区間において通過運転を行う。2018年3月のダイヤ改正に伴い、新宿発着列車は運行を終了し、現在は東京メトロ千代田線方面への準速達列車として運行されている。日中は向ヶ丘遊園から千代田線方面への準急を毎時3本設定。土・休日ではさらに成城学園前から千代田線方面への準急が毎時3本追加される。

各駅停車

停車駅:各駅

急行・快速急行が本厚木~新松田間の各駅に停車しており同区間の各駅停車としての役割を担っているため、新宿~本厚木、新松田~小田原間での運行が多く、全線を通して運行される列車はほとんどない。また途中駅で種別が急行に変わるものや、途中駅で急行から種別が変わるものがある。
10両編成が発着できるホームが増えるのに伴い、2018年3月改正で千代田線への直通列車が設定される。

通勤急行

停車駅:新宿・代々木上原・下北沢・成城学園前・向ヶ丘遊園・新百合ヶ丘・(栗平・小田急永山・小田急多摩センター・唐木田)
()内は多摩線内の停車駅

2018年3月改正で平日朝の通勤時間帯上りに新設された。
先代の「通勤急行」は1955年のダイヤ改正で登場した種別であった。当初の停車駅は小田原線内では当時の急行の停車駅に稲田多摩川駅(現・登戸駅)が追加されたもので、江ノ島線内では現在の急行停車駅からまだ東急田園都市線が開通していなかった中央林間駅と当時はまだ開業していなかった湘南台駅をのぞいた設定となっていた。その後、1960年のダイヤ改正で朝の上りのみ成城学園前駅に停車するようになり、1964年をもって完全に停車駅化される。1970年に登戸駅に急行が停車し、翌1971年に成城学園前駅にも急行が停車するようになると、上記の快速準急と急行に統合される形で廃止となった。

通勤準急

停車駅:千代田線←代々木上原・下北沢・経堂・成城学園前・登戸~本厚木の各駅

2018年3月改正で平日朝の通勤時間帯上りに新設された。
先代の「通勤準急」は1960年~1964年まで運用され、停車駅は現在の経堂駅通過の準急と同じであった。当時は準急が喜多見~和泉多摩川間の各駅にも停車していた。

過去の種別

直通

開業時に登場した種別である。開業当初は新宿‐稲田登戸(現・向ヶ丘遊園)間のみの運行であった「各駅停車」に対し、直通は全線で運転した。新宿‐稲田登戸間は経堂駅のみに停車し、稲田登戸‐小田原間は各駅に停車した。

サービス急行(準特急

多客時に特急を補完する形で運行されていた。1953年から1959年までは「サービス急行」、同年から1963年までは「準特急」を名乗っていた。1963年に3100形「NSE」の登場により廃止された。

桜準急

1948年9月‐1950年2月という短期間の間だけ存在していた種別であった。運行区間は新宿‐新原町田(現・町田)間だった。

快速準急

1964年から1972年まで昼間時に運転されていた。同年に急行に統合され消滅した。当初は新宿‐相模大野間であったが、後に小田原まで延長された休日には行楽地へのアクセスのために読売ランド前(よみうりランド最寄り)と鶴川(こどもの国最寄り)の両駅にも停車していた。

土曜急行

土曜の半ドン帰宅の足として設定されていた。昼過ぎから夕方の間に何本か通常の急行を増発する形として、さらには相武台前に停車するという停車パターンで運用されていた。

区間準急

停車駅:新宿・代々木上原・下北沢・梅ヶ丘からの各駅に停車
梅ヶ丘以西の各駅に停まっていた。多摩線方面に乗り入れる区間準急の方が本数が多かった。
2016年3月26日ダイヤ改正において廃止。ソース小田急電鉄公式ホームページPDF

多摩急行

標準停車駅:千代田線→代々木上原・下北沢・経堂・成城学園前・登戸・新百合ヶ丘・(栗平・小田急永山・小田急多摩センター・唐木田)
※()内は多摩線内の停車駅

2016年改正から朝夕のみの運行のみとなった。全ての列車が多摩線の唐木田発着で千代田線に直通。多摩線内での停車駅は急行と同じだが、小田急線内では向ヶ丘遊園を全列車が通過する。また急行が経堂を通過する時間帯にも同駅に停車する点が異なる。2018年3月改正で廃止される。
多摩急行

駅一覧

凡例

●:停車、‖:通過、★:一部列車を除き停車

一覧表

駅番号駅名読み快速急行通勤急行急行通勤準急準急各駅停車乗り換え備考
OH01新宿しんじゅく
  1. JR山手線
  2. JR湘南新宿ライン
  3. JR埼京線
  4. JR中央線快速
  5. JR中央・総武緩行線
  6. 京王線(KO01)
  7. 東京メトロ丸ノ内線(M-08)
  8. 都営地下鉄新宿線(S-01)
  9. 都営地下鉄大江戸線新宿駅(E-27)・新宿西口駅(E-01)
  10. 西武新宿線西武新宿駅(SS01)も徒歩圏内
OH02南新宿みなみしんじゅく
OH03参宮橋さんぐうばし
OH04代々木八幡よよぎはちまん
OH05代々木上原よよぎうえはら東京メトロ千代田線(C-01)(一部列車が直通)
OH06東北沢ひがしきたざわ
OH07下北沢しもきたざわ京王井の頭線(IN05)
OH08世田谷代田せたがやだいた
OH09梅ヶ丘うめがおか
OH10豪徳寺ごうとくじ東急世田谷線山下駅(SG08)が徒歩圏内
OH11経堂きょうどう
OH12千歳船橋ちとせふなばし
OH13祖師ヶ谷大蔵そしがやおおくら
OH14成城学園前せいじょうがくえんまえ
OH15喜多見きたみ
OH16狛江こまえ
OH17和泉多摩川いずみたまがわ
OH18登戸のぼりと南武線
OH19向ヶ丘遊園むこうがおかゆうえん
OH20生田いくた
OH21読売ランド前よみうりらんどまえ
OH22百合ヶ丘ゆりがおか
OH23新百合ヶ丘しんゆりがおか多摩線(OT)(一部列車が直通)
OH24柿生かきお
OH25鶴川つるかわ
OH26玉川学園前たまがわがくえんまえ
OH27町田まちだJR横浜線
OH28相模大野さがみおおの江ノ島線(OE)(一部列車が直通)
OH29小田急相模原おだきゅうさがみはら
OH30相武台前そうぶだいまえ
OH31座間ざま
OH32海老名えびな
  1. 相鉄本線(SO18)
  2. JR相模線
OH33厚木あつぎJR相模線
OH34本厚木ほんあつぎ
OH35愛甲石田あいこういしだ
OH36伊勢原いせはら
OH37鶴巻温泉つるまきおんせん
OH38東海大学前とうかいだいがくまえ
OH39秦野はだの
OH40渋沢しぶさわ
OH41新松田しんまつだJR御殿場線松田駅が徒歩圏内。また新松田駅北側とJR松田駅構内を結ぶ連絡線がある
OH42開成かいせい
OH43栢山かやま
OH44富水とみず
OH45蛍田ほたるだ
OH46足柄あしがら
OH47小田原おだわら
  1. JR東海道本線
  2. JR東海道新幹線
  3. 伊豆箱根鉄道大雄山線
  4. 箱根登山鉄道(OH47-57)(一部列車直通)


関連タグ

小田急電鉄 小田急 大手私鉄 私鉄
鉄道 電車 大東急

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