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準急

じゅんきゅう

鉄道の列車種別の一つ、私鉄のみで運行している
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概要

列車種別の1つで、「急行」よりも格下の種別、普通・各駅停車の格上の種別として各鉄道事業者にて使用されている。「準急行」の略称。(順位としては特急急行準急快速普通各駅停車)

国鉄線内の準急

かつては国鉄が準急料金が必要な優等列車として走らせていた。戦前の列車は運賃のみで乗車できたのに対し、戦後のものは準急料金が徴収されていた。
1966年には走行距離101km以上の準急は急行に格上げされ、のち1968年までには全列車急行に格上げされるなどして廃止されている。
国鉄線内の準急が廃止となった後、分割民営化後もJR線内には準急列車は存在しない。

JR車両を使用した準急

一方で、JR常磐緩行線で活躍しているE233系2000番台が、2016年ダイヤ改正により東京メトロ千代田線を介して小田急電鉄小田原線内の「準急」運用に就くことになり、おおよそ半世紀ぶりに(国鉄→JR車両による)準急が復活した。E233系2000番台は小田急線内の「急行」運用にも入っている。

大手私鉄における準急

「準急」種別を採用している鉄道事業者は、「準急」を料金不要列車として走らせている。概ね停車しない、駅の少ない比較的近距離を走る、などといった区間急行的な役割を担っている。
準急の派生種別には「区間準急」「通勤準急」などが存在する。

大手私鉄のうち「準急」種別が存在するのは、先述のE233系2000番台が乗り入れている東京メトロ小田急電鉄のほか、西武鉄道東武鉄道東京急行電鉄名古屋鉄道近畿日本鉄道京阪電気鉄道南海電気鉄道阪急電鉄阪神電気鉄道の11社。

大手私鉄以外の準急

中小私鉄などでは、全列車普通列車にすることで「準急」種別を廃止した鉄道事業者がいるなか、津軽鉄道神戸電鉄では現在も準急列車を運行している。このほか、準大手私鉄泉北高速鉄道と公営である大阪市営地下鉄(堺筋線のみ)でも準急列車を運転。こちらは乗り入れ先の南海電気鉄道阪急電鉄にて通過運転を行い、自社局線内は各駅に停まるタイプである。

区間急行と準急

同一路線で区間急行と準急の両方を走らせている鉄道会社があるが、どちらが格上でどちらが格下なのか、鉄道会社によってはまちまちである。


快速と準急

そもそも快速列車は私鉄では補助的な種別であまり走らない場合が多く、準急と快速が併存しているのは中小私鉄まで含めても東武鉄道、西武鉄道、阪急電鉄、神戸電鉄の4社に限られる。この全社において快速は準急より格上の種別として扱われている。
ところが、旧国鉄時代においては快速はあくまで普通列車の速達種別、準急は急行列車の準用種別であってその格は明確に快速の方が格下であった。

定義上は国鉄の通りであるから、快速は本来準急より下であってしかるべきであるが、ここには私鉄特有の種別運用に関する事情がある。
急行列車の項も参照していただきたいが、私鉄においては多くの場合急行も無料の優等列車として運用される。そもそもこのような運用が図られている全ての路線において、両種別とは別に「急行」と、更に快速とは別の急行以上の上位種別が存在するか、過去に存在した。
特に大手私鉄の三社においては、「快速急行」がそのまま存在したことが序列入れ替わりの遠因とも言える。まず基本の優等種別として急行、その下位の優等種別に準急、上位に快速急行が存在した。ところが停車駅の需要関係の変遷により、急行とは別に快速急行よりは停車駅が必要だが準急より停車駅の少ない種別が必要となり、苦肉の策としてその種別に「快速」を与える…と言った経緯である。

ただし東武の伊勢崎・日光線(快速はすでに廃止)のように、快速急行が快速より後に登場した路線も存在するが、その場合も急行より下位・準急より上位という役割に変化は無い(日光線快速急行は、有料急行の補完種別として快速より上位・急行より下位で登場したため)。
神戸電鉄においては些か事情が異なるが、この場合は「快速急行」の役割を「快速」に背負わせているだけ、とも言える。(神戸電鉄の快速の種別は他社快速急行と同じ「Rapid Express」)。また、これらの事情により、快速と準急が併存している路線においては快速の役割は急行より上位の種別というパターンもままある。

なお、小田急においては過去、準急より上位、急行より下位の種別として「快速準急」が存在した。これは準急系の純速達種別としては唯一の存在である
現在運用されている各社の(準急と併存する)快速も、役割としてはこのような意味合いと見做す方がいいのかもしれない。

関連タグ

特急 急行 各駅停車 普通
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