概要
当駅は複々線区間にあり、終日緩急接続が行われている。ロマンスカーも一部停車する。また、喜多見検車区への引き込み線がある関係上、当駅始発/終着の列車が設定されている。
バスは小田急バスと東急バスが乗り入れており、西口からは狛江駅・千歳船橋駅方面と京王線の千歳烏山駅・つつじヶ丘駅・調布駅方面、南口からは田園都市線・東横線の二子玉川駅・用賀駅・三軒茶屋駅・都立大学駅・渋谷駅方面のバスが発着する。
駅周辺は成城という東京屈指の高級住宅街があるものの、地価に関しては北側にある京王線仙川駅より少し安めに設定されている。
駅ナカは成城コルティが入居しており、OdakyuOXや三省堂書店などが入居。
また、高級スーパーのひとつ成城石井本店は当駅北口から1分の距離に存在。
駅名の由来
駅名の由来はそのものズバリ成城学園である。当駅は1927年に開業したが、駅開業前に当駅周辺に移転し、現在の成城大学の元となった旧制成城高等学校の校長だった小原國芳が小田原急行鉄道に請願して駅を招致した逸話がある。
駅周辺では宅地開発を行いその利益で学校を建設する方法で成城学園を拡大し、戦後の学制改革後は幼稚園・小学校・中学校・高校、そして大学と一大教育地を生成していった。
現在も当駅の利用客には成城学園の学生が数多く利用しているが、成城学園のみならず、成城にある都立・私立高も多々あるため、当駅周辺は都内有数の学園都市・学生街となった。
駅構造
島式2面4線の地下駅。
1・4番乗り場が緩行線で主に各駅停車・準急が、2・3番乗り場が急行線で主に急行・特急が停車する。
日中は主にここで緩急接続が行われる。
なお、新宿方面の各停は経堂駅で待避しなければ当駅で緩急接続を終えると新宿駅まで先行する。
乗り場 | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 小田原線 | 下り | 新百合ヶ丘・唐木田・相模大野・藤沢・本厚木方面 | 緩行線 |
2 | 小田原線 | 下り | 唐木田・相模大野・藤沢・小田原方面 | 急行線 |
3 | 小田原線 | 上り | 代々木上原・新宿・(千代田線)大手町・北千住・(常磐緩行線)柏方面 | 急行線 |
4 | 小田原線 | 上り | 代々木上原・新宿・(千代田線)大手町・北千住・(常磐緩行線)柏方面方面 | 緩行線 |
利用状況
- 2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は、78,145人である。
- 小田急の駅では第15位。
- 同社の湘南台駅や京王橋本駅より少し少なく、東武草加駅よりは多い。
- コロナ禍の影響で経堂駅に抜かれて順位を1つ落とした。
年度別
年度 | 乗降人員 | 順位 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 84,440人 | 13位 |
2009年(平成21年)度 | 84,835人 | 13位 |
2010年(平成22年)度 | 84,182人 | 13位 |
2011年(平成23年)度 | 83,142人 | 14位 |
2012年(平成24年)度 | 84,737人 | 14位 |
2013年(平成25年)度 | 86,735人 | 14位 |
2014年(平成26年)度 | 86,518人 | 14位 |
2015年(平成27年)度 | 88,516人 | 14位 |
2016年(平成28年)度 | 88,727人 | 14位 |
2017年(平成20年)度 | 89,468人 | 14位 |
2018年(平成30年)度 | 89,856人 | 14位 |
2019年(令和元年)度 | 88,692人 | 14位 |
2020年(令和2年)度 | 58,614人 | 14位 |
2021年(令和3年)度 | 66,680人 | 15位 |
2022年(令和4年)度 | 74,920人 | 15位 |
2023年(令和5年)度 | 78,145人 | 15位 |
隣の駅
種別 | 前の駅 | 当駅 | 次の駅 |
---|---|---|---|
| 通過 | ||
| 表参道駅 | 成城学園前駅 | 新百合ヶ丘駅または相模大野駅 |
快速急行 | 通過 | ||
通勤急行 | 下北沢駅 | 成城学園前駅 | 向ヶ丘遊園駅 |
急行(夕方下り18〜21時台のみ) | 下北沢駅 | 成城学園前駅 | 登戸駅 |
| 経堂駅 | 成城学園前駅 | 登戸駅 |
準急 | 祖師ヶ谷大蔵駅 | 成城学園前駅 | 狛江駅 |
各駅停車 | 祖師ヶ谷大蔵駅 | 成城学園前駅 | 喜多見駅 |