概要
千葉県我孫子市にあるJR東日本の鉄道駅で、同市の中心駅。常磐線の複々線区間にあり、当駅から成田線(我孫子支線)が分岐する。地上ホーム・橋上駅舎。
ホームは4面7線島式構造で、3番線ホームがないため8番線まである。
1~5番線が常磐線快速および成田線で、成田線の電車は内側の2線(2・4番線)を使用する。
6~8番線が常磐線各駅停車。各駅停車は日中は(土休日は終日)当駅で折り返し、片面ホームの8番線は平日の朝夕のみ使用される。
上記のように運行上の拠点駅ではあるが、利用客が周辺の主要駅に比べて少ないためか、特急「ときわ」(急行→フレッシュひたち時代は停車していた)や特別快速といった速達列車は通過となっている。
ただしシーズンによっては当駅発着で上野東京ラインを経由して東海道線に直通する臨時特急踊り子が1往復設定される。
かつてかの山下清画伯がアルバイトをしていた「弥生軒」がある事でも有名な駅で、同駅には構内と駅周辺含め計3ヶ所が存在する。
元々は弁当屋で弁当販売の営業はすでに終了しているが、自家製そばに大ボリュームの唐揚げを乗せた「唐揚げそば」が名物で知られており、このメニューのためだけに駅に来る客も少なくない。
「我孫子」という難読地名は多くの人が「がそんし」「がそんこ」などと間違える。また、中国語では直訳では「私の孫」だが、相手を罵倒する言葉として使われるため(「孫」を若輩者・未熟者と見做すことから)、日本で地名として使われていることに中国人は驚くとのこと。
千葉県そのものが広いため、同じ千葉県民ですらも総武・京葉・内房・外房沿線住まいの場合はそう呼んでしまってもおかしくはない。
逆に常磐緩行線はこの駅が発着になる電車も少なくないため、直通先の千代田沿線の都民や小田急沿線の神奈川県民などは読みを知っている事が多い。
駅構造
乗り場 | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | 常磐線快速 | 下り | 取手・土浦・水戸方面 | 弥生軒あり |
2・4 | 成田線我孫子支線 | 下り | 木下・成田方面 | |
4・5 | 常磐快速線 | 上り | 柏・北千住・上野・(上野東京ライン)東京・品川方面 | 弥生軒あり |
6・7 | 常磐緩行線 | 下り | 取手方面 | |
6~8 | 常磐緩行線 | 上り | 新松戸・(千代田線)北千住・大手町・代々木上原・(小田急電鉄)唐木田・伊勢原方面 | 8番線は平日の朝夕のみ使用 |
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は31,590人である。
利用状況比較表
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 31,387人 | 62,774人 |
2009年(平成21年)度 | 30,995人 | 61,990人 |
2010年(平成22年)度 | 30,425人 | 60,850人 |
2011年(平成23年)度 | 29,989人 | 59,978人 |
2012年(平成24年)度 | 29,925人 | 59,850人 |
2013年(平成25年)度 | 28,700人 | 57,400人 |
2014年(平成26年)度 | 29,872人 | 59,744人 |
2015年(平成27年)度 | 30,345人 | 60,690人 |
2016年(平成28年)度 | 30,866人 | 61,732人 |
2017年(平成29年)度 | 31,172人 | 62,344人 |
2018年(平成30年)度 | 31,584人 | 63,168人 |
2019年(令和元年)度 | 31,590人 | 63,180人 |